『1日外出録ハンチョウ』もはや4巻である。スピンオフ元の『トネガワ』はアニメ化されたが、こっちもアニメ化されるだろうか?そのうちに。
漫画「1日外出録ハンチョウ」4巻あらすじ
例によってこの作品は連作短編形式である。
久しぶりに基本的な設定を語ったりなどすると、帝愛という金融グループの債務奴隷にされて地下の工事現場で働いている主人公・大槻らは普段は味気ない監禁暮らしをしているのだが、たまに『一日外出券』というものを買って外で気楽な生活を楽しむのだ。
さて、といったところでネタバレに進もう。
漫画「1日外出録ハンチョウ」4巻ネタバレ
武器
いつもの子分ズ、沼川と石和を連れてオイスターバーを訪れる大槻。三人とも昔ノロに
当たったことがあるので「生牡蠣はやめておこう」という予定だったのだが、結局誘惑に抗しえず、生のやつもどんどん注文する。当たりでもしたら地下の強制労働でえらい目に遭うわけであるが、幸いにもというか三人とも無事であった。なお、タイトルの武器とは牡蠣のノロウィルスのことを指している。
流浪
地下は基本的に人口密度が高いので、うるさい場所であるらしい。その上、自分に懐いている子分たちまでいるのだから「静かに一人になれる時間」などというものは普段の大槻にはない。そこで大槻は今回は一人で一日外出券を取り、ローカル列車気ままな一人旅に出た。静かなところを静かに旅してみると、強制労働空間の喧騒なども逆に恋しくなってくる大槻なのであった。
高低
何の気まぐれか、わざわざ外出して「日高屋」(実名でそのまま出てくる)になど入る大槻。注文は半チャンラーメン。しかし分かる人には分かると思うが、日高屋の半チャンラーメンは(値段の割にはだが)うまいのである。そこで値段が安くてそこそこという店を行脚することにする大槻だが、最後に「すごくうまいけど高い親子丼の店」に入ってみることにする。確かにおいしいんだけど、コストパフォーマンスという店で画竜点睛を欠いたので、ちょっとがっかりなのであった。
黙言
昔(社会人時代)によく足を向けていた駅前にやってくる大槻。懐かしい天丼屋に行ってみたら、なじみの店主はいなくなっていた。どうやら娘婿が店を継いだらしい。それはいいのだが、天丼屋であるにも関わらず「食後にデザートを出す」というどう考えてもそれはちょっと違うだろなサービスをされ、大槻はそのプディングをそっと半分残すのであった。
就寝
例によって沼川と石和を連れて外出する大槻、今夜はビジネスホテル泊。何をするのかと思えば明日はキャンプであるらしい。それはいいのだが、明日のキャンプが楽しみすぎて眠れなくなる大槻であった。子供か。
実無
またまた沼川と石和を連れて外出。今回は一通りのプランを済ませてから話が始まる。フリスビーを投げて遊んだりしたらしい(子供か)。で、夜はファミレスで済ませることになるのだが、まるで学生みたいなノリで物凄くくだらない話題で一晩中盛り上がる三人組なのであった。
決算
今日も今日とて沼川と石和を連れて外出であるが、今回は遊びに出たわけではない。忘れそうになるが大槻は地下で賭場を仕切って荒稼ぎをしているわけであるが、それについての決算報告などの打ち合わせである。だが場所がカラオケボックスなので、なんとなく歌い出したりもする。
屑落
地下に新しい債務奴隷がやってきた。カモが増えるとほくそ笑む大槻なのだが、なんとその人物は沼川の旧友であった。さすがに忍びないので、ギャンブルでカタにハメるのはやめてやってほしいと沼川は嘆願する。大槻も聞き入れる。だが、何しろ会うのも久しぶりなので、なんとなくギクシャクしてしまう旧友二人であった。
漫画「1日外出録ハンチョウ」4巻の感想
相変わらず安定して面白い。というか、正直個人的にはトネガワよりも好きなので、こちらもアニメ化しないかなーと思うことしきりである。
1日外出録ハンチョウ(4)
地下で働きながら、「1日外出券」で地上を楽しみ尽くす男、大槻班長‥! 気心の知れた友人とダベるファミレス‥‥選曲を気にすることのないカラオケ‥‥ノロを気にすることのない牡蠣喰い‥‥! たった1日、全力で過ごせば、どんなクズでも幸せになれるっ‥‥! 『カイジ』の飯テロ・スピンオフ第4巻!!
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