カグラバチ(1巻ネタバレ)奪われた妖刀を取り戻し…父の復讐を…チヒロは双城を倒せる!?

カグラバチ
著者 外薗健
雑誌 週刊少年ジャンプ
出版社 集英社
ジャンル 少年漫画

週刊少年ジャンプ連載のバトルアクション漫画、『カグラバチ』をご紹介する。とりあえずは1巻だけ。

カグラバチ(1巻)あらすじ

一言でいえば「刀鍛冶だった父親を殺された剣客の少年が、復讐のために悪党どもをばったばったと切り捨てていく」という種類の作品。

まず、舞台は「現代の日本」の「東京」なのだが、現実の日本や東京とはだいぶ違う感じの日本と東京である。妖術なるものが当然に存在していて、あとつい最近「戦争」というのがあって、日本は勝ったらしい。第二次世界大戦のことではなさそうだが、詳しいことまでは1巻では語られていない。

主人公、六平チヒロはもともと刀鍛冶の父、六平国重のもとで刀鍛冶の見習いとして修業をしつつ、平和に暮らしていたのだが、ある日悪漢たちに襲われて、国重の打った「妖刀」と呼ばれる六振りの刀を奪われた。国重も殺されてしまった。その妖刀、ただのすごい刀ではなく、国を動かすほどの力というのが秘められているらしい。

で、刀の情報を探していたわけだが、付き合いのある情報屋のところに「すごい刀を持った悪い奴に追われている。助けてほしい」という子供が現れた。というところから、だいたい1巻のストーリー展開が動き始める。

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カグラバチ(1巻)ネタバレ

その子供はシャルと名乗る。一文無しなのだが、どうも本当に重要な情報を持っているらしいということで、チヒロはシャルを保護することになる。保護する以上は衣食住も保証しなければならないわけで、とりあえず蕎麦屋に入ったら、いきなり襲われた。爆発するダルマを操る妖術師。本名はあるのだが、紹介するほどのキャラではない。通称ダルマ。

ダルマはシャルを追跡していたので、チヒロとは直接的には関係がない……と思っていたのだが、チヒロが妖刀(七本目。これは奪われず、チヒロが所有している)を操るのを見て興味を示す。それでチヒロに勝負を挑むのだが、チヒロは最初から強い系の主人公であるらしく(剣術をやり始めてからまだ三年だそうなのだが)、敗北して、チヒロの仲間である柴という青年によって情報を引き出される。

その情報によると、チヒロの父の遺産であるところの六本の妖刀のひとつ「刳雲(くれぐも)」を、双城という男が持っているという。名前からうっすら分かる通り、雲を操る(?)力があるということらしい。

双城は足を洗って真人間に戻ろうとしたダルマを始末し、チヒロのもとに現れた。バトル開始。というところで、2巻に続く。

カグラバチ(1巻)感想

カグラバチ

この作品、前述の通り週刊少年ジャンプでやっているわけだが、大変に評判がよろしい。どれくらい評判がよろしいかというと、「次のジャンプの看板!」「ポスト・ワンピース(連載終了が近いらしいので)の本命筆頭!」とか、それくらい言われているというほどである。

そういう風に言われているので、ひとつどんなもんかと気になって読んでみたというわけなのだが、ポスト・ワンピースというほど物凄い作品になれるかどうかはともかく、面白いのはもちろん面白い。面白くもないような漫画がジャンプの看板として期待されるようなところまで行くわけはないのであり。

ただ、批判というか、「ワンピースやドラゴンボールの域に行くには一つ欠けている要素があるのではないか」と言われているのが、「作中の治安が悪すぎる」という点。ふつうの人たちがふつうに生活している感じ(言うなれば生活感)みたいなものは1巻時点では薄く、血なまぐさい世界観が割と貫き通されている感じではある。まあ、そうはいってもまだ1巻だけど。

というわけで、まだ1巻であるので、当然2巻も出るわけである。2巻は2024年5月の頭くらい。いちおう、先行きが気になるので、たぶんそれもご紹介するんじゃないかと思う。じゃ、またそのときにということで。

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