- 作品名:ピーチガール(4)
- 作者・著者:上田美和
- 出版社:講談社
- ジャンル:少女コミック
- 掲載誌:別冊フレンド
「ピーチガール」 4巻のあらすじ
モモに対する誤解が全て解かれ、トージはもう一度モモとやり直したいと告げるのだが、モモはそれを断ってしまった…。
水泳大会の打ち上げ中、トージと顔を合わすことに気まずくなったモモは会場を抜け出してしまう。
そこで偶然にもカイリとバッタリ会う。モモとトージは今頃上手くいっているものだと思っていたカイリは、モモの幸せを願う反面、失恋のショックを受けていた。そんな時に、モモから告白を断った話を聞いてカイリは拍子抜けしてしまう。
それでもカイリは、モモとトージを応援した。
モモがトージからの告白を断った理由は、トージと付き合ってまた何かがあった時に信じてもらえなかったら今度こそ立ち直れないからだ。
これを聞いたカイリは、この先起こるかどうかも分からない事を心配してどうするんだ、事故に遭うのが怖いからって外に出ないのと一緒だと叱った。
翌日、トージは頭を五分刈りにして学校に登校した。周りの言葉ばかりを鵜呑みにしてモモの言葉を信じてあげられなかった事を反省しての事だ。
ピーチガール 4巻のネタバレ結末
これを機に、モモは正直な気持ちをトージに伝え、二人はヨリを戻した。
一方、小悪魔サエはというと…あの一件以来ビックリするほど大人しくなり、いるかいないのか分からないくらい影の薄い存在になっていた。
モモはというと、トージとの関係も良好で、クラスの友達とも打ち解けて、学校の先輩から「水泳同好会」にオファーされ楽しい学校生活を満喫していたのであった。そんなある日、水泳大会の日の一件は全てカイリが裏で色々動いてくれていたおかげだという事をモモは初めて知ることになる。
辛い時はいつもカイリが傍にいてくれた事、偶然を装っていつも助けに来てくれた事、今頃になってやっと気付いたのだ。
そして、モモはカイリの元に行き話をするのだが、カイリはモモへの想いを押し殺して明るく振る舞う。
そしてカイリが去った後、モモは号泣した。
そして、ついにアイツが復活する…
ピーチガール 4巻の感想
モモの選択は間違っていなかったのか?
五分刈りにして反省の意思を見せたトージともう一度やり直すことになったモモだが、果たして本当にそれで良かったのか…
好きな人の事を信じてあげられなかった男だ、その事実は変わらない。
今まで自分の事に必死で、自分の為に色々動いてくれていたカイリの優しさや男らしさに全く気付いていなかったモモに少しイライラするのは私だけでしょうか。
気付いた時にはもう遅いのでしょうか…まだまだ考え直す時間はたくさんあります。
トージよりも前にカイリに出会っていれば…というセリフがありますが、気持ちが大きければ順番なんて関係ないと私は思います。
カイリが去った後のあの涙は何を意味するのだ…。
アイツがついに復活する!
小悪魔サエは、あの程度のことで懲りるはずがなかった…
少しは反省したかのように思えたが、ちょっとでも手を差し伸べた途端にすぐ豹変するのだから本当に恐ろしい女だ。
またあの女に振り回されるかと思うとゾッとする。
何であの時モモは手を差し伸べてしまったんだ!同情かもしれないけど、モモは優しすぎるんだ!放っとけば良かったのに…
また痛い目に合うのはモモなんだから…
小悪魔サエがまた暴れまわるのは、この巻以降となる。