漫画「隣の悪女」は「横浜線ドッペルゲンガー」を描いた玉木ヴァネッサ千尋先生の新作。ちなみに横浜線ドッペルゲンガーは全4巻で完結とコンパクトながら、かなり面白いのでそちらもお勧め。
隣の悪女はタイトルからもわかる通り、主人公とその隣人のサスペンスラブストーリー。
何気ない平凡で幸せな日常が突如、隣人の登場によって音を立てて崩れていく様子が第1巻では描かれていきます。可愛い顔した悪魔が主人公の日常をどう壊していくか…注目の作品です。
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漫画「隣の悪女」ネタバレ
第1巻は1話〜5話までが収録。
メインキャストは主人公である大学4年生の佐藤桐太(さとうきりた)、桐太の彼女である鈴木亜里子(すずきありこ)、隣人として引っ越してくる一色花音(いっしきかのん)の3人。
桐太⇒のほほんとした脱力系男子
亜里子⇒クソ真面目ガール
花音⇒悪女
簡単に人柄を紹介すると上記のような印象。
隣人である花音が桐太と亜里子の仲を引き裂こうと奔走して悪女ぶりを発揮していきます。
人生で一番惹かれた女性が隣人に…
引っ越した隣人が忘れた植木鉢で育てられたトマトを拝借しようとベランダから隣の部屋へ移動しようとする桐太。クソ真面目な亜里子ともみ合いになり、隣の部屋の窓にふと目をやるとネグリジェ姿の美人が…。
この女性が花音でちょうど隣に引っ越しで入ってきたばかりであった。
しかも桐太は隣の女性に見覚えがあった。というよりも高校生時代に恋い焦がれた女性であったのだ。実は桐太と花音は同じ高校の同級生であった。
しかも人生で一番惹かれた女性。
そんな女性が隣人になったものだから桐太の心中は穏やかでなかった。翌日にはボサボサでダサかった身なりを整えて別人のような見た目になる桐太(笑)
隣人の悪女は復讐にやってきた…!?
1巻作中でこのように解説されている部分があるので花音は桐太に復讐するために訪れた模様。ただし何の復讐なのかまで明かされることはない。
桐太と花音の接点は高校の同級生であっただけ。
しかし、1巻ではある伏線が張られていく。それが「六本木心中」といった事件。この事件の内容はまだ語られていかないが、桐太や亜里子は共に六本木心中事件の場所や名前を聞くと同様する素振りを見せていく。
同時に花音は悍ましい雰囲気をもたらしたり…。
六本木心中事件が3人に深く関わっている伏線を描きながら花音が桐太、亜里子に近づき翻弄をしていきます。
隣の悪女の本性は…!?
中盤以降は悪女感満載の花音。
桐太のことが好きだと言って桐太の2番目の女になろうとしたり…。亜里子には男性に興味がなく女性が好き…といったレズビアンを匂わせて亜里子と口づけを交わしたり。
彼女が何を目的としてるのか不明。そして得体の知れない恐怖が読者を襲っていきます。
そして最後に描かれる閑静な住宅街の一角。
ある家では男が首吊り、女は喉に包丁が刺されているといった謎めいた描写。気分良さげに鼻歌を歌いながら歩く花音が描写されて第1巻は幕を閉じていきます。
漫画「隣の悪女」感想
隣の悪女を描く玉木ヴァネッサ千尋先生の前作「横浜線ドッペルゲンガー」は確か予想外の結末を迎えた作品だと思った。その為、隣の悪女も読者を裏切る展開や結末に向かっていく可能性もあり!
全貌が明らかにされていない悪女、花音。そして六本木心中事件。これらがどう絡みあって花音は桐太達への復讐に至るのか…ミステリーサスペンス色も強く個人的には超好みな作品!
描かれるキャラクターも人柄が魅力的。花音に至っては可愛い♡♡♡
彼氏、彼女、悪女の三つ巴サスペンス物語。謎と恐怖が混ざり合うお勧めの作品です。以下から試し読みも可能なので興味がある方は是非☆彡
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漫画「隣の悪女」2巻ネタバレ!謎深まるばかりの悪女復讐物語!