勉強×ラブコメの融合「ぼくたちは勉強ができない」漫画1巻の内容やネタバレ感想

ぼくたちは勉強ができない(1)

SNSで見たが単行本は書店で売り切れ店が続出して重版決定。そして急遽、電子書籍版も登場して話題になった「ぼくたちは勉強ができない」といった漫画。まったくノーマークな作品。気になったので電子版を購入して読んでみた。

漫画「ぼくたちは勉強ができない」の内容や1巻はどんな話が収録されているかなど端的にレビューしていく。

「ぼくたちは勉強ができない」はこんな漫画だ!

まずはこの漫画の主要人物たち。

唯我成幸(ゆいがなりゆき)

全教科8割以上の成績を収める凡人の秀才男子高校生。この漫画の主人公。面倒見が良く緒方、古橋、うるかの教育係に任命される。

緒方理珠(おがたりず)

数学、物理において秀でた学力を持った天才少女。通り名は「機械仕掛けの親指姫」だ。

古橋文乃(ふるはしふみの)

現代文、古文、漢文において秀でた学力を持った天才少女。通り名は「文学の森の眠り姫」だ。

武本うるか

圧倒的な運動神経にしてスポーツ特待生。水泳を得意としており数々の大会で優勝をしている天才少女。通り名は「白銀の漆黒人魚姫」だ。実は成幸のことが好き。


彼、彼女らは名門高校である一ノ瀬学園の高校3年生。この高校には特別VIP推薦があり選ばれると大学進学における全ての学費が免除される。成幸の家は貧乏だったため、必死で勉強して特別VIP推薦を得ることに成功する。しかし、学園長から推薦はするが条件があると加えられる。

それが緒方、古橋、竹本の志望大学を合格に導くといった教育係をすることだった。

ある分野では他の追随を許さないほど天才の3人だが不得意分野(緒方は文系が苦手、古橋は理系が苦手)においては凡人以下の成績。しかも天才理系女子:緒方は文系の大学を志望。天才文系女子:古橋は理系大学を志望といったアンバランスな考えを持っていた。竹本に至ってはスポーツ推薦を志望しているがスポーツ以外は何も勉強ができない状態。

そんな得意分野においては天才な女子達に凡人にして秀才の成幸が受験勉強を教えていく物語になっている。参考になる勉強論もあり、恋愛要素、サービスショット要素などもある勉強×恋愛ラブコメ漫画が「ぼくたちは勉強ができない」だ。

漫画「ぼくたちは勉強ができない」1巻のネタバレ

第1話:天才と[x]は表裏一体である

成幸が特別VIP推薦枠を獲得するが条件として緒方、古橋の志望校合格の教育係を任される話。

成幸はここで二人は得意分野と真逆の志望大学を目指していること知る。緒方は文系を。古橋は理系を。二人に志望大学のセンター試験問題集を解かせるが緒方は文系がてんでダメ。古橋は理系ができないと知り、前途多難な教育係がスタートしていくのだ。

第2話:天才の憧憬は[x]である

緒方、古橋の得意分野と真逆の大学を志望する理由がわかる話になっている。

実は古橋は星に関わった生活がしたい為、大学で天文学を学ぼうとしていた。緒方は対人戦ゲームで勝ちたいが為に人の感情を理解、コントロールできる心理学を大学で学ぼうとしていたのだ。

第3話:天才の来訪は[x]の一大事である

成幸の実家に緒方、古橋が訪れて大騒ぎになるといった話だ。

成幸は4人兄妹の長男。
弟たちの面倒も見なくてはいけないため休日は家をあけられない。なので緒方、古橋が唯我家を訪れて勉強会をする。で、成幸の弟や母親、妹が緒方、古橋にちょっかいを出して楽しくも騒がしい勉強会の様子が描かれる。

第4話:魚心あれば、天才に[x]心あり

武本うるかが登場する話だ。
そして、成幸がうるかの教育係に任命される。最初は勉強することに嫌がっていたうるかだったが、緒方や古橋も成幸から勉強を教わっていると聞かされて旧に勉強会に参加するようになる。

成幸への恋心も描写される。

第5話:高嶺の天才は[x]に憂う

古橋が学園のイケメンである山岡といった男子高校生に告白される話。

だが、古橋は威圧系オラオラ男子が苦手。告白をきっぱりと断ることができない。その仲裁に成幸が入り、山岡は古橋へ告白することをやめる。

第6話:天才は[x]によって文明を思案する

成幸、緒方、うるかのラブコメだ。

成幸の家で勉強会をしている緒方、うるか。突然の停電になり二人が成幸にピッタリと体を密着させる。小論文の基本的な構成なんかも学べる話になっている。小論文が苦手な方はきっと為になるはずだ。

第7話:かくして天才どもは[x]を楽しむ

スポーツ特待生クラスで英単語テストが実施される。うるかは合格しなければ補習によって部活に出ることができない。それを成幸、緒方、古橋で助けるといった話だ。

得意分野と英語を紐付ける勉強法で見事にうるかは英単語テストを合格。お礼として成幸にプレゼントを渡す。

漫画「ぼくたちは勉強ができない」1巻の感想

ぼくたちは勉強ができない(1)

いや〜売り切れが続出する意味がわかった。面白い!
ジャンプを最も読む世代である中高生にはドンピシャな内容ではないだろうか。しかも絵も萌え萌えだし、緒方や古橋、うるかのちょいエロサービスショットもある。1巻はラブコメネタが強いがちょいちょい勉強ネタも挟んでくるので受験勉強中の息抜きにもピッタリ。

うるかは成幸に恋心があるのは丸わかりだが今後、緒方、古橋も成幸に恋心を抱いてくると四角関係といった構図になるのだろうか。ラブコメなので成幸が特定の一人と恋人同士になることは想像し難いが4人の恋愛模様も見所となる漫画。

社会人でも充分に楽しめる漫画だが、やはり受験勉強がテーマにもあるので中学生、高校生は共感できる部分、勉強になる部分の多い漫画になっているはずだ。

書店で取り扱いがない…売り切れ…なんて場合は電子版なら在庫不足や売り切れなんてことはないから電子書籍ストアで探して購入すれば、すぐに読むことが可能だ。試し読みも可能なので気になる方は是非!

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