カルト宗教サスペンス漫画『スマイリー』第5巻。ちなみに、第6巻は既に出ていて、第7巻の発売が2023年12月。
スマイリー【5巻】あらすじ
冒頭は前巻の続きではない。突然何が始まったのかと思ったら回想シーンだった。しかも、前巻で詳しく説明した笑媛の回想シーンである。
そうではないかと思ってはいたが、笑媛と笑光は実の親子というわけではないようだ。まあ、詳しいことはネタバレで。
作品名 | スマイリー |
---|---|
作者 | 服部未定 |
ジャンル | 青年漫画 |
内容 | ホラー / サスペンス / ミステリー / 宗教 |
出版社 | 日本文芸社 |
価格 | 792円(税込) |
巻数 | 7巻まで配信中 |
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スマイリー【5巻】ネタバレ
5巻のざっくりとしたストーリー内容をご紹介!(※ネタバレを含みますので注意)
えー、笑光の素性というか、オリジンのようなものが明かされる。むかし、ある病院で大火災があった。通りすがりのひとりの女が、命を捨ててその中に突入し、ひとりの赤ん坊を救助した。その赤ん坊が笑光で、その女というのが笑媛。その二人を中心として、「笑光の笑顔によって救われた」という人間が何人も集まり、「会」を作った。それが心笑会の始まり。ということであるらしい。
もうちょっと詳しく説明すると、笑媛は看護師だったらしい(時代背景を考えると看護婦と言うべきかもしれない)。それより前にも別の病院火災があり、そのときに大勢の赤ん坊を自分の責任で死なせてしまった(法的には責任は問われていないっぽいが、本人はめちゃくちゃ気に病んでいる)。それでたまたま別の火災に居合わせたときに笑光となるところの赤ん坊を助け出したわけであるが、で、結局教団の正式な教祖は誰なんでしょうね。いまいちよくわからない。笑光がいちばんえらいカリスマ的指導者である、というのは確かなようだけど。
さて、それはそれとして心笑会は知れ切った殺人集団であるので、自分たちを追求する者たちを許さない。友司がニセ信者であることくらいとっくにばれているので、友司は処刑されそうになるのだが、本人が「まだ信心が浅いので、自分は儀式にはふさわしくない」とかいってなんとか切り抜けた。ちなみに、その場で「そうですね」みたいなことを言ってとりなして友司をとりなしたのは笑恵という幹部、つまり彼の妻であった。
恵が何を考えているのか、どうして幹部になっているのかはいまだにわからない(彼女は入信からわずか半年くらいの間に幹部になっているらしい)のだが、ともかく、そういうことになった。鈴村は相変わらず詳しい事情を知らされていないが、友司が殺されずに済んだことについては安堵している。
さて。教団には、処刑人のグループがある。結局恐怖を押し殺して心笑会の追及を始めた例の編集長さんにも魔の手が迫っている。で、暗殺者の一人が編集長に襲い掛かった(殺されちゃったのか、間一髪間に合ったのか、描写を見てもいまいちよくわからない)、というそのタイミングで刑事が部下を連れて現れ、暗殺者は逮捕された。お手柄である。当然、締め上げて背後関係を吐かせる予定なわけである。5巻はまあだいたいそういったような感じ。
スマイリー【5巻】感想
5巻も続いてるのに主人公の奥さんの素性とかなんとかがいまだに明らかになってこない。幹部だけで五人も六人もいるわけだし、まだまだ続きそうな感じである。
それにしても、一巻の頃には顕著だった「不気味な宗教団体の、ある意味ホラー的なこわさ」はだいぶなりをひそめてきた。
幽霊の正体みたり枯れ尾花とでもいうのか、まあどんなことだって、明らかになってみれば恐れることなんかないというわけなんだねえ。実態としては、カルト信仰と薬物でつながったただの反社会団体であるようですね。笑光も、別に超自然的な理由で子供の姿をしていたというわけではどうやらないっぽいし。
この先の巻も紹介することになるのかは実はまだ未定なのだが、もしも紹介する機会があったら、そのときはまたよろしく。ということで、では、いったん筆を置かせていただきます。アデュー。
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