ガンニバル【5巻ネタバレ】人を喰う人間のベールが明かされていく!?

ガンニバル(5巻)

二宮正明先生の描く漫画「ガンニバル」最新刊となる第5巻。今回で物語が大きく進展と同時に様々な新事実が浮かび上がっていきます。作中の重要人物である「あの人」の秘密も片鱗を見せていきます。

また5巻では今まで大吾一人で供花村に挑んでいましたが、遂に警察内部から5人の協力者を得る事に…。

狂気を渦巻きながら着実に監禁されている子供達の奪還に歩を進めていく大吾。村の狂気と正義の狂気…勝つのは果たしてどちらなのか…。佳境へと突入する大注目の内容に仕上がっています!

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ガンニバル

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ガンニバル(4巻)

ガンニバル【5巻ネタバレ】

39話ネタバレ

恵介、洋介の過去の回想からスタート。
二人の前に立ちはだかる後藤銀。彼女は彼らの母親が祭りの最中に姿を消した事を報告していく。

『あの女のことはもう忘れぇ、これよりは裏切者のゴミ以下の存在やと認識しろ』

まだ小さい洋介はいきなり母親が消えた事に心の整理がついておらず、母を想う気持ちを吐露しようとすると、銀はキセルを洋介に投げつけていく。弟をかばう恵介。

そんな恵介に銀の狂気が向けられていく。
血を出し、場面は暗転。血を出し倒れている恵介。銀は洋介を抱きしめて後藤家としての人間性や振る舞いを幼き洋介に説いていく。そして場面は奉納される子供達が監禁されている牢屋。後藤家の人間を示す頭巾を脱いで子供に『行くぞ』と一言伝える洋介。

一方、大吾。
後藤家に一人で乗り込んだところ、上司の署長が登場して引くことへ。警察車両内で署長は大吾に釘を刺していく。同時に署長はある人物達のもとへ大吾を送り届けていく。

強面の5人が集う部屋。
署長は説明する。ここにいる5人は供花村と関わりのない県警本部の刑事達であると。事情を明かしていく署長。彼が本部に進言して集めた刑事達で大吾と同じく後藤家を探ってもらっていると説明。

そして、この5人は捜査で後藤家が「人間を食っている」と核心に近い証拠を得ていた。情報の出所を説明する精鋭刑事達。それは大吾も知っっている解剖医の中村であった。

大吾も後藤家がひた隠しにしている情報を告げていく。「あの人」と呼ばれる男の存在である。大吾の「あの人」が事件の核心にいるだろうと伝えていく。

40話ネタバレ

「あの人」の存在は供花村出身の署長も知らない。後藤家の戸籍にも登録はない。ベールに包まれている人物であった。そして、本来であれば銀の次に当主になる予定であった銀の長女・後藤藍は18年前に失踪している事が明かされていく。

大吾は「顔を喰われた男」の存在を明かして、後藤藍が彼を救った可能性ある事を考える。

そして大吾は協力者が一人いる事も明かしていく。
子供達が監禁されている場所を探ってもらっており、この時、協力者から監禁場所と思わしき所を発見したと連絡が入っていた。

一方、洋介。
彼は奉納祭で捧げられる子供を逃がそうとしていた。彼の小さな呟きを見逃さなかった岩男。洋介の事を疑い、密告者ではないかと詰め寄っていく。岩男に疑われた洋介。

彼もまた子供達と同じように疑いが晴れるまで監禁される事へ。

41話ネタバレ

署長主導で監禁されている子供達を奪還する会議が開かれていく。

奪還決行日は明日の早朝。
できるだけの証拠を集めてSIT出動に漕ぎ着けたい署長であったが、現時点ではまだ難しかった。

神山、椎名は後藤家の調査へ。
菊田と千堂は後藤藍を探す事へ。

そして奪還部隊を率いる金丸。彼は大吾に自分の部隊に加われと指示を出していく。しかし、署長が苦言を投げかけていく。

『それは君本来の駐在員としての職務なのかな?』

署長は大吾にこの事件から降りて、家族のもとへ帰ってやれと宥めていく。葛藤していく大吾。そんな時、協力者である宇多田から連絡が入ってくる。彼は役目を終えて、供花村を離れている最中。

大吾は宇多田に問う。
どうして命を賭けてここまで協力してくれたのか…。『純粋に子供を助けたかっただけかもしれませんね、僕は。』宇多田の言葉が大吾の心を打っていく。

葛藤の末、大吾は捜査に加わる事を決意。

『俺はアイツらが…子供を監禁してるような奴らが許せねぇんだよ』

大吾の正義の狂気が彼を突き動かしていく。

42話ネタバレ

金丸は署長に大吾に関する含みを持たせる発言をしていく。署長は金丸が大吾を利用して何かさせようと企んでいると疑念を感じていく。

また署長は供花村で育ち、最年長でもある祖父に後藤家と「あの人」について直接会って聞き込みをすると意欲を見せていく。祖父との対面。そして会話で署長は後藤家がある病に冒されている事を知る。

一方の大吾は解剖医である中村のもとへ。
中村と対面を果たした大吾はまず、事件に大きく巻き込んでしまった事を謝罪。しかし、中村はまったく気にしておらず。むしろ大吾を信用して秘密にしていた事を大吾に明かしていく。

中村は狩野が生きていた時、彼は後藤銀を自分のもとへ連れてきた事を明かす。歩行も難しい状態であった銀だが、病的に笑っていた事を告げていく。

そして中村は後藤銀を調べた結果、ある病気と症状が類似している事を突き止めていた。

「クールー病」と言われる海外の風土病。発症する原因は遺体を食すことであった。これが何を意味するのか咄嗟に判断する大吾。

後藤家は人を喰っている…であった。

43話ネタバレ

中村も供花村、後藤家を調べており、過去に銀だけでなく同じ症状の患者が供花村にいた事を突き止めていく。中村が見つけた古いカルテ。そこには日本語で「狂い病」といった病状が記されていたと大吾に明かしていく。

そんな話を聞いた大吾は後藤銀の死に疑念が思い浮かんでいく。後藤家の面々は熊に襲われたと話していたが、遺体には複数の歯型があった事を思い出す大吾。

『後藤銀も誰かに喰われた…!?』

大吾の脳裏に浮かんだのは「あの人」と呼ばれる人間の存在であった。

一方、署長は祖父に「あの人」の存在を聞き込みしていく。祖父はある噂話を語っていく。後藤銀は戦争中にどこにいるかわからない時があったと…。そして後藤の土地のどこかでそんな時に生まれた銀の子供が匿われている噂があった事を明かしていく。

一方、大吾。
中村から狂い病であると記載された患者のカルテの情報を伝えられていく。カルテの患者も戸籍がなかったと…。そして診断された当時は6歳の少年。

現在は高齢になっているので「あの人」と年代も一致する。しかし、以前にあの人を一瞬だけ目で捉えた大吾は病に冒されているようには見えなかったと中村に伝えていく。

狂い病はクールー病とは違う形で進歩している可能性がある事も指摘する中村。

場面は顔を喰われた男。
悪夢で目覚めた彼は母の存在を思い出しながら『明日は祭りだね』と呟いていく。

44話ネタバレ

顔の喰われた男が大吾にコンタクトを取っていく。大吾は状況が大きく進展している事を告げ、表に出てきて、知っていること全てを話して欲しいと伝えていく。

顔の喰われた男が持つ情報次第で救出にさける人材が確定する事を告げていく。

そんな中、顔の喰われた男は自分の母親は生きており、後藤藍である事を明かしていく。顔の喰われた男は母親を絶対に巻き込みたくない事を伝えていく。しかし、監禁されている子供達は救ってあげたいと…。

『母の安全が確保されるなら、説得して母を連れていきます』

頼られる大吾。任せてくれと一言伝えていく。

45話ネタバレ

後藤藍が証言してくれれば事件解決に繋がる事を確信していく大吾。

顔の喰われた男。ようやく名前が判明していく京介であった。母に話を切り出していこうとする京介。

後藤藍としての過去を捨てたと語る母親。京介は警察に信用できる人がいる。過去を全て話して欲しいと伝えていく。京介は自分のように監禁されている子供達を救いたい事を母親に告げていく。

京介が顔を喰われた日の映像が蘇る後藤藍。京介は母親が本当の息子である恵介、洋介をかばっているのかと問う。そして意味深な言葉を発していく後藤藍。

『かばう?その逆よ…かばわれているのはアタシ。今、この瞬間でさえも…』

46話ネタバレ

京介と連絡が途絶えてしまい、焦る大吾。

一方、供花村では宗近と恵介が二人で話し合いをしていく。切り出すのは宗近。二人で祭りを終わりにして、子供達を解放しないか…。意見の相違でもみあいになる二人。宗近を押さえつけて語る恵介。

『それでも俺はやらないかんのじゃ』

その脳裏は母親の姿が思い浮かぶ恵介…。

京介、後藤藍の証言なしでSITの出動命令は出せない事を伝えていく金丸。大吾は自分一人で供花村に乗り込む意思を見せていく。そんな大吾を見てニヤリを笑う金丸。

47話ネタバレ

金丸は大吾に子供達が監禁されている証拠を掴んでこいと大吾に伝えていく。そうすればSITを動かせると…。

『後藤家の暴力に支配されている供花村をお前の暴力で制圧したる』

そんな事を語る金丸に大吾は『供花村の事情にずいぶん詳しいですね』と含みを持たせて返していく。そして供花村に舞い戻っていく大吾。

後藤家の面々は子供の監禁場所へ。

最後に狩野の娘であるすみれが描かれる。膨らんだお腹に手を添えて『恵介』と呟くすみれ…。

ガンニバル【5巻の感想】

ガンニバル(5巻)

5巻は様々な新事実や供花村を捜査する新たな刑事の面々も登場。大きく動き出して物語は佳境へ。

あの人なる人物は銀の息子で狂い病を患っている患者。後藤家は何故、彼を匿うのか。人を喰う人間は「あの人」で間違いなさそうですが、他にも秘密を隠し持っているのか…。また後藤藍のかばわれているといった発言も気になります。

いよいよ後藤家の深部へと潜入していく事になる大吾。

ヒリヒリした空気感と狂気の渦が堪らない作品。カニバリズム系サスペンス漫画「ガンニバル」。個人的にイチ推しできる面白マンガなので気になった人は是非、チェックしてみてください☆彡


ガンニバル

ガンニバル

原作・著者二宮正明
価格605円~(税込)

山間の村「供花村」に赴任してきた駐在・阿川大悟。村の人々は大悟一家を暖かく受け入れるが、一人の老婆が遺体で見つかり、大悟は村の異常性に徐々に気付き、ある疑念に囚われる…。「この村の人間は人を喰ってる」──。次々と起きる事件、村に充満する排除の空気、一息も尽かせぬ緊迫感で放つ、驚愕・戦慄の“村八分”サスペンス堂々開幕!!

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ガンニバル(6巻)

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