本作品は2巻で完結である。
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漫画「部屋にマッチョの霊がいます」2巻あらすじ
えー、木葉が職場でいい感じの人間関係を築けるようになってきた、という感じの雰囲気のところで2巻に続くとなったわけであるが。
前に消えてしまった二人目のマッチョ幽霊、「リサ」の生前に関する情報が分かったので、それを調べに行こう、ということになる。
リサはサーファーの霊である。サーフボードが手がかりなので、海辺にあるサーフボードショップを訪れることになる。そこでリサの生前に関する多くの情報が手に入ることになる。
ローカルサーファー「オグリサ」(本名 オグリサイスケ)という名前で結構(狭い業界の中では)有名であり、大きなサーファーの大会で優勝したりなんだりしていた人物であったらしい。
それはそれでいいとして、リサには弟がいる。こっちはリカと呼ばれている。本名オグリカツヤ。マッチョメンだったリカとは違って、細面とは言わないまでも普通のイケメンである。
木葉は正直に「自分のところにリサの幽霊が現れ、弟に告げてほしいと言ってこれこれこういう話を預かった」という流れで、リカに伝言を伝えることになる。リカは半信半疑ではあるが、一応、「もしそれが本当なら嬉しい」というようなことになって、一件落着。
漫画「部屋にマッチョの霊がいます」2巻ネタバレ
さて、話は変わって。木葉の本屋では、地元の情報誌が主体となった町おこしイベントの一環として、地元の絵本作家の作品を取り上げて「読み聞かせ会」なるものを開く事になった。木葉はその作品に関するPOP作りを任せられることになる。
それと並行して、前巻から続いているトラブルも続く。例のクレーマー客である。何を考えてるのかさっぱり分からないが、なんだか知らないが木葉を逆恨みしているようで、いろんな嫌がらせを繰り出してくるのである。口コミサイトへの嫌がらせレビューの投稿であるとか(地味だけど)。
だが、それだけでは済まない。なんと木葉の家の前にまで現れる。具体的に何がどうというわけではないが非常に不気味である。どうも尾けられたらしい。やることがだいぶ尋常ではなくなっている。
嫌がらせはまだ続く。今度は、買ってもいない本を「不良品だったから返品させろ」とゴネてくる。木葉がひとりでレジを打っているときを狙ってである。だが、アッコとの付き合いを通じて少しは精神的に強くなっている木葉、「証拠となるレシートがないと返品には応じられません」と突っぱねる。
これが引き金だったのか、ストーカー男は最後の凶行に出る。木葉の部屋に不法侵入してきたのである。言い分は支離滅裂で、もう何を考えているのか分からない。精神異常者か何かなのかもしれないが仔細な説明はない。
だが、アッコが決死の力で起こしたポルターガイスト現象にストーカー男が気を取られた隙に、木葉はストーカー男をアッコから教わった護身術でノックアウトすることに成功するのだった。ストーカー騒ぎはこれでおしまいである。
その後、木葉が「読み聞かせ会」の主役を演じることになり、その後……
ここから先が本当のネタバレとなる。
アッコは「実は生きていた」。
幽霊だが死霊ではなく生霊だったのである。病院に意識不明の状態で入院していたアッコのところを、木葉が訪れるシーンで、この物語は幕となる。
漫画「部屋にマッチョの霊がいます」2巻の感想
落ちは例の原作「部屋にオカマの霊がいます」と同じなので、筆者は知っていた(ちなみに、ストーカー騒ぎがあるのも同じ。ストーカーの人物像はぜんぜん違うのだけれど)。
だが、何しろ円満完結を迎えるのが難しい場合が多い4コマ漫画(この漫画自体は4コマ漫画ではないが、掲載は4コママンガ誌であったので)において、無事に全2巻、完結を迎えられたのはまずは実にめでたいことである。めでたしめでたし。
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