『高倉くんには難しい』、全3巻中の2巻である。
目次
高倉くんには難しい【2巻あらすじ】
あらすじは無いし、それ以外の要素もいろいろ欠落している各話完結のシュールギャグ漫画であるゆえ、各話ネタバレに進むとしよう。
高倉くんには難しい【2巻ネタバレ】
第9話 高倉くんとリサーチ
二人組のチャラっぽい男子が新入生女子の品定めをしている。そこで目を付けた対象は（高倉くんのお世話係の）綿貫幸子さん。けっこう美少女として得点が高いらしいが、高倉くんと何か一緒にやっている（何をしているかというと、階段の上り下りの練習をしていた）ので高倉くんに探り（リサーチ）を入れることになる。
高倉くんはトンチンカンな会話を繰り広げ、二人は幸子が男たらしの女であると誤解する。この会話というのがキモなのだがちょっと全部は紹介しきれないので、気になるなら読んでいただきたい。
第10話 高倉くんと身体測定
高倉くんはいつものように超不器用なので、身体測定をまともに「受ける」ことすらできなかった。たまたまオリンピック選手候補を探しに来ていた視察の人がいたのだが、高倉くんの（まともに受けられなかったために出た）異常なデータに恐れをなして帰ってしまったのであった。
第11話 高倉くんと母性本能
なんか、美少年タイプの同級生が出てくる。かわいいタイプの美少年で、本人もそれを自覚しており、「母性本能をくすぐるのがうまい女たらし」というやつである。それはいいのだが、その同級生が高倉くんの数々の奇行（それはそれで母性本能をくすぐる）を目の当たりにし、なんか敗北を感じて走り去っていく。
第12話 高倉くんと幽霊
穂新田高校には幽霊がいたらしい。割とガチなやつであるが、性格はいたずらもので、七不思議的なものを作り出して生徒を怖がらせて喜んだりしている。だが、なんと高倉くんはその幽霊が見えるらしい。まあ今更どんな能力が盛られたところで驚くような作品ではないのだが、高倉くんを怖がらせようと頑張った挙句に失敗した幽霊、逆に「太古の昔からの霊がもっと大勢いるから君は一人じゃないよ」とか言われ、ビビッて成仏してしまった。
第13話 高倉くんと恋？
小原麗子という、恋に恋する同級生が出てきて、お約束的に高倉くんに恋をする話。というと割とフツウそうなのだが、この女かなりアグレッシブで、出会ったばかりの高倉くんに「息もできなくなるくらい唇を塞いで」とか言ってキスをねだる。結果、物理的に呼吸を止められて失神した麗子、保健室で目を覚ます羽目になるのだった。
第14話 高倉くんと動物
高倉くんが動物をなつかせようと頑張っている。だが彼は不器用なので、動物たちはビビりまくる。その様子を見ていたサラリーマンの青年が、「ほかの生き物に愛を注ぎたいんだ」みたいなことを言う高倉くんがターゲットを見る目で自分を見たことにビビッてダッシュで逃げていく。
第15話 高倉くんと野球
今巻イチオシはこれかな。野球部のキャプテンが、たまたま野球の本を読んでいた（廃棄の本を貰ったらしい）高倉くんに声をかけ、野球のテストをさせる。
不器用な高倉くんだが、かろうじて「バッターボックスに立ち、投げられた球を打つ」ことまではできた。第一球はファウル。だが、高倉くんは、なんと右打席で右打ちにバットを振っていた。つまり、百数十キロの速度で飛んできた球を、それ以上の速度のスイングで背後に打ち抜いたのである。完全に人間ではない。笑わせてもらった。
第16話 高倉くんとサッカー
同じような流れで今度はサッカーをする。だが、正直筆者はサッカーに詳しくないので何が起きてるのかよくわからない。ただ、例によってハチャメチャなことをやって、サッカー部の度肝を抜くという話である。
第17話 高倉くんと運動部
さらに高倉くんはバスケやら卓球やらに次々に挑戦していく。どれも結果はだいたい同じ感じである。ただ、テニスだけはやらない。理由は、彼が読んでいる『テニスの王（ンッンー）』という漫画にあるらしい。（作者が）これを超えられない、という理由で没になったらしい。
高倉くんには難しい【2巻の感想】
芸のないコメントですいませんが、2巻も腹が痛くなるほど笑った。
早く3巻読みたい。
でも終わっちゃうのか。残念だな。
高倉くんには難しい
不器用すぎる男・高倉健(たかくらたける)。彼の不器用は3周くらい回ってカッコいい!? 登校、着席、食事、部活、テスト、トイレ…不器用の限界突破ギャグコメディ15編収録!
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