漫画「生者の行進Revenge」分冊版25話の内容をご紹介。
今回はキーマンである「沢田まりえ」といった少女とありさの関係が回想シーンと共に明かされていきます。そしてまりえの自殺の裏には犬飼さとしの姿がある事も判明していく事へ。
生者の行進Revenge【25話】ネタバレ
『あと一人の枠は誰にも渡さない！』
不破とありさの事情を知った省吾。しかし、省吾にもあと一人を殺されては困る事情がある。どうしてもお守りの力を使わせる訳にはいかなった。
反発する省吾とありさ。
そこに冷静な不破が仲介。
次は省吾の事情を話して欲しいと告げていく。
『事情ってなんだ？お守りについて僕らの知らない事実があるなら…教えて欲しい』
省吾はお守りに呪いをかけた人物は生き霊を利用して「沢田まりえ」もどきを作ろうとしている事を明かす。さらに罪のない生きた人間をその器にしようとしている事も。
その器になっているのが自分の一番大切な人である事も不破とありさに告げていく省吾。
『だから頼むわ…そのお守りを使って…もう誰も殺さんでほしい…』
お守りの裏事情を知って肩を落とすありさ。
そして不破はありさに別の方法で山口先生の復讐を考えようと提案していく。やけにあっさりと引き下がる不破。それを見て省吾は思う。
『もしかして…最初から妹を止めて欲しくて俺を家に呼んだとか…！？』
ありさのお守りを利用しての復讐を止める事に成功する省吾。同時にお守りを作った奴を叩き潰すのは賛成である事を伝えて二人に協力を仰いでいく。
省吾に協力する意志を見せる不破とありさ。まずは状況を整理する為、それぞれの持つお守りの中になる手紙を出して文面の違いを確認していく。
その上で省吾は疑問を問いかけていく。
『なんでお前らはせいなるたましいが沢田まりえのことだと思ったんや？』
沢田まりえとありさの関係
ありさは告げる。
まりえは凄く良い子だったからと。そして過去の回想へ。ありさとまりえはとても仲が良かった。そんなある日、席替えを行われる。まりえは犬飼さとしの隣へ。
この頃から犬飼の裏に隠れた憎悪に気づいていたありさ。しかし、彼はその感情を一切表に出さなかった。それが逆にありさにとっては気味悪さを感じていた。
そんな中、父親と幸せそうにするまりえを見て嫉妬してしまうありさ。
これを境にありさは少しだけまりえを困らせようと思って仲間外れにしようとしていく。同じ孤独を感じていて欲しかっただけのありさ。しかし、あっという間にまりえはクラスで孤立していってしまう。
それに拍車をかけていたのが犬飼さとしであった。女子のファンも多い犬飼。彼がまりえの優しくすればするほど他の女子の反感をまりえが買う形が出来上がっていた。
『さとしのやつ…もしかして…わざと女子達を煽ってないか…』
そしてまりえが自殺する前日、盗難事件が起こる。
山口先生とまりえパパの会話を外から聞いていたありさ。犯人はまりえではなく、クラスでまりえをよく思っていないイジメっ子3人の仕業だと感づくありさ。
そして、ありさは彼女を無視していたり、仲間はずれにしていた事を謝ろうと教室へ向かう。すると泣きじゃくる沢田まりえに犬飼が悍ましい表情で彼女になにか伝えている場面を目撃してしまう。
ここで第25話は終了。
生者の行進Revenge【25話】感想
どことなく性格もリカと似ている雰囲気の沢田まりえ。彼女は一体、犬飼さとしに何を吹き込まれていたのか。これから沢田まりえの自殺の全容が明かされていきそうですね。
そしてまりえと同じ雰囲気を持つリカ。
もしかしたら今後、リカが犬飼の玩具にされそうな雰囲気もあります。二人は以前に一度だけ対面しており、犬飼はどことなくリカに興味を示していました。
得体の知れない恐怖と憎悪を併せ持つ犬飼。これからの展開が楽しみですね！
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