瓜を破る、2巻が刊行された。1巻と2巻の間は1カ月と開かなかったのだが、もう書き溜めはほぼないので3巻はしばらく先だと思われる。
作品名 | 瓜を破る |
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作者 | 板倉梓 |
ジャンル | 女性漫画 |
出版社 | 芳文社 |
雑誌 | 週刊漫画TIMES / ラバココミックス |
巻数(単行本) | 9巻まで配信中 |
巻数(単話版) | 64巻まで配信中(コミックシーモアで先行配信中) |
価格 | 単行本:715円(税込) 単話版:110円(税込) |
無料情報 | 単行本1巻が無料(3月31日まで) 単話版19話まで無料(3月31日まで) |
瓜を破る【2巻】あらすじ
主人公が代わったわけではないが、しかし本巻の手前半分くらいは例の年増キャリアウーマン、味園みゆき(39)の過去や交友関係に焦点をあてた内容となっている。
表紙も飾っていることだし。
後ろ半分ではまい子のエピソードに戻る。
鍵谷千里(かぎや せんり)という、まい子のオフィスの出入りの業者(コピー機のメンテナンスを担当している)の青年が1巻からちょい役で出ていたのだが、その青年に対しぶっちゃけるとナンパ同然の勢いでまい子の方からアプローチして、デートに持ち込む。
そして初デートでそのまま家に誘ってしまう。
瓜を破る【2巻】ネタバレ
1巻末と2巻冒頭の間では三日の時が流れていて、みゆきはその間、同棲していた恋人の真にLINEを送り続けているのだが、どうも見ていないらしくまったく既読もつかない、ということが最初に説明される。
真は何の前振りもなく出て行ったわけではなく、「タイに旅行に行こう」と誘われたのをみゆきが手厳しい言葉で(仕事が休めない、と言って)断った後、部屋の荷物をまとめて失踪したのである。
いろいろ過去のことなどを思い返すうち、「今の自分はまるで怪物みたいだ」(※文脈としては、仕事の鬼、みたいなニュアンス)「こんな自分と一緒にいたいと思わなくなるのは当然かもしれない」みたいなことを思い、いろいろ反省し、仲の悪かった同僚と仲直りしたりもするみゆきなのであった。
ちなみに、別れる別れないはともかくとしてとにかく話はしなければならないと決意して真の会社に出かけていくのだが、そこにも真はおらず、聞かされたのは「休職してタイに行っている」という話であった。このへんの話は2巻ではここまでである。
さて、では鍵谷くんの話に移る。彼はゲーセン通いをしている趣味のゲーマーである。ケータイに格闘ゲーム『吸血鬼退治人』のキャラクターのシールを貼っていて、たまたままい子がそれを知っていたのをきっかけに話がプチ盛り上がった後、まい子が鍵谷を食事に誘う。
鍵谷はさほど乗り気なわけではないのだが、童貞で女慣れしていないので「断り方すらわからない」という消極的な理由でとりあえずOKすることになる。
しかし二人ともデート慣れなどしていないので、金曜の夜だったということもあって待ち合わせで合流したのはいいがどこも店が開いていない。仕方ないからファーストフード店に入ることになる(さすがにここまでグレードを下げれば席の空きはあった)。ここで、鍵谷はまい子より3つ下の29歳であることが分かる。
で、そのあとどうするかというと、鍵谷のいきつけのゲーセンに行くことになる。例の『吸血鬼退治人』をするのである。これは最近のゲームではなく、20年くらい前に流行ったレトロゲームだそうで、まい子も子供の頃にやっていたらしい。
で、ゲームで盛り上がって閉店時間(23時)まで盛り上がった末、意を決してまい子は鍵谷を自宅に誘うのであった。というところまでが2巻。
瓜を破る【2巻】感想
まい子の話は今巻分だけ見ると初々しい(二人ともアラサーですけどね)初デート回なのだが、みゆきの方の話はえぐい。それが悪いというのではなく、大人の関係をきっちり書いていて、読者の心を刺してくるということである。
みゆきの話もまだこれで終わりとは思えないし、平行していく形で群像劇的に進んでいくのではないかと思われるのだが、いずれにせよ今後の展開もまた楽しみだ。
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