外道の歌3巻は18話〜25話が収録。トラと菜々子の日常系。善悪の屑で登場した洗脳おばさんである榊ヨシ江の養子も登場してカモ・トラに復讐をしようとする。
外道の歌3巻を100%楽しみたいなら先に善悪の屑2巻を読んでから外道の歌3巻を読むこと推奨。3巻は善悪の屑2巻で登場する榊が関わってくるからだ。
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漫画「外道の歌」3巻のネタバレ
第18話
トラと菜々子の日常系を描いた話。
二人は「かまいたちの夜」をパロディしたようなゲームである「オトギリの夜」で遊ぶ。ゲームしているとホラーゲームなのにエロシナリオに入る。トラと菜々子の間に妙な空気が醸し出される雰囲気は漫画ながら伝わってくる。そしてこれから〜といった部分でカモが部屋の襖を開ける。ゲーム画面を見て一言「早く寝なさい」…。
普段はグロくて重苦しい話の多い外道の歌シリーズの中でもコメディ系で和める話になっている。
第19話
ある家庭に和田アキ子みたいな女性がいて、指示を出している。
この家庭は妹夫婦が両親を殺したようで兄、妹、義弟が和田アキ子のような女性に脅されて命令を聞いている。淡々と物語が展開されていき、兄、妹で義弟を手にかける。
この話の終盤、5人の男女が集合して話し合いをする。和田アキ子のような女性は一枚の写真を見て「ママと連絡がつかなくなって半年以上…」と呟く。その写真は善悪の屑で登場する洗脳おばさんこと榊ヨシ江だった。
第20話
5人の男女は榊ヨシ江の養子だった。養子組は榊失踪に二人の人物が関わっていることを掴んでいた。榊が関わっていた人間の一人に会いに行き、二人組(トラ・カモ)を見つけようとする。
そして養子組はトラ・カモのことを知っている一人の子供に辿り着く。そう、この子供は榊の洗脳事件のことをカモ・トラに伝えた子:愛美だ。善悪の屑で登場している。和田アキ子のような女性こと奈緒子は愛美とコンタクトを取り、カモ・トラの居場所を聞き出そうとするが警戒されてしまう。
第21話
榊の養子組:奈緒子達のターゲットが愛美の家庭になってしまう。道端でわざと愛美の父親とぶつかり怪我をしたことに。
第22話
怪我を盾にして養子組は愛美の家庭へと忍びよっていく。養子組は愛美の家庭に華代、葉介を潜入させて家庭をかき乱していく。
第23話
愛美の父親が養子組達に殺される。
次に愛美の母親も拘束。夜、愛美が起きると拘束されている母親がおりマスクを被った養子組も。トラ・カモのことを喋らないと母親も父親のようにすると脅されて愛美はトラ・カモが住む古本屋の場所を教えてしまう。
第24話
榊の養子組がカモメ書店へ侵入する話。
しかし、愛美の報告で事情を知っていたカモ、トラはカモメ書店で待ち伏せ。一気に養子組のリーダーである奈緒子を拘束する。
第25話
榊の養子組のリーダーである奈緒子に報復をする話。
まさにこの漫画らしいグロい報復を行っていく。奈緒子は拘束されている。カモが電動ヤスリの電源を入れる。足から体にかけて奈緒子の体を電動ヤスリで削っていくのだ。削っている直の描写はないが無残な姿になっていることだけは周りの様子だけでわかる。
愛美、母親は無事。
二人は実家に戻り両親と暮らす決意をする。愛美の優しい一言に泣くトラ。無表情のカモだが愛美の去っていく背中を見ながら拳に力が入っている。
漫画「外道の歌」3巻の感想
外道の歌3巻は善悪の屑2巻で登場する榊といったおばさんの養子縁組が起こす事件を中心に展開されていく。なので善悪の屑2巻を読んでいないと話の繋がりがわかりにくい。
養子組のリーダー奈緒子に復讐するシーンは爽快だが愛美が切な過ぎる巻でもある。
善悪の屑に比べると復讐までのテンポは悪くなっているが各人物のヒューマンドラマが色濃く描かれるようになっており、被害者の気持ちが痛いほどに伝わってくる漫画に仕上がっている。また加害者視点も充分に描かれている。
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ネタバレまとめ