長いキャリアを持ち、特にエロ漫画家としての経歴がよく知られる作家による、全3巻の作品である。最初に端的に書いておくと、本作もエロい。テーマは不倫。
しおりの日記【1巻】あらすじ
あらすじはごくシンプルである。
主人公・黒田詩織は34歳、既婚子なし、ホテルのラウンジでウェイトレスをやっている。性には淡白な方だったらしく、セックスレス3年目なのだが、ある日夫が隠れて書いていた「日記」を見つけてしまう。
それは夫が他の女とセックスをしているところを克明に綴った日記であった。それに火を付けられ、詩織は当てつけめいた気持ちからか他の男と肌を重ねてしまう。そうしたら、セックスにずっぽりとハマってしまったのであった。そういう話である。
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しおりの日記【1巻】ネタバレ
詩織の初体験は高校生2年生のとき、初恋の彼氏と。二人目の相手は夫で、結婚したのは26歳くらいのとき。いまセックスレスであることに悩んでいるわけではなく、人生なんてこんなものだろうと思っていた、というようことをつづった1ページ目のあと、ページをめくったら見開きでセックスしていた。
その相手というのは、同窓会で再会した、例の初体験の相手である。その相手、芹生(せりゅう)も当然おっさんになっていて、既婚。ダブル不倫っていうのかな?こういうのを。
芹生は関東在住である。舞台は関東。なんか、同窓会は出張のついで、とか言っている。本当なのかどうかはよく分からない。分からなくても問題はない。いずれにせよ、芹生は数回身体を重ねて、「あの頃はマグロだったのに、すごい乱れるようになったなあ」とか言った後、詩織との関係を完全に断つ。
詩織は別に芹生を愛しているというわけではないので、捨てられて落ち込んだりはしないのだが、問題は、この火照った身体を次から誰に鎮めてもらえばいいのか、ということである。
夫を誘えよ、と一読者として思わなくもないのだが、そこは突っ込んではいけない部分なのだろう。
さて、ここで登場するのが沙野透(さの とおる)という青年。詩織の勤務しているマリオネット・ホテルのベルボーイ、24歳。マリオネットホテルはそんな立派なホテルではないので本来ベルボーイなどいらないらしいのだが、支配人の甥っ子で、仕事がないというのでコネでこのホテルに仕事をあてがってもらっているらしい。
それはいいのだが、透は偶然、別のホテル(ラブホ)で詩織が芹生と一緒に出てくるのを見かけてしまった。それまでは「地味な年上の女」くらいにしか思っていなかった詩織のことを、彼はそれをきっかけに意識するようになる。
そして決定打、マリオネット・ホテルに泊まった芹生が、部屋に詩織がいるのにルームサービスを頼んだら、持ってきたのが透だったのである。詩織はさすがに風呂場に隠れていたが、目立つ靴を履いていた日だったので、気付かれた。
透はなにくれとなく詩織に声をかけてくるようになり、あげく尾行の末にバーで隣の席になり、ホテルに誘ってきた。渡りに船というわけで、詩織は透と貪り合うように愛し合った。
透は童貞というわけではなかったが、詩織に恋愛感情を抱いているということもあり、二人とも燃えた。
まだ話は続くが、あとはだいたい肉欲に溺れている描写が延々続く感じである。そして巻末、夫に「最近帰りが遅くないか?」と疑いの目を向けられるところで2巻に続く、となる。
しおりの日記【1巻】感想
エロいです。
正直にぶっちゃけると筆者の好みのエロ漫画の絵柄ではないのだが、肉感的で、物語と画風がシナジーを生じていてたいへんにエロいです。
これからどうなるのか知らんが(まだ2巻以降読んでません)、引き続き3巻まで続けて紹介していくぞ。
しおりの日記
ごくごく平凡な主婦・詩織は、夫の日記らしきものを読んだことで、夫の浮気を知ってしまう。その腹癒せに、同級生の元カレとセックスをしてしまうが、それが元で、眠っていたセックスへの悦び、快感に目覚めてしまった。しかし…。叙情派官能漫画家・艶々が描く、リアル不倫ストーリー。灯ってしまったセックスの火は、消そうにも消えない…。
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