- 作品名:29歳独身中堅冒険者の日常(1)
- 作者・著者:奈良一平
- 出版社:講談社
- ジャンル:少年漫画
漫画「29歳独身中堅冒険者の日常」1巻のあらすじ
主人公シノノメ・ハジメは冒険者である。かつてはブイブイいわせていたらしいが、今は辺境の村に身を置き、近在のダンジョンでの村人の為の狩りなど、簡単な仕事をして平和に暮らしている。
そんなハジメが、ある日ダンジョンで、冒険者志願の幼い少女リルイと出会う。戦闘能力はまったくなく、使い物にならない小娘を、しかしお人よしのハジメは見捨ててもおけず、結局、自分が引き取って世話をすることになる。名ばかりの「旅の仲間(パートナー)」として。
リルイという家族が出来たことでさらに険が取れ人間として丸くなっていくハジメに、村人たちも相好を崩すのであった。
だが、リルイはただの子どもではなかった。実は彼女には隠された秘密があり——。
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漫画「29歳独身中堅冒険者の日常」1巻のネタバレ
リルイの秘密に最初に気付いたのはハジメである。ちんちくりんの子どもだったリルイが、おっぱいばいんばいんの大人の体型になっていたのだ。ちなみに、リルイ自身は自分の身体に起こったことについて、まったく理解していない。
ハジメはすぐに、リルイの正体に気付く。リルイは、古代種(エンシェント・ブラッド)という、祖先の体質を隔世遺伝で発現させた存在であった。
この世界では、古代種というものは、まあ珍しいことは珍しいが、しかし滅多にいないというほどのものでもないらしい。
古代種と一口にいってもさまざまな古代種があり、リルイの今後について考えるためにも、リルイがどのような種族の血を引く古代種なのか、突き止めなければならないのであるが、結局のところ、さほど困難もなく、リルイの正体は判明する。
リルイは、一晩で大人になるという体質を持つ、サキュバス(淫魔)の古代種であった。実際にサキュバスであり、娼館の経営者をやっているハジメの友人、ヴェロニカ・バリがリルイのもとを訪れて確認したことで、それは確実となった。
ヴェロニカは何も知らない無垢な(とはいうものの、何しろ種族はサキュバスなわけであるが)リルイを、娼館にスカウトしようとする。
もちろん、お人よしのハジメはいい顔をしない。結局、なんだかんだの口論の末に、ヴェロニカはハジメ(とリルイ)の冒険についてくることになった。そこでトラップにかかり、ヴェロニカとルリイはテレポーターによってどこか分からない場所に飛ばされてしまうことになる。
というところで、次巻に続く。
漫画「29歳独身中堅冒険者の日常」1巻の感想
おっぱいである。
何はなくともおっぱいである。
正直なところこの漫画、最初に手に取って、数十ページかそこら読んだところで投げ出していた。
導入は「主人公の冒険者が紹介される」「なんか孤児っぽい子供が出てきて一生懸命モンスターと戦っている」「主人公は子供を村に連れ帰って引き取り手を探す(ちなみに見つからない)」という感じなわけだが、ここまで読めばたいがいの人は、主人公がこの子供を引き取ることになるということくらいは見当がつくであろう。
だがヌルい。
いくら辺境でくすぶっているとはいえ、命を的に切ったはったをする冒険者が、そんな甘いことでどうするのかという話である。
なので話のヌルさが気に喰わないからしばらく読むのを止めていたのだが。
もうちょっと先まで進んだらちんちくりんの子供がおっぱいになったのである。
俄然読む気が湧いた。
この漫画は基本的にほのぼのした雰囲気である。サキュバスが出てくるからといって、エロいわけではない。だが、ここからどうやって話を転がしていくつもりなのか。筆者としてはそれなりに興味をそそられているというところだ。
29歳独身中堅冒険者の日常
仕事でダンジョンに潜った冒険者・ハジメは、お腹を空かせた少女・リルイと出会う。親に捨てられ、身寄りのない彼女を一人、放っておくことも出来ず──「俺の仲間になるなら泣くな!!」かくして始まった、二人の共同生活。しかしリルイは「ただの」少女ではなくて……!?
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