漫画「血海のノア」ネタバレ!豪華客船旅行は地獄への片道切符!?

血海のノア

漫画「血海のノア」は里見有先生の作品。豪華客船で巻き起こる不可思議な出来事を追っていく物語。いきなり驚くような描写はないが終盤に向けて徐々に不気味だったモノが姿、形を現していく様が恐怖を誘ってくれる作品。

この豪華客船の主達は1巻で明確に明かされないが、あらすじに記載してあったので…(笑)吸血鬼である。吸血鬼達が血肉踊る晩餐会を楽しむ為、一般客は何も知らずに招かれてくる。

そんな船内の異変に気づいていくのが主人公であるカケル。また吸血鬼側ではカケルに懐くノアといった少女もいる。殺されそうになるカケルを守るノア…。彼女の真意は…。そして一般客は会員の正体に気づき、孤立した船から逃げ出す事ができるのか…。

じっとりとした恐怖を味わいたい人にお勧めの漫画です!

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血海のノア

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漫画「血海のノア」ネタバレ

冒頭はヒロインになるのだろうか…あかり達一家の出来事が描かれていきます。あかりの弟である「ゆずる」は船内で迷子に…。色々と探し回るが最終的に金髪外人ねぇちゃんが抱っこしていて一件落着。

次にカケルは船内であかりをナンパ中、弟が迷子になっている話を聞いていたので弟思しき人物を発見して追いかけていく。しかし、ゆずるではなく少女であった。彼女がノア。何故かノアはカケルに懐く。

一方、あかり達はゆずるの首元にある4つの傷跡に違和感を覚えるも虫刺されだと思って放置。

本当に序盤は淡々と物語が進行していくのみ。

動き出す会員達…!?

幸せ一杯の客船旅行といった感じなのだが徐々に不穏な空気が流れ始めていきます。ディナー中の一般客をマジックミラー越しに品定めする会員と呼ばれる団体。

異様な雰囲気に包まれていく中、徐々に船内の異常が動き出していきます。

ゆずるは夜中に起きて徘徊。追いかけてきたあかりを得たいの知れない場所に突き落としていきます。高齢の老人夫婦は就寝中に死亡。スタッフが手際よく二人を排除。

さらに特別イベントで開かれたマジックショー。ここでカケルに異変が気づく事に。ショーに出てくるのは見覚えのある一般客。マジックが終わると別人にすり替わっている事にカケルが気がついていきます。

カケルの中で嫌な予感と最悪の事態が脳裏をかすめていきますが、客船スタッフに問い詰めても上手く流されるだけ。さらに次から次へと特別イベントが開催。

仮面舞踏会で顕になる会員の正体…!?

1巻最後のイベントは仮面舞踏会。
このイベントでは顔を仮装した一般客と同時に会員と呼ばれる人間達も参加。途中、ノアに絡んだ一般客の子供がノアを平手打ちするシーンがあり。

ノアを叩いた子供は一瞬にして大人に消される恐怖を煽る描写がされていきます。

徐々に確実に不穏な空気で包まれていく会場。ノアはカケルを見つけて手を引っ張ってどこかへ連れ出そうとします。そんな時、カケルと一緒に旅行に来ていた友人・トマが一緒に踊っている女性から首元を噛まれそうになるシーンを目撃。

見られた事を認識した女は一直線でカケルの方に飛びかかってきます。カケルが反応できない程の速度で…。同時にカケルの唇を噛むノア。

『君は…君たちは何?』

謎多きまま1巻は幕を閉じていきます。

漫画「血海のノア」感想

血海のノア

淡々と進行するサイコサスペンスといった感じだろうか。ゆっくり…でも確実に会員と称する人間達の魔の手が迫ってくる恐怖の感覚が良く描写されている作品。

流行りの派手で突飛なホラーなどではなく、物静かで不気味に吸血鬼達が牙を剥いていく感覚。ゲームで言えばリメイクが大絶賛されているカプコン「バイオハザードre:2」のようなじっとりした恐怖を味わせてくれる漫画に仕上がっています。

今後どのような展開になっていくのか知りたい注目作。試し読みも可能なので興味が出た人は是非、チェックしてみてください。物静かに始まるホラー好きな人にピッタリだと思います!


血海のノア

血海のノア

原作・著者里見有
価格726円(税込)

豪華客船に乗り込んだ、あかり達一家三人。「楽しい国内ツアー」という触れ込みだったこの旅行は、実は吸血鬼たちが支配する、地獄への片道切符だった――。何処にも逃げ場のない孤立した海上で、一人、また一人と乗客が殺されていく――。★単行本カバー下画像収録★

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