漫画「高校事変」ネタバレ!スーパー女子高生がテロ組織に立ち向かう!?

高校事変

漫画「高校事変」は松岡圭祐先生の人気小説「高校事変」をコミカライズした作品。作画は「ストーカー浄化団」「ナリカワリ」などを描いているオオイシヒロト先生が担当。

私は原作となる小説版を読んだ事はありませんが、非現実的なぶっ飛んだ世界観が非常に面白く、ドンドンと作品にのめり込んでいってしまう内容に仕上がっています。

主役のヒロインは優莉結衣(ゆうりゆい)といった女子高生。彼女は犯罪集団リーダーの次女であり、異常なサバイバル能力を見せていきます。

総理大臣を狙う武装勢力が結衣のいる学校を突如、侵入して占領。結衣は正義のヒーローとなるのか…それとも悪のヒーローなのか…。

非現実な世界観と痛快&爽快な物語が楽しめる注目の漫画です!

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高校事変

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漫画「高校事変」ネタバレ

高校事変・第1巻では1話~5話までが収録。舞台となるのは武蔵小杉高等学校。2年C組の担任は敷島和美はある生徒に恐れをなしていた。それが優莉結衣である。

彼女は平成最大のテロを巻き起こした組織のリーダーである優莉匡太(ゆうりきょうた)の次女であった。物静かな彼女は学校で問題を特に起こしている訳ではないが、嫌悪感を示す者もいてクラスから爪弾きをくらい陰湿なイジメを受けていた。

そんな中、結衣に唯一接点を持とうとしていくのがクラスメイトの濱林澪(はまばやしみお)といった女子生徒である。

澪は結衣を吹奏楽部に誘っていく。理由は結衣が非常に上手にクラリネットを鳴らせる事を知っているからである。

『一緒に楽器やろう』

しつこく誘われる中、結衣と同じ施設にいる女の子から誕生日プレゼントのリクエストがメッセージで送信されてくる。田代勇次のサインが欲しいとのこと。

この田代といった男子生徒は同じ学年の超有名人であった。バトミントンでその名を世界に轟かしている人物である。

澪は田代にサインを頼む代わりに結衣は吹奏楽部に入る事を提案。そんなやり取りをしていると結衣をクラスで苛めるカースト上位の女子、新沼亮子が現れる。

彼女達の悪意は結衣と仲良くする澪に向かっていく。澪を庇う結衣。亮子と対峙していく。彼女の欠点を指摘していく結衣。図星で興奮して怒りを露わにしていくと、突然亮子は口から泡を吹き出して失神。

病院で亮子の母がイチャモンをつけて来て、責任を結衣に押し付けようとしていく。亮子の友達が撮っていた動画があって、教師に見せつけていく亮子の母、咲恵。

ただ、動画を見る限り、けしかけてきたのは亮子であり、言動もよっぽど亮子の方が悪いと判断されて論破されていく咲恵であった。

また状況の悪化を危惧する教師と波風を立たせたくない教師で対立。そんな中、校長はある重要な話を対立候補の教師である敷島先生と溝鹿先生に打ち明ける覚悟をしていく。

高校に超VIPが訪れる!?

咲恵と同席になって気まずい澪。
お手洗いに立つ中で教師達の密談を聞いてしまう。

『矢幡総理がウチに訪問?』

武蔵小杉高等学校に在籍する田代勇次と接触して世間の好感度を上げる目的であった総理が明日訪れる計画が存在していた。同時に教師達は危険人物と認識されている優莉結衣の在籍を伝えていなかった。

翌日、ヘリに乗って高校を訪れてくる矢幡総理。

ヘリの中で秘書官やSP代表から武蔵小杉高校には優莉匡太の次女が通っている事を当日になって知らされていく。一国の総理も出来れば顔を合わせたくないと思われている優莉結衣。

緊張感漂う中、高校に到着。
一方、結衣と澪は緑山といった教師監視のもと、自習室に隔離されていた。二人の友情が深まる中、地震のような地響きと共に学校全体が揺れていく。

動揺せず、室内から外を見渡していくと迷彩服を着て連中がSP達を射殺していた。

突如カオス状態になっていく学校…

田代勇次と接触を図る矢幡総理であったが田代が行方不明になった事を聞かされていく。秘書とSPが全力で田代を捜索。見つかるまで場繋ぎとして生徒達に演説して欲しいとお願いされていく。

演説をはじめると同時に地震のような地響き。同時に窓ガラスが割れてクラスメイトの大半が銃弾によって倒れていく。

緊急で逃げるように指示を出していくSP代表の錦織。

矢幡は生き残っている生徒共に別の教室へ逃げ隠れていく。その際、迷彩服の装備を見て相手が米軍の特殊部隊ではないかと考えていく。

逃げ切る中、構内アナウンスで武装組織からお呼び声がかかる矢幡。

『ただちに最寄りの迷彩服にお声がけください』

サバイバル能力高すぎな女子高生の反撃開始!?

一方、この状況でも冷静な結衣。
最初の校内アナウンスで流れていた意味不明な放送は逆再生されていると解釈して解読をしていた。

武装組織は各教室を人質の収容所にしようとしている事が判明。

一方で二人の監視役でもあった教師、緑山は武装組織を結衣と繋がりのある集団であると解釈。彼女を攻め立てていくが危機管理能力の高い結衣の指示に圧倒されていく。

『わたしは何も知らない』

関わりが深くなっていた澪にだけ唯一、本心を明かしていく結衣。同時に自分達がいる教室も早々に敵がくる事を察知する結衣。

相手と戦う為、簡易的なトラップを作成して武装組織の一人を返り討ちにしていく結衣。圧倒的な知識といサバイバル能力に呆然としていく澪。

武装組織の武器とトランシーバーを手に入れた緑山。映画のワンシーンみたいだと興奮して気が大きくなっていく。そんな緑山を冷静な判断で論破していく結衣。

同時に武装組織のお仲間が4人ほど駆け付けてくる。

結衣はお手製の簡易消火器爆弾を駆使して武装組織4人を殲滅。目の前で次々と人が死んでいく現実を目の当たりにしていく澪。

一方、緑山は独自の解釈で結衣に銃を向けていく。この武装組織はお前ら内ゲバ…半グレ集団同士の抗争と解釈して結衣を始末しようとする。

しかし、武装組織側のドローンに発見される緑山。ドローンには機関銃が設置されており、姿を捉えられた緑山は蜂の巣にされていく。

新たな敵が訪れる!?

ドローンから身を潜めていた結衣と澪は無事。ひとまず隠れる事へ。

一方、現場には偵察十二班が到着。部隊が全滅している事を報告していく。偵察班は辺りを見回して報告だけしてすぐに立ち去っていく。後に調査班が来る模様。

立ち去った所で身を潜めていたトイレから出てくる結衣達。

緑山の変態っぷりも明かされつつ、澪が単純な疑問を投げかけていく。

『ねぇ、どうしてそんなにいろいろと詳しいの?』

結衣の父親は犯罪組織のリーダーだった男。望まなくても色々な知識や教わりを得ていたと語る。そんな背景のある結衣であったが、澪は結衣を信じると手を握っていく。

一方、東京湾上空には不審な2機のヘリが確認されていた。情報からロシアの武装ヘリの模様。新たな敵に緊張感が漂っていく。

ここで第1巻は終了。

漫画「高校事変」感想

高校事変

非常にスピーディーでテンポが良い漫画。原作小説を読んだ事がないので比較はできないが、非現実的な世界観ながらもスーパー女子高生が武装テロ集団に立ち向かっていく様を描く作品。

武装集団の目的などは次巻で明らかになる模様。

また原作小説版も賛否両論ありながら大変、人気の高い作品になっており、現在では小説版は7巻まで配信中。漫画ではどこまで描かれるのか不明ですが、ぶっ飛んだ世界観で活躍する女子高生を見たい人は是非、必見の漫画です!


高校事変

高校事変

原作・著者松岡圭祐 / オオイシヒロト
価格704円(税込)

犯罪集団リーダーの次女・優莉結衣が通う高校に、支持率向上を図る総理大臣が訪問することに。総理大臣の命を狙った武装勢力が突如侵入し、校舎を占領した。松岡圭祐が世に解き放った大問題作を完全コミック化!

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