漫画「1年A組のモンスター」第7巻の見所や感想をお届けしていきます!
藪つばきの巻き起こした事件が表沙汰となり、あらゆるところへ波及。学校内から外まで様々な波乱と混沌が押し寄せていく。
7巻はそんな中でも自見は天竺先生が受け持つクラスの問題児を忠告。パパ活女子高生を持ってしまった天竺。彼女の苦悩や情けなさが明るみになっていきます。
同僚教師であろうが分け隔てなく辛辣な言葉を浴びせていく自見。理想ばかり求めて努力をしない同僚に捧げる言葉は最高にスカッとしますよ!
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1年A組のモンスター【7巻】ネタバレ
34話ネタバレ
藪つばきが巻き起こした事件が波及していく。一晩経っても学校の周りにはマスコミだらけ。学園の理事長である高山が会見を開いて質問に受け答えしていく。
その様子を見ていた教員達。
どこか手慣れた高山理事長、そして自見先生。
『まるでこの手の対応が初めてじゃないみたい』
そんな中、学校の屋上では恵利香と渚沙が対面。つばきがどうしてあんな事件を起こしたのか恵利香に問いかけていく。
裏で糸を引いていたのが恵利香であると気づいている渚沙。彼女へ責任を感じさせようと突っ込んでいくが…全てを選択したのはつばき自身であると言い切る恵利香。
『つばきちゃんはやっと正解に辿り着いたのね』
『自分がずっと守ってきたものには守る価値なんてなかったということに…』
場面は桃へ。
彼女のSNSにはつばきの情報を欲しがるマスコミなどから連絡が相次いでいた。そして小田真紀。彼女は渚沙と合流。録音音声を渚沙に渡したのにまだ公開していない事に不満を漏らしていく。
渚沙に真実を公開して欲しかった真紀。もう一度彼女に録音データなどを目の前で送信しようとするが…。渚沙は真紀のスマホを弾き飛ばしていく。
『ごめん…真紀…できない…ウチにはどうしてもできないんだ』
35話ネタバレ
渚沙は学校でつばき達を恨んでいる加瀬信子と遭遇。彼女の恨みはまったく癒えていなかった。
『触らないでよ!犯罪者の仲間のくせに』
衝突した人物が渚沙だと知ると叫ぶ信子。彼女はつばき、渚沙、恵利香などがやった事を絶対に許さないと語気を強めて伝えていく。
一方、職員室。
今回の件についてどう思っているのか自見に問いかける天竺先生。彼女へ辛辣な言葉を伝える自見。
『教職を正義のヒーローかなにかと勘違いされてるんですか?』
教師の本質を淡々と天竺へ伝えていく自見。教える事は教えてそれでも犯罪を犯すような生徒は知った所ではないと…。
そして自見は天竺が受け持つ問題児の生徒について忠告をしていく。生徒の名は「月下仁美」であった。
一方、正門前などはマスコミの大群。桃や万里も遠くから様子を眺めていた。そしてマスコミの集団に向かう生徒が一人。加瀬信子であった。
マスコミの堀端といった人間から名刺を貰って何でも知っている事があれば教えて欲しいと伝えられる。
『あります』
信子は堀端に伝えようとする。藪つばきの所属する1年A組には彼女だけじゃなくモンスターが複数存在すると…。
36話ネタバレ
加瀬信子の暴走を止めるべく現れたのが自見先生。信子を連れ戻していく。そんな中、記者の堀端は自見先生の名前を聞いて何かを思い出していく。
『あの教師…確か以前どこかで…』
場面はつばきへ。
彼女のもとへ父親のお抱え弁護士が現れる。そしてつばきへ診断書を提示。それは精神科の鑑定書であった。つばきは精神病を患っている診断を受けていく。
『通った覚えはないのだけれど』
全て揉み消す為のシナリオが一命を取り留めた父親によって既に仕組まれていた。つばきは精神科に通っていた事になっており、裁判では同情の余地を生んで刑を軽くする段取りであった。
『クソ親父…』
大人社会のずる賢さや汚さを教えていくお抱え弁護士。
場面は自見と信子。
彼女の怒りが自見にぶつけられていく。過去の事件と信子がダブっていく自見。彼女に声をかけていく。
『辛かったんでしょう…苦しかったんでしょう…報復したい気持ちは当然です』
珍しく信子の気持ちを汲み取っていく。その上で自見は告げる。
これ以上は無闇に策もなく戦うのはお勧めしないと。信子に対してこの件から手を引いて逃げるように勧めていく。
場面はつばきと弁護士。
恵利香のことをアイツと称して彼女が裏で糸を引いている事を匂わせていくつばき。
『アイツ…友達とはいったい誰のことを仰っているんですか?』
つばきは弁護士に伝える。背景にいる恵利香の存在。さらに過去の殺人から恵利香が父親も自分も全て操っている事を…。知らなくても良い事を知ってしまった弁護士。頭を抱える。同時につばきの意図を汲み取る。
『いったい何をお望みなんでしょうか?』
つばきは自見先生を思い浮かべて…会いたい人がいると弁護士に伝えていく。
37話ネタバレ
天竺先生の局面へ。
授業中も生徒はつばきなどの話題で盛り上がっていた。教師とは一体なんなのか…自問自答する天竺。さらに月下がまた遅刻している事に気づく。
学校の正門はマスコミだらけだったので塀をよじ登って校内へ入る月下。タイミング良く渚沙と衝突。彼女は月下の落とした封筒に大金が入っているのを目撃してしまう。
衝突した謝礼に1万円を手渡そうとする月下。断る渚沙。お金や権力が渚沙は好きなものだと思っていた月下。謝礼を断られて問う。
『じゃあ、どうして藪つばきなんかとつるんでたの?』
逆に聞き返す渚沙。どうして高校生がそんな大金を持っているのかと。場面転換。月下について調査していく天竺。すると同僚の教師から月下仁美は課題もやらない。授業態度も悪いと告げられていく天竺。
さらに最近では派手になってブランドバッグなども持って登校していると聞く天竺。彼女は最初に忠告をくれた自見が何か知っているかと思って尋ねていく。
『なぜそれを僕に聞くんですか?』
自分のクラスの生徒なんだから自分で調べろと言わんばかりの自見。そのタイミングで月下が現れる。
二人の教師を前にして笑顔を作って言い訳を並べ立てていく月下。しかし、高級ブランドバッグに目がいく月下。真意を尋ねようとするが上手く躱されて逃げられてしまう。
場面は教員室。
天竺の同僚教師。実は月下の秘密を突き止めていた。
『B組の月下仁美…私SNSの監視中に見つけちゃったのよね…』
月下はパパ活にてお小遣い稼ぎをしている問題児生徒であった。
38話ネタバレ
月下がパパ活している事を知らされる天竺。しかし、彼女はパパ活を知らなかった。
場面転換。
月下は渚沙を誘い出して行きたかったカフェへ。その店内で「有さん」といったオジサンと遭遇。少し気まずい雰囲気を醸し出す月下。彼は月下のことを「ルナちゃん」と呼んでいた。
『今度また会えるのを楽しみにしてるよ…お小遣いたくさんあげるから期待しといて』
なんとなく察する渚沙。
開き直って先程の有さんにパパ活してお小遣いを貰っている事を打ち明ける月下。
『偽名で学校も教えられない相手って絶対まともな関係じゃないだろ』
正面から正論を月下に伝える渚沙であった。
一方、教員室では天竺にパパ活を教えていく同僚。簡単に言えば援助交際であると教える。そして理事長から彼女に事実確認をするように指示を受ける天竺。
最悪の場合は月下は退学になる可能性がある事を伝えられていく。
月下に事について思い悩んでいく天竺。真向かいに座っている自見にどうしたら良いのかアドバイスを求めていく。
『知りません』
一言で一蹴する自見。自分の受け持つクラスではないので我関せず状態。天竺は教師について身の上話を自見に語っていく。そして重要な事を伝えようとした時…。
教員室に電話が鳴る。
対応する天竺。渚沙と月下の二人が警察に補導された連絡であった。帰宅しようとした自見だが一人は自分のクラスの生徒がいたので立ち止まる。
39話ネタバレ
二人が補導された交番へ。
事の発端は有さんに苛立った渚沙が彼に対して手を出した事が始まりであった。
『キモいから殴っただけだよ』
被害者である有さんは被害届を出さない方向で動いていた。しかし、何様だと怒る渚沙。しかし、有さんを庇う月下。本当にやめて欲しいと懇願していく。
取り敢えず形式的には和解となる。書類にサインをする事になるが彼の名前を確認する渚沙。本名は「石田誠」であった。
『お前やっぱり…』
彼も偽名を使って若い子を買っている事を察する渚沙。怒りがこみ上げる。しかし、渚沙の前に出て自見が有さんに謝罪していく。
大事に至らず事は穏便に済む。
そして天竺が月下に尋ねていく。何故、引き取りに親ではなく先生達を呼んだのかと…。
『もしかして…さっきの男性がパパ活の相手なの?』
親に連絡が行って欲しくなかった月下。しかし、自見が告げる。問題になった以上は学校側から親に連絡する義務があると…。
『最悪…もう稼げないじゃん』
本音を漏らしていく月下。
そして自見や天竺に愚痴っていく。
『この程度のことで違法違法って騒がないでよ…藪つばきのことは知らんぷりのくせに!』
そのままどこかへ立ち去っていく月下。
『追いかけないんですか?』
引き取った以上は生徒を自宅まで送り届けるのが教師の義務だと伝える自見。しかし、彼女を救う事に自信がない天竺。自見に協力を要請する。あーだこーだ言い訳をして何とか自見を協力させたい天竺。
我関せずの自見。
続けて自見に対する不満を漏らしては泣き出していく天竺であった。
『同僚なら助言のひとつぐらいしてくれてもいいじゃないですか』
場面は月下。
彼はパパ活相手である「織戸有」と合流していた。まだお金が欲しい素振りをしていく月下。
『そっか…よかったらもう一度…最後にデートしようか』
一方、自見と天竺。背後には渚沙もいるので教師の恥ずかしい部分は見せない方が良いと伝える。
そして淡々と理想ばかり追いかけて努力をしない天竺に対して辛辣な言葉を投げかけていく自見。
『人の足を不必要に引っ張る人間は職場にいりません…これ以上迷惑をかけるぐらいなら辞めてください』
この言葉を同僚からの助言とする自見。
一方、町中で撮影をしていた桃。終了時に通う学校の制服を来た生徒を発見。向かう方向を確認していくと…そこはラブホ街であった。衝撃を受ける桃。
ここで第7巻は終了。
1年A組のモンスター【7巻】感想
自見先生の芯がまったくブレないのが本当に最高!今までちょい役的な教師であった天竺先生にハイライトが当たる形になっていく第7巻。少しメインストリームから脱線する内容ですが、甘ちゃん先生に告げる自見先生の言葉が本当に爽快です!
藪つばきに関わる事件についてはこれから色々と進展が巻き起こっていきそう。何やら自見先生の過去を知るマスコミ記者も現れて波乱が巻き起こりそうですね。
最終的に誰がどんな罰を受けていくのか…。そして自見の隠された過去などまだまだ見所は沢山!地味な見た目の自見先生が女子高生の再生に奮闘する他とは違ったストーリーの味わえる漫画となっています!
興味が出た人は是非☆彡
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