高倉くんには難しい【3巻ネタバレ感想】腹が捩れるシュールギャグ漫画の完結巻!

高倉くんには難しい(3巻)

高倉くんには難しい』完結の3巻である。どういう具合に完結しているのかと言うと……まあそれは後述。

高倉くんには難しい【3巻あらすじ】

例によってあらすじはほぼ無いので、ネタバレに進もう。

高倉くんには難しい(2巻)

高倉くんには難しい【3巻ネタバレ】

高倉くんには難しい(3巻)

第18話 高倉くん帰り道

高倉くんが帰り道で、子猫を助けようとした拍子にトラックの荷台に乗っかってしまい、そのままどこかへ走り去っていくところから始まる話。かなり昭和なギャグである。高倉くんは不器用なので信号で降りるとかガソリンスタンドで脱出するとかそういう基礎的なことができず、どこまでも行ってしまうのだが最終的にはお約束で戻ってきた。

第19話 高倉くんと挙手

高倉くんは不器用だが、手を挙げるくらいのことはできる(かなり苦戦した上でだが)。で、授業中に手を挙げて教師を呼ぼうとするのだが、なんかいろいろと謎の原因が邪魔をしてなかなかうまくいかない、というおはなし。

第20話 高倉くんと折り紙

高倉くんは不器用なので、プリントを後ろの人に回すのも一苦労でいつも紙をぐちゃぐちゃにしてしまうのだが、その後ろの席の少年が高倉くんとコミュニケーションをはかるためにそのプリントで折り紙を折り始める話。高倉くんも折り紙をするようになり、けっこう盛り上がるのだが、最終的に答案未提出で二人して居残りになった。

第21話 高倉くんとジャンケン

この回の高倉くんは妙に能弁である。突き詰めれば単にジャンケンをするだけなのだが、ジャンケンひとつに高倉くんが異様に難しい理屈をこね始め、三人とも疲れ果ててしまい最後には廃人になってしまうというシュールな一遍。

第22話 高倉くんと美術

高倉くんは不器用なので(本当にそればっかりだが、くどいようだがそういう漫画なのだ)、もちろん絵を描くのも一見下手だ。しかし、無茶苦茶に描かれたように見えるその絵(ちなみに綿貫さんの肖像)を、美術の先生が切り貼りしてみたらなんとちゃんとした美しい絵になったのだった。

第23話 高倉くんと校長先生

ものすごく伏線っぽく、校長先生(女性。マダム)が幼少期から高倉くんに目をつけていて、いまでもストーカー同然に彼の様子をうかがっているという事実が明らかになる話。校長の目で見れば高倉くんは真の天才で、まだその素質が開花していないだけ、みたいな感じらしい。まあある意味ではそうだろうけど。

第24話 高倉くんと特殊能力

珍しく高倉くん以外のキャラクターに光が当たる話。誰って綿貫さんである。高倉くんの存在に慣れすぎて、彼女も「高倉くんのお世話をする」という能力において既に超人となりつつあるのであった。シュール。

第25話 高倉くんと笑い声

高倉くんは割といつもポーカーフェイス(あるいは必死の形相)であるのだが、笑うことはないのだろうか、という話。なんでも本人が言うには笑うのは苦手らしい。で、頑張ってみんなで笑わせてみようとするのだが、やっぱりなんだかおかしな感じでうまくいかない。

第26話 高倉くんと神社の作法

高倉くんが神社に参拝するというそれだけの話なのだが、彼のオーバーアクションの数々に神主(いや、宮司っていうんだっけ?)がビビる。それだけ。

最終話 高倉くんと終業式

終業式である。卒業式ではない。つまり高倉くんが入学して最初の一学期の終わりだ。校長先生のつまらない(本当につまらない普通の)挨拶と高倉くんが展開するたいしたことのないギャグで幕を引いて、唐突に終わりである。以上、完結。

高倉くんには難しい【3巻の感想】

高倉くんには難しい(3巻)

正直に書こう。最後の方ははっきりいって、ネタ切れなのかなんなのか知らないが息切れ感が感じられる。まあ、無理にだらだら続けるよりは、スパッと三巻で完結にして結果としては良かったんじゃないかな。


高倉くんには難しい(1巻)

高倉くんには難しい

原作・著者サブリック / 一條マサヒデ
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