カルト宗教サスペンスドラマ『スマイリー』、第七巻である。
スマイリー【7巻】あらすじ
えー、前巻末で恵が出てきたところから始まるわけだが、ちょっと恵&笑光と話をする程度で、巻の後ろ半分くらいはひたすら恵の回想シーン。
彼女が入信から今まで何をやっていたのか、ということが説明されるわけだが、綺麗に終わっていないところで次巻に続く、となるので、正直何がどうなってるのかよく分からない部分も……まあいいや。とにかく引き続きネタバレのご紹介をしていこう。
作品名 | スマイリー |
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作者 | 服部未定 |
ジャンル | 青年漫画 |
内容 | ホラー / サスペンス / ミステリー / 宗教 |
出版社 | 日本文芸社 |
価格 | 792円(税込) |
巻数 | 9巻まで配信中 |
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スマイリー【7巻】ネタバレ
細かく説明していくと、恵に会ったシーン(その前何をしていたのかはぜんぜん説明されておらず突然そのシーンだったわけだが)の四日前、教団内を捜索していた主人公が、ホルマリン漬け(と明記されているわけじゃないが、多分)の人間の顔の皮が大量に保存されているのを発見してしまう。そんなもの、何にするんだろう?宗教上の理由があるのかな。ともかく、そこで主人公と恵は会話を交わしている。で、四日後の面会の場所を指定されたらしい。
恵、恵と言っているがその場には笑光もいるわけで、そっちがメインともいえる。前にこれを説明したものかどうか覚えていないんだが、笑光と主人公は子供の頃に会っている。幼馴染というほど親しくはないが、同じ公園で顔を合わせたことがあるらしい。笑光はその後家事に遭い、奇跡的に生還し、教祖になるわけだが、それとは別の問題として、先天的な特異体質で子供の姿のままであるらしい。
で、笑光は主人公と会いたがっていた。なぜ会いたがっていたのか、ということまでは今巻では説明がない。
で、回想シーンである。既に判明している事実と、たいした意味のない事実はおいといて、恵は娘が死んだあと、友人の誘いで心笑会に関わるようになった。それ自体はスムースな流れなのだが、別に教えに心ひかれたとか、そういうことではないらしい。「入信しないとまた娘さんの事件みたいなことが起こるかもしれませんよ」と幹部のひとりに言われて、それはどういうことなのか突き止めるために、教団内に潜入したということであるらしいのである。
当初、ジャーナリストと刑事のコンビと組んでいたのだが、そいつらは教団内で始末されてしまったらしい。その先のことについてはあまり説明がないままだ。
さて、もう一つエピソードがある。ずっと出てきている刑事についてである。教団の幹部である警察庁のお偉いさんの身辺を洗っていたら、その妻という女に線が辿り着いたのだが、なんとその女というのが、その刑事の、昔失踪した母親だったらしい。え?なに?どういうこと?どういうつながりがあるの?重要な伏線なのかもしれないけれど、何がどうなってるのか正直いってよく分からない。まあ、多分これは伏線だろうからまた説明があるだろうとは思うが。
さて、今巻のラストシーンでは主人公は恵にナイフで刺される。死んではいなさそうだけど……恵の行動の動機そのものがよく分かっていないので、もうなにがなにやら。といったようなわけで、次巻に続く。
スマイリー【7巻】感想
正直言って今巻だけ読んで感想と言われても困ってしまうなあ、という部分がある。
恵の回想シーンはまだ終わっていないので(肝心の、そのあとどうして幹部になったのか、というところがまだ説明されていないので……)、にんともかんとも。
なんか、笑光の妻に選ばれたみたいなことを言われてはいるのだが、笑光がなぜ恵をそういう対象に選んだのかも、ぜんぜん分からない。ふたりの接点自体がまだ描かれていないわけなので。
それにしても、最後のパズルだった「笑光の外見の謎」も「単なる特異体質」ということに落ち着いたので、やっぱりこの物語には超自然的なところはないということのようである。まあ、サスペンスですからね。うむ。
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