見える子ちゃん【9巻ネタバレ】ギャグ色強めで原点回帰…重要人物の真相も明かされる!?

見える子ちゃん(9巻)

新章に入っていろいろ変わってくる『見える子ちゃん』9巻である。

見える子ちゃん【9巻】あらすじ

見える子ちゃん(9巻)

重要な登場人物がひとり(多分)初出し(ちなみに生者ではない)、重要な人物に関する真相がひとつ明かされる。そんな巻となっている。基本的にはギャグ成分多めなのだが。

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見える子ちゃん【9巻】ネタバレ

見える子ちゃん(9巻)

冒頭。みちる(モデルやってる少女。みこには姿を見ることができない)とその姉が自宅にいる。一緒にお風呂とか入ってる。実の姉妹なんだから別にいいんだろうけど、この姉が実は割とヤバい人であったことがわかる。妹の部屋を辞したあと、ドアに耳をくっつけて聞き耳を立てていたのである。虚ろな目で。ストーカー……でもないし虐待でもないと思うが、なんだろう。なんていうんだろうこういうの。姉であるところの人は生身の人間であるはずだが……。

さて、学校。みちるの姿を相変わらずみこは見ることができないわけだが、ロムに相談したら「とりあえずみちる嬢の写真を撮ってきてくれ」と言われたので、授業中に隠し撮りを始める。プロのモデルさんなので撮影禁止なのだが、仕方がない。割とノリノリで撮っていたら、あたりまえだけど本人にバレており、呼び出されて理由を問いただされる。

まさか本当の事情を説明するわけにもいかないので「綺麗だと思ったから」とか、本人はお茶を濁すつもりで適当に言ったのだろうと思うが多分同性愛者でみこに気のあるみちる、マジに受け取ってしまう。わたしも同じ気持ちよ、とか言い出す。かなり深い勘違いをしているようである。

ところでみちるがまとっている「黒い何者か」、善なるものかどうかまでは明瞭ではないが、少なくともみちるに害をなす存在ではなく、みちると感情を共有しているか、あるいは少なくともその感情に沿うように行動しているらしい、というのは前の方の巻から引き続きそんな感じである。

ところでみちるが担任教師に呼び出される。「テストが零点だったけど、どういうことか」と事情を問いただされるのである。択一の問題も結構あるので、わざとやるにしても零点をとるのはかなり難しい。本人は「努力はしているんです」とかなんとかよくわからないことを言っていて、要領を得ない。姉からは「クラスを変えてくれ」と要求されているのだが、というようなことも担任が言う。でも本人は変えてほしくないというので、変えないことになった。

さて、どうやら勉強ができないらしいみちる(本当にそうなのかよくわからないが)、みこが勉強を教えることになる。担任にそうするように言われたのである。「仲良しなんだろ?」とのことである。まあそう誤解しても仕方がない。

友達みんなで集まってみこの家に行くのだが、そこに新キャラ(多分。記憶にはない)がいる。みこの父、の亡霊である。はっきりと人間の姿をしているが、父は故人であり、死霊であるようだ。普段は自宅の和室にいて出てこないらしいのだが(地縛霊みたいだな)、なぜか今にいて、ほがらかにしている。みちるの連れている「黒い何か」と、父が使役しているらしい「何か」(動物霊っぽい)が接触するが、とりあえず敵対はしない。

ところで、みちるたちはそのままみこの家に泊まることになった。みちるは姉に事情を知らせていないらしく(ケータイ切ってる)、姉が押しかけてくる。らしい。というところで次巻に続く。

見える子ちゃん【9巻】感想

見える子ちゃん(9巻)

もともとそんなとびぬけて評判がいいという作品ではないし、アマゾンの感想欄など見ていると「展開がもっさりしている」みたいなコメントも散見されるのだが、個人的にはこの新機軸、嫌いではないなあ。

前の章みたいなシリアス展開がずっと続いて、みこが霊能者になっていくみたいな流れでは、やっぱギャグマンガとしては微妙かなーとも思うしねぇ。というわけでまた次巻を待ちます。


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原作・著者泉朝樹
価格693円(税込)

ある日突然、普通の人には見えない異形な存在が見えるようになってしまった「みこ」。彼女は彼らから逃げるでもなく、立ち向かうでもなく…精一杯シカトしつづける事に。怖いようで怖くない、新感覚ホラーコメディ!

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