- 作品名:ピーチガール(6)
- 作者・著者:上田美和
- 出版社:講談社
- ジャンル:少女コミック
- 掲載誌:別冊フレンド
目次
少女漫画「ピーチガール」これまでのあらすじ
黒く焼けた肌に派手な顔、そんな一見遊んでそうに見える主人公モモは、中学の時からずっとトージを想い続けていた。モモは、見た目で損をしているが本当は純粋な心を持った普通の高校生。(黒い肌は中学の時水泳部だったため)
そんな彼女を巡って三角関係が始まる。モモはトージが好きで、トージもモモが好き、そこにモモに好意を持っている学校一のイケメンであるカイリが現れるのだ。
そして、その三角関係の間に出たり入ったりする小悪魔サエも登場する。
サエはモモの真似ばかりをし、モモが欲しがるものは全て奪ってしまう性悪女だ。案の定、サエはモモが想いを寄せているトージの事を自分のものにしようと様々な作戦を企てる。
そんなサエの陰謀に巻き込まれてしまう3人(モモ・トージ・カイリ)…
たくさんの嫌がらせを受けながらも、モモとトージは無事にお互いの気持ちを伝えあうことが出来たのだ。そんな二人を見て身を引いたカイリは、二人を応援することになる。
そして、穏やかな時間が過ぎていたそんな矢先、自分よりも幸せそうなモモが気に食わないサエは、また新たな悪巧みを思いつくのであった。
ピーチガール 第6巻のあらすじ・ネタバレ
モモの誕生日の夜、幸せな時間を送っていた二人に悲劇が訪れた。それは、サエからの一本の電話…今まで散々嫌な思いをしてきたモモだったが、電話の向こうで泣いているサエを放って置くことが出来ず、トージの家を飛び出し、サエの元へ向かう。
サエは、彼氏のジゴローがモモに気があるから私と別れたいみたいなの、モモから何とか言ってくれない?という趣旨の話をモモにした。
モモは自分にはトージがいる事、サエを大切にしてほしい事を伝える為、サエと一緒にジゴローを待つことにした。だが、その時サエから渡された缶のお茶の中には睡眠薬が…それに気づかずに飲んでしまったモモは気を失う。
そこへジゴローが到着し、気を失ったモモを車に乗せホテルへ運んだ。
一方サエは、モモが来ていた服を真似し、髪型も同じにしてトージの家に向かう。
モモの帰りを待っていたトージは、部屋に入ってきたサエをモモだと勘違いしキスをしてしまう。(部屋に入る前にサエが電気を消してしまった・モモと同じ香水をつけていた為)
そしてベットに入った二人だが、携帯から流れる着信音が変わっていることに気付いたトージは部屋の電気を付けて驚愕する。
怒りとパニック状態のトージは、サエから事情を聴きだすが、サエはでたらめな事を言うのであった。
一刻も早くモモを見つけたいトージは必死でモモを探し始める。そこで偶然遭遇したカイリと共に、モモのいるホテルへたどり着いた。
そこにはモモとジゴローが…
全ては犯罪者並みのサエの計画・ドロドロな展開が待っていた
サエは、ジゴローを手玉にするために嘘の話を吹き込んだ。
私のお願いを聞いてくれたら、ちゃんと付き合ってあげる…とジゴローを騙し、モモを襲わせるのが狙いであった。そして自分は、サエをモモだと勘違いしたトージと結ばれることが目的だった。
モモとトージを別れさせ、めでたく自分がトージと付き合うというシナリオであった。
この計画を実行するために、睡眠薬を飲ませたり、自分を偽ってトージに迫ったり、友達を他の男に襲わせたり、本当に最悪な女だ。捕まってもいいレベルの話だ。
恋愛少女コミックだが、かなりドロドロな内容だ。
遂に復讐の時がやってきた!読んでいてスカっと気分が良い
カイリが何か異変を察した。モモとトージの話を聞いていたカイリは、これが全てサエによる計画だという事に気が付いたのだ。その証拠を押さえるべくジゴローの元へ向かう3人だったが、そこで決定的証拠を目の当たりにする。
3人が向かった時、ジゴローはサエと揉めていた。
サエの言う通り協力したジゴローだったが、サエの態度や話が食い違っていることに気づく。
そして、サエは全ては私のシナリオだと言い出した。
それをドアの外で聞いていた3人は復讐を思いついたのだ。モモとトージの名演技により、まんまと騙されたサエ。
モモが味わった辛い思いを味わうがよい。
今までピーチガールを読んできて、一番スカッとしたシーンであった。
三角関係はまた始まるのか…カイリは気持ちを押し殺しているのか
モモとトージを遠くから見守ってくれていたカイリは、この6巻で大きな活躍を果たす。
こんな事をしてくれるのは、まだモモの事が好きだからではないのか。
でも決して、モモとトージの邪魔はせずに心から応援してくれている。
そんなカイリが切なくてたまらない。今後カイリがどのようにモモとトージの間に入っていくのか見ものである。と共に続きが読みたく仕方がない衝動に狩られる(笑)
応援よろしくお願います!(ポチッとタップしてくれると喜びます♪)
ブログにフォーカスしたコミュニティーサービス(SNS)。同じ趣味の仲間とつながろう!