親愛なる僕へ殺意をこめて【7巻ネタバレ】真犯人を捉えていく二重人格主人公!

親愛なる僕へ殺意をこめて(7巻)

二重人格をアクセントに繰り広げられるクライムサスペンス「親愛なる僕へ殺意をこめて」最新刊となる第7巻。今回で物語が急転を見せていきます。

まずは雪村京花が何者かに殺傷された事件の前後が明かされていく事へ。その中で15年前の父親が起こした事件には真犯人がいる事を確信していく主人公。

同時に警察内部の人間でLL事件に納得いっていない刑事から当時の不可解な出来事を知っていく事へ。

複雑な人間模様が絡みながら着実に真犯人に近づいていくB一。一体全ての黒幕は誰なのか…手に汗握る怒涛の展開が押し寄せていきます!

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親愛なる僕へ殺意をこめて(6巻)

親愛なる僕へ殺意をこめて【7巻ネタバレ】

53話ネタバレ

B一は警察から脱走。逃げ延びた廃墟のような場所で彼はニュースをチェックしていく。雪村京花に関するニュースを見て、彼女がどの病院で入院しているのか目星をつけていく。

そして過去を振り返っていくB一。

畑中葉子が佐井に拉致されたと白菱から伝えられるB一。彼の最優先事項は佐井の所属するグループ「SKALL」が持っているかも知れない売春の顧客リスト。

B一の中で葛藤がありつつ、佐井と葉子の様子を傍観する事を決意するB一。翌日となり、エイジとの人格交代が起きていない事に驚くB一。大学に向かい、葉子が行方不明になったと伝えるニュースを見て動悸を起こす。

助けられたかもしれないのに見殺しにした事で罪悪感を感じていくB一であったが、彼は自身の父親を犯罪者に仕立て上げた真犯人を探す為、葉子を犠牲に…。

場面は現在へ。
逃亡先にてミディアムヘアを短髪にしていくB一。そのまま彼は雪村京花が入院する病院まで足を運んでいく。片手にはナイフを携えて。

54話ネタバレ

再び過去の回想。今度は京花視点。
京花が男にナンパされている所を助けた形になるB一。彼の頭の中は葉子を救えなかった罪悪感に溢れていた。

一方、京花は過去の自宅に葉子を連れ込んでおり、殺害していく。

そんな葉子殺害の一部始終が明かされた後、場面は現在。

京花が入院する病院に潜入するB一。まずは彼女の身辺にいる警察の見張りを監視。行動を把握していく。同時に雪村京花が眠っている病室を発見。目の色が変わっていくB一。

55話ネタバレ

翌日、薬剤室から入眠剤を盗み出して、看護師が警察の見張りに提供するコーヒーに入眠剤を混入していくB一。

見張りが居眠りした所でB一は京花の部屋に侵入。右手には熊のぬいぐるみ。

熊のぬいぐるみを棚に置いて、彼はポケットからナイフを出し、京花の首元に当てていく。すると意識不明であった京花は突然、目を見開き、辿々しい声を出してB一を歓迎。

『お か…えり…八野衣エイジ…君』

B一に自分を殺せない事を伝えていく京花。歪んだ表情を見せながら再び過去の回想へ。B一が表に出てこなかった空白の6日間。病室で目覚めたB一はお見舞いに来ていた京花から何があったのか尋ねていく。

そして京花から佐井が葉子の殺害容疑で捕まった事を知らされる。この時から既に京花はB一の二重人格を知っており、B一に協力していた事が明かされる。

『予定通り、2人で協力して貴方の中から浦島エイジをけしちゃえばいいんだもんね』

2人の間で交わされていた目的がここで初めて明かされていく。

56話ネタバレ

退院して自宅に戻るB一。監視カメラ、奪った金がなくなっている事に気づく。念の為、部屋中を検めておくB一。トイレから畑中葉子の片耳を発見。

白菱家にて白菱を待ち伏せしていたB一。
B一と葉子の接点を知っている人間は白菱だけ。B一は葉子殺しの真犯人は白菱ではないかと疑っていた。

そんな中、背後から京花が登場。
注射器をB一に打ち込んでいく。強力な麻酔なのだろうか、その後、よだれを垂らして椅子に座らされるB一。意識朦朧の中、京花は畑中葉子を殺したのは自分であると伝えていく。

京花はB一を洗脳するかのように語りかけていく。
父親が巻き起こした事件の真犯人など存在しない事を明かしていく京花。同時にエイジとB一の人格を統合させようと大量の眠剤をB一に投与していく京花。

目覚めると床に仰向けになりながら、片手に包丁を持つB一。

さらに自分の体の上には血だらけの京花がのしかかっていた。眠らされた間に何が起こったのか…理解が追いつかないB一。

57話ネタバレ

瀕死の京花から何が起こったのか聞き出そうとするB一。脳裏にもう一つの人格であるエイジがやったのかと過るB一であったが、エイジがそんな事をしないのは自身が一番わかっていた。

瀕死状態で口を開く京花。

『LL…』

その言葉を汲み取り、父親の事件の真犯人が京花を刺し、過去と同じように罪を着せようとしていると推測していくB一。15年前の父親が起こしたLL事件には必ず真犯人がいる…確信したB一は真犯人の計画に乗る事を決意。

自ら京花殺傷の罪を被る事で警察に犯人探しをさせず、自身の手で真犯人を裁く決意を新たにしていくB一。

58話ネタバレ

場面は再び京花の病室。
真犯人を教えるから紙とペンを持ってきてとB一に伝える京花。B一が背後を向いた瞬間にナースコールを押していく。不敵な笑みを浮かべる京花。

咄嗟に逃げ出して隠れ家へと戻るB一。

真犯人に近づく情報を得られなかったB一であったが計画は狙い通りであった。京花の病室を訪れた本当の理由は隠しカメラを設置する事であったB一。

彼は病室に熊のぬいぐるみを設置していた。その中に隠しカメラを仕込んでいたのだ。

B一の思惑は真犯人が必ず京花の口封じの為に訪れずれると踏んでいた。真犯人が病室を訪れるまで持久戦を覚悟するB一。その矢先、隠れ家に真明寺麗が現れる。

ずっとB一の尾行をしていた事を告げる麗。
得た情報を教えて面白ければ、再び手を貸す事を約束していく真明寺麗。

59話ネタバレ

京花との間で巻き起こった出来事を麗に伝えていくB一。ただ、病室に隠しカメラを仕掛けた事だけは伏せていく。そしてB一に再び協力する事になる麗。

麗は京花の足取りを追うことへ。B一は再び顧客リストを追う事を伝えていく。花坂の失踪事件に関わった人物なら手掛かりを持っているからも知れないといった算段。

そんな今後の展開を麗と会話していると刑事の桃井が銃口をB一に向けて隠れ家に訪れてくる。麗がB一と関わりがあると踏んで尾行していた桃井。

B一がナイフ片手に桃井を攻撃しようとした瞬間…向けていた銃口をおろす桃井。

『さっきの話は本当か?LL事件の真犯人の話だ』

頷くB一。
そして桃井は外に張っていた捜査員を引き揚げさせていく。そして桃井はB一の父親・八野衣真の最期を見た証人として当日の出来事をB一に語っていく。

60話ネタバレ

15年前、八野衣真の最期が桃井の口から明かされていく。桃井は八野衣がLL事件の犯人だと納得していなかった。しかし、事件は八野衣が犯人だと確定して捜査は終了。

当時の葛藤を語っていく。

同時にまだLL事件に納得の言っていない桃井。B一の話を信用する代わりに…3日間以内に自分と父親の無実を証明する手掛かりをみせろと伝えていく。

61話ネタバレ

桃井の無責任な言葉に怒りを見せていくB一。
彼の言い分も受け止めつつ、15年前の話の続きを語っていく桃井。

桃井の話を聞いたB一と麗。
真犯人の目星が付いたのか…B一は計画の変更をしていく。

桃井の話は顧客リストの隠蔽に警察内部の人間が大きく関わっている事を示唆する内容であった。

B一の推理は少しずつ、真犯人に近づいていく。
父親を犯罪者と仕立て上げ、顧客リストの隠蔽に大きく関わっている警察内部の人間が真犯人であると…。15年前の事件の状況を知る為に麗と共に情報収集していくB一。

ここで7巻は終了。

親愛なる僕へ殺意をこめて【7巻の感想】

親愛なる僕へ殺意をこめて(7巻)

今回の内容を読んだ限り、真犯人は警察内部の人間で間違いなさそうといった事になりますが、固有名詞がつく警察の人間と言えば桃井と猿渡くらいかな…。

7巻で猿渡も少し登場して、微妙な怪しさを撒き散らしているので真犯人はもしかして猿渡…!?

顧客リストを奪取する事で全ての謎解明へと繋がりそうな雰囲気が示唆されているので、今後の展開が待ち遠しい限り。

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