サンダー3(5)
作者 池田祐輝
出版社 講談社
ジャンル 少年漫画
表紙の折り返しに「実は5巻で打ち切りの予定だったが、そこそこ売れてるのでなんとかなった」と書いてあってひょえっとなった『サンダー3』第五巻である。
サンダー3【5巻】あらすじ
サンダー3が渋谷に出現して、戦闘が始まる。異星人側も彼らに注目しており、リーダー格の存在(大帝とか呼ばれてる)が現地にいる。そんな感じである。
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サンダー3【5巻】ネタバレ
リベリオンは相変わらず戦いを続けているが、そろそろ全滅しそうという感じ(ジーニアスはどうしているのかよくわからない。今巻ではほとんど出番がない)で、そこにスモール3がやってくる。瀬上は彼らのすごさを理解しているので、これで逆転できると確信している。
人々から名前を求められたスモール3、スモール3と言いかけて、「サンダー3」と言い直した。おお、タイトルが回収された。
さて、巨大な、戦闘服を着た異星人たちと戦闘が始まるのだが、サンダー3の方があまりにも圧倒的に強すぎて、まったく戦いにならない。だが時間がかかる。サンダー3はあまりにも強すぎるので、殺さない程度に手加減して(無益な殺生をしたくないのである)、なおかつ相手を戦闘不能にする力加減がよくわからないらしいのである。
でもなんとか時間はかかりつつも、かろうじて三体の巨人をノックアウトすることに成功した。人々から歓声が上がる。というところで、異星人側の主力、戦艦がサンダー3を攻撃してきた。主砲で撃ったらしい。収束度の高いビームで、地面深くまで穴が開いていて、姿が見えなくなっている。
まさか死んだのか?と思ったが、ぜんぜん平気だった。穴から飛び出してきてそのまま戦艦に突っ込んでいく。そこに妹ちゃんと大帝がいた。
だが別にバトル開始というわけではなく、大帝という人はもうこの場を去らないといけない事情があるらしい。「ブラジルに向かう、船を出せ」とか言ってる。妹ちゃんとは再会はできたが、まだ救出はできていない。
ところで、作中の時系列はさかのぼるのだがもう一つ重大な出来事が起こっている。異星人が例のゲート装置を見つけてしまい、サンダー3が来たほうの世界に何人か行ってしまったのである。向こう側で向こう側の人類に遭遇している。
といったところで、5巻は終わり。
サンダー3【5巻】感想
サンダー3はあまりにも強いのでまったく心配はいらないと思うのだが、彼らの世界に行ってしまった方の異星人数人(斥候みたいな連中)の動向がものすごく心配である。あっちの世界に行ったとしても結局ものすごく弱いままなのか、それとも彼らも向こうに行くと強くなるのか?前者であってほしいと願ってやまない。
ところで、これを書いている作者がGANTZと関係があるのではないかという話を前にしたわけだが、結局どうなんでしょうね。絵柄はもう完璧に寄せているといっていいほど似せているし、それを隠している風もない。何より、コマとかの間の取り方も似ているような気がするわけなんですよ。
奥先生(GANTZの作者)本人が書いてるのではないのだとしても、元アシスタントとかが描いてるんだとしても、そっちにも話は通したうえでやってるんじゃないかっていう雰囲気はばりばりあります。
それにしても、登場人物の多い作品になってきた。リベリオンのメンバーはだいたい死んだっぽいが、ジーニアスが死んだところは描かれていないし、瀬上のこれからだって今後描写されるだろう。
打ち切りを免れたということは、これからもそれなりの尺で続いていくということが予測されるわけである。まあ、ここまで進んできた以上は、それなりの大団円を期待したいところだ。
ちなみに6巻は2024年5月の発売。紹介することになるかどうかは現時点ではわからないが、そのときがあったらそのときはよろしくということで。では。
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作成次第、ご紹介。