漫画「ガンニバル」第12巻をご紹介。電子単行本の12巻では第102話~110話までが収録されています。
今回は怒涛の展開!
あの影に隠れていた人物がラスボス的な存在へ!
そして供花村の人食いに関する真相も全てが解き明かされていきます。
大悟は娘のましろを救えるのか…。恵介も度重なる葛藤の中…遂に覚悟を決めていく事へ。
恐ろしく禍々しい狂気の人間模様が描かれるカニバリズムサスペンスも最終章に突入です!
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目次
ガンニバル【12巻】ネタバレ
102話ネタバレ
「あの人」こと白銀と対峙する大悟と恵介。両者ともに白銀へ銃を向けていく。しかし、白銀を庇う大悟の娘であるましろ。
『撃てよ…何を迷うとるんじゃ…俺は…』
白銀を前にして躊躇いが生まれる恵介。さらに意識化の中で銀の亡霊が現れて恵介に大悟を撃つように誘導していく。
そして恵介の銃弾は大悟を貫通。深手を負った大悟は白銀に地面へ叩きつけられる事へ。
場面は岩男へ。
宗近を追い詰めていた岩男。彼の父親である正宗が岩男を制止。恵介の居場所を教える代わりに息子を殺さないで欲しいと懇願していく。
『案内せぇ…じいさん…恵介は俺が止める』
場面は恵介へ。
大悟を撃ってしまった重責から事件に何度も頭を叩きつけていく。それを止める白銀。さらに岩男と後藤家の面々が到着。
裏切らなかった恵介を褒め讃えて祭りの準備が整ったと士気を高めていく。
一方、遅れてやってきた後藤家の人間。彼は供花村全体に警官隊が包囲している事を岩男に告げていく。
『この村は戦場になる…国との喧嘩の幕開けや…』
103話ネタバレ
供花村を包囲する警官隊。リーダーの男が隊員に告げていく。抵抗の意志がある判断すれば即反撃して良いと。
『これは戦争ではない…国相手に喧嘩売った少数を圧倒的な力で捩じ伏せる』
報告を聞いて血が滾る岩男。
さらに警官隊も女や子供の命は取るまいと判断。自分達が死んでも種は残るから大丈夫だと腹を括っていく。
さらに恵介も表情が一変。
後藤家の長として警官隊と戦う覚悟になったのか…。鋭い顔つきで岩男の言葉に賛同していく。
一方、供花村には恵介の母親である後藤藍も刑事と共に足を踏み入れいていく。
大切な人の無事を祈る有紀、藍、すみれ。一方では着々と祭りの準備が進められていく。
104話ネタバレ
供花村に来た当時を夢の中で見ていると恵介に起こされる大悟。
『目ぇ開けろ…駐在…おまえも喰えや』
そう伝えるとの生肉の塊を大悟に差し出す恵介。
『狩野やおまえが言っとる通りや…俺達は人間を…』
その言葉で脳裏にましろが思い浮かぶ大悟。拘束されたロープを解こうと怒号して暴れまわる大悟。目の前には今まさに白銀はましろに食いつこうとする瞬間であった。
『泣かないで…』
食いつこうとする白銀にましろが放った一言。その言葉を聞いた白銀は突然、嘔吐し出していく。さらに白銀へ銃口を向けていく恵介。銃声が鳴り響いていく。
105話ネタバレ
恵介の放った銃弾は白銀の頭部を捉えていく。抉れる頭。
『ごめんな…白銀』
この場の全員を殺そうと考えて銃口を後藤家の面々に向けていく恵介。裏切った恵介に怒りを爆発させる後藤家。
そんな中、白銀が後藤家の面々に恵介を撃つなとサインを出していく。
『殺さないで』
白銀から放れた言葉。恵介を殺すなと捉えて彼の最後の遺言だと考える岩男。後藤家の面々に銃を収めさせていく。同時に白銀は自分自身を食いちぎっていく最後へ。
106話ネタバレ
最後に自分の腕を食いちぎって倒れる白銀。
『見事や白銀…美しい最後や』
彼の最期を見届けて涙を流す正宗。白銀の行為を見て涙を流すましろ。
恵介が後藤家の面々に伝えていく。
『この娘を喰わなんだことこそが…己が父の最期の意志』
ましろを生かす事を伝え…後藤家の面々にも戦って死ぬのではなく生きろと投降させる事を伝えていく。
『罪背負ってでも生き続ける姿…子供らに見せていこうや』
銃を置いて膝を崩す後藤家の面々。
恵介の言葉に従う中…一人だけ別の行動を見せる岩男。彼の秘密を知っているのか…正宗は岩男への懸念を示していく。
『コイツは違う…ハナから銀を神なんぞと見とったはずがないんや…』
岩男の出生について秘密を知っているのか…。岩男を生かしていると収まりかけた場が無茶苦茶になると考えていた正宗。
恵介の言葉に従う意志は見せる岩男。
しかし、大悟だけは別だと言い切っていく。
『こいつだけは殺さんとのう』
107話ネタバレ
恵介の頭部を殺す気で踏みつけていく岩男。間一髪で躱すと共に宗近が拘束ロープを解いていく。
『おめぇこそ…いつまで生きてんだよ…決着つけんぞ…後藤岩男』
止まらない岩男の暴走。
彼の腕に銃弾が打ち込まれる。恵介であった。
『もうやめてくれや…岩男』
恵介に裏切られた事で岩男が覚醒。岩男の中で恵介の存在が消えていく。
『誰や…おまえ』
まったく話が噛み合わなくなっていく岩男。そして後藤家が神と崇める白銀の側にいって彼の頭部を粉砕。
『コイツは…コイツは…全て知っとる…』
正宗が岩男は後藤家の秘密を全て知っているんだと解釈。さらに後藤家の面々にいつまで洗脳されてるんだと伝えていく事へ。彼の傍若無人な振る舞いを見て正宗は思う。
『コイツは似とる…まるで生き写しや…あの男に…』
108話ネタバレ
場面は過去の回想へ。
正宗は理想とする供花村に育ってきた事に嬉しみを感じていた。一方、子供達は沢山出来たが母親がいない事に違和感を感じる正宗。
若かりし銀は正宗を連れて地下牢へ。
そこには白銀とは別に子供達の母親が幽閉されていた。
ここにいる女達には産んだら再び植えさせて産ませるといった地獄を与え続けていた銀。闇を始めて知る事になる正宗であった。
『あんまりや…こんなの…こんなん何でいまさら僕に…何でや銀さん』
自分の作りたかった世界とはまったく違う事に気づく正宗。地下牢を抜け出ると岩男。彼は正宗に地下牢を見せた銀を殴り飛ばしていく。
『勝手な真似はするな…俺達が今おまえを生かすのは山での約束のみ』
供花村の統治は裏で山賊であった岩男達が行っていた。銀も白銀もただ生かされているだけ。根っからの戦闘民族である岩男にとって世界は血と肉にしか見えていなかった。
場面は現在へ。
岩男の言葉で洗脳が解ける後藤家の面々。本能を呼び覚ましていく。
『人間を殺し…それを食い尽くす…それが俺達の本能やろが…』
109話ネタバレ
岩男の暴走を止めようとする恵介。しかし、逆に殴り返されて床にひれ伏せていく。そして後藤家の面々に喝をいれる岩男。
『おまえらいつまで呆けとる』
そう告げると岩男は死んでいる人間の身体を食い始めていく。ここから供花村の人間が人を食っているといった噂の真相が明かされていく事へ。
『喰うとらんわ』
場面は銀がまだ生きている時へ。恵介は人食いについて銀へ尋ねていた。後藤家では白銀のみが人間の亡骸を食ってきたと。自分や金次、定も人間など食っていないと真相を恵介に明かしていた銀。
山賊側の後藤家は違うと。
彼らは山で人間を狩って喰って生きていた事を明かす。そして自分が生かされた理由を明かす銀。
山で瀕死だった銀は山賊に拘束。時代に限界を感じていた岩男達に人間を食える定住先を示す事で生かされた事を明かす。
『やないと己も食い殺されとったわ』
そして現在の後藤家は山賊達の末裔がほとんどである事も聞かされていた恵介。
場面は現実へ。
山賊として人を喰っていた本能が目覚めていく岩男や後藤家の面々。
『俺達は食人族や』
血が滾る山賊末裔の後藤家の面々。そして岩男のターゲットは大悟へ向けられていく。あの男のせいで多くの人間が死んで多くのモノを失ったと。
ましろの拘束を解こうとしていた大悟。そんな彼へ後藤家の面々が襲いかかっていく。
110話ネタバレ
大悟へ襲いかかる山賊末裔の後藤家。
割って入るのは恵介。しかし、彼の言葉はもう届かない。肉の塊である。
恵介を食おうと群がる後藤家。
正宗も山賊末裔の後藤家の本能が目覚めてしまったと危惧。
『もう届かんのや…俺の声は…』
死を覚悟する恵介。しかし、大悟やましろの命だけは救おうと襲いかかってくる後藤家に抵抗を見せていく。
死を以って大悟達を守る決意を固める恵介。
『まだ死ぬには早ぇぞ…馬鹿野郎』
ましろの拘束を解いた大悟。恵介の加勢に入っていく。そして彼も連れてこの村から脱出しようと声をかけていく。
『帰りを待っている人がいるんだろうが…お前にも…帰るぞ』
岩男率いる後藤家との最後の戦いの火蓋が切って落とされていく。ここで第12巻は終了。
ガンニバル【12巻】感想
どうやら現代の岩男は過去の岩男の息子のような感じですね。まさに生き写しの息子。名前まで一緒ですからね。さらに人食いの由来は山賊末裔の後藤家発祥だった事も判明。
純粋な後藤家の血筋は銀や白銀、恵介とその弟だけの模様。残りのほとんど山賊末裔。
今回は絵の躍動感と禍々しさが最高潮。岩男達の狂い具合も本当に恐怖です。
そして何とかましろの命を繋ぐ事が出来た大悟。いよいよ次巻の第13巻が最終巻になる模様。後藤家は滅びるのか…。そして大悟やましろ、恵介は無事に大切な人の元へ帰る事が出来るのか…。
マジで見逃せない最終章へ突入です!
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