えー、R18のCG集。作家名「さもずも融」、ZUMODAX、『僕たちいけないことしてる』という作品である。
僕たちいけないことしてる【あらすじ】
最初に断っておくが、これ漫画ではない。CG集というのも少し違うような気がする。ほぼ「挿絵の多いエロ小説」である。
いちおう枚数が400枚以上あるのだが、文字だけのページが多い。エロCGの差分はかなり多くて、雰囲気としては昔のアダルトゲームのようでもあるのだが（ゲームではなくてCGがあるだけだけど）、とにかくテキストが多い。なので、内容は長い。
で、いちおう家族というのがいるのだが、それにしてもアダルト作品としてはほぼ二人のキャラクターだけで構成されている作品である。少女と、その叔父。といってもどうやら血の繋がりはないらしいのだが、それでも肉親には違いないので、禁忌の恋愛を描いたものになっている。実態としては年の離れた幼馴染といった感じに近いのだろうと思うが。
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僕たちいけないことしてる【ネタバレ】
文字が多い手前内容はかなり濃密であり、全容は紹介しきれないので、ざっくりと言おう。ヒロインの少女藤生は、「自分を男だと思っている」少女である。といっても本格的な性同一障害とかではなくて思春期の気の迷いか何かっぽい感じであるのだが、そういう心理的な葛藤などがかなり文字で長い尺を割いて描写されていく。
で、ある日、藤生の家に「叔父」である虎匡が「帰ってくる」。家を出ていたらしい。藤生が幼かったころは一緒に暮らしていたことがあるらしい。なんでも「祖父の離婚歴における前の妻との間にできた連れ子」であるらしく、藤生と匡の間に血縁関係はない。
さて、細かい恋愛描写は説明してもあまり重要ではないと思うのではしょるが、二人は恋愛関係に陥り、虎匡は藤生を女にしてしまう。本番をいたすまでの描写がかなり長いが、そこまででもかなり濃密である。指だけで潮をふかせて、そのあと（場面転換したあと、別の場面）処女膜を丁寧にほぐして、ようやく挿入、といったような展開になっていく。
で、二人が関係をもって話は終わりではない（DLsiteのCG集はそういうのが多いんですけどね）。すっかり女として目覚めてしまった藤生、匡をのべつまくなし誘いまくる。匡も本気になっているので、ねんがらねんじゅう盛っている。
で、何度も性描写シーンがあるのだが、かなりSM要素的なものが多い。作者の趣味なんだかなんだか知らんが、合意の上でのSMである。高度なプレイしてんなこいつら。
さて、いちおう家族であるので、ほかの家族にばれてしまう的な感じになって、匡は結局出ていくことになる。悲恋の終わりっぽい幕切れで、終わり。以上。
僕たちいけないことしてる【感想】
こんなタイトルだからインピオ（幼い少年と幼い少女がセックスするジャンルの作品のこと）かと思っていたら全然違ったのでびっくりした。
えー、表紙見ていただければお分かりかと思うが、かなり癖のある絵柄である。上手だし、エロ描写もハードでいい感じなのだが、癖があるのは確かなので、好みに合っているかどうか一応考えてから購入されたほうがよろしいかとは思う。でもエロいです。
あと、こういう作品にはかなり珍しく、テキストの官能小説部分もかなり本格的で、すごいことはすごい。
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