サンダー3(3)
作者 池田祐輝
出版社 講談社
ジャンル 少年漫画
とうとう表紙の絵柄も「GANTZ」そっくりになってきた『サンダー3』、第三巻である。
サンダー3【3巻】あらすじ
リベリオンのメンバーたちは渋谷で異星人たちに対する武装蜂起を決行する。瀬上はそれに参加することになるのだが……。
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サンダー3【3巻】ネタバレ
瀬上がスモール3の三人組と出会うところから始まる。スモール3は、妹の居場所を知らないかと瀬上に尋ねる。異星人が絡んでいるということはわかっているわけで、もしかしたらリベリオンの人たちなら何か情報を持っているかもしれない、と瀬上は思う。で、リベリオンの本部にスモール3の三人を連れていくのだが、リベリオンの人々はスモール3に特に関心を示さなかった。
ただのおかしな子供たちだと思っているらしい。情報もあるんだかなんなんだか、多分ないな、三日後にまた来いとか言われる。
なのだが、渋谷での武装蜂起は明日だ。そういう話をしていたので、瀬上は行くかどうか迷う。実家から電話がかかってきて、瀬上の父が異星人に殺された、という話を母親から聞かされる。さすがのことなのでついに決意した瀬上、翌日アジトに行って、渋谷での武装蜂起に参加することになる。
リベリオンの人たちは実際すごい装備を持っていた。基本的には、全員に銃と、なんかビームみたいなものが展開するシールド、である。しかしそれよりなにより、重要なのは「ツヨクナールスプレー」というものであるらしい。
異星人の体液から作ったものだそうで(誰がどこでどうやって製造したのかは謎だ)、「爆発的効果」がある。使うと超常的な力が手に入る。どうやら身体能力などを向上させるほか、超能力のようなものが手に入るということらしい。ただし効果時間は十分しかもたない。とっておきの切り札というわけである。
武装はしてもみんなただの人間であるので、みんなでバスで渋谷に向かう。異星人たちはわらわらいる。一般の地球人たちは抵抗することもできずにうんざりしている。一般の地球人たちをむやみに攻撃してくることはない異星人たちであるが、リベリオンのメンバーが攻撃を開始したらさすがに反撃してきた。そりゃそうか。
全体的に苦戦している。先輩格のメンバーが「おれについてこい、俺の真似をしろ」というので瀬上はついていったのだが、そいつはあっけなく戦死してしまった。シールドは強力ではあるが万能ではなく、一人、また一人とリベリオンたちは倒されていき、結局壊走してしまう。
ひとり、リベリオンの仲間、瀬上の知り合いの女の子が異星人に捕まった。瀬上はそれを助けようとする。もう銃弾が残っていないので、空手で突撃である。ツヨクナールスプレーを使ったということらしい。いちおう、格闘攻撃もある程度は通用するようだ。
さて、救出された女の子もツヨクナールスプレーを使い、何がどうなったんだかよくわからないが反撃を開始した。コマの描写を見ても何が起きているのか説明が難しいのだが、どうやら超能力を使ったらしく、「空間を入れ替えた」とか言っている。なんだかよくわからないが、10分しか能力は持たないわけで、急ごう、ということになる。ちなみにスモール3の出番はほとんどない。3巻終わり。
サンダー3【3巻】感想
いちおう話の展開自体は書いた通りなのだが、肝心のスモール3がほとんど何にもしていないため、主題であると思われる「妹ちゃんを助ける」というミッションはぜんぜん進展しない。おおむねリベリオンたちの戦いと敗北を描いた巻である。
一つだけわかったことがあるが、リベリオンの「ジーニアス」、皇(すめらぎ)はツヨクナールスプレーを「使う必要がない」らしい。使わなくてもものすごい力があるということなのか、ほかになにか切り札があるのか、詳しいことは不明。ということで、また次巻で。
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