漫画「瓜を破る」第3巻の見所や感想をお届けしていく!電子単行本の第3巻では第15話~21話までが収録されています。
作品名 | 瓜を破る |
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作者 | 板倉梓 |
ジャンル | 女性漫画 |
出版社 | 芳文社 |
雑誌 | 週刊漫画TIMES / ラバココミックス |
巻数(単行本) | 9巻まで配信中 |
巻数(単話版) | 64巻まで配信中(コミックシーモアで先行配信中) |
価格 | 単行本:715円(税込) 単話版:110円(税込) |
無料情報 | 単行本1巻が無料(3月31日まで) 単話版19話まで無料(3月31日まで) |
瓜を破る【3巻】あらすじ
さて、まい子が鍵谷を自宅に誘ったところからである。とりあえず二人でコンビニに入る。お酒とか買う。まい子は、コンビニの棚に並んでいるコンドームの箱を見てドキドキしている。いや、さすがに買いはしないのだが。
そして部屋に到着。
「男の人が部屋に来るのはこれが初めて」だそうである。
酒を酌み交わし、いろいろ話をする。といっても、たいした話をするわけではないからいちいち解説はしない。それより、いいムードになる。キスをする(まい子の方から)。鍵谷の方もまい子を抱きしめる。
ところがここで事態が一変する。
突然、鍵谷が「すいません」と一言だけ言い残して、部屋から出て行ったのである。そのまま本当に帰ってしまった。部屋の中では、ニュースが流れていた。将棋のなんとかいう若い二冠のプロ棋士が誰それに勝ってどうちゃら、という内容であった。
瓜を破る【3巻】ネタバレ
その後、まい子はものすごく落ち込んだ。なんだかさっぱりわからないがなんにせよとにかく自分に非があったに違いない、と思い詰めている。そもそもそういう性格なのである。
作中の時系列展開とはちょっと違うのだが、このまま…まい子と鍵谷の話を続けよう。
鍵谷からはなんの音沙汰もなかった。まい子はまい子で、怖くてメールすら出すことができない。ある日、意を決して前に一緒に行ったゲームセンターに行ってみた。果たして鍵谷はそこにいた。いたが、まい子は話かける勇気を持つことができず、背を向けて走り去ってしまった。
ところがである。鍵谷は、雨の中まい子を追いかけてきた。
まい子の自宅のマンションのエントランスでようやく追いつく。濡れネズミであるので、とりあえずまい子は鍵谷を部屋にあげることになった。濡れネズミだから、というのは口実で、明らかに下心があると思うのだがそれはそれ、とにかくそういうことになった。まい子の話はこれで次巻に続く、となる。
巻中の描写としてはさかのぼって、別のヒロインの話がまだこの巻には二つある。一つはまずみゆきの話の続きである。まず、みゆきの銀行口座の金が突然増えていた。40万円ほど。真からの振り込みなのだが、理由がよくわからない。連絡は来ていない。手切れ金にしては安すぎる。
ともかく、なんにしても本人を捕まえて話をしないことには話にならないわけで、みゆきは有給休暇を取得し、タイまで真を探しに行くことになった。なかなか無茶な話である。タイという国は、日本よりも(面積が)広いのである。
もうひとつの話は、まい子の会社の同僚、塚田という女性の話である。
塚田には付き合い始めたばかりの彼氏がいる。いい感じの彼氏で、関係もうまくいっているのだが、塚田という女性はちょっと性格にドライなところがある。はたからみると、冷たい女、という印象に見られることもなくもない。だが彼女はちょっとしたきっかけからそんな自分を見つめ直すようになり、彼氏ともいい感じにうまくいくのであった。3巻おわり。
瓜を破る【3巻】感想
この作品は掲載誌を追っかけて先の方まで話の流れを知っているので「そういえば単行本はまだこのへんだったっけ」という感じの印象ではあるのだが、いちおうこの巻で鍵谷の側の回想がさしはさまれてたりもするので書いてしまうと、鍵谷が最初の日にまい子を突き放した理由はまい子にあるのではなく、原因は「将棋」に関することである。
つまり、まい子がたまたま付けただけのテレビから流れてきたニュースの内容にショックを受けた、ということだったのだ。
もっともこれ以上詳しいことは4巻でまた本人の口から説明されることになるので、またそのときに、ということで。
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