可愛そうにね、元気くん【2巻ネタバレ感想】ヒロインの弟もヤバイ奴だった!?

可愛そうにね、元気くん(2巻)

青春リョナ漫画『可愛そうにね、元気くん第2巻を御紹介する。

可愛そうにね、元気くん【2巻あらすじ】

一巻では説明しなかったが、八千緑さんには弟がいる。

八千緑励一(れいいち)という。すごい美少年で、社交的な人気者であるのだが(ちなみに学校は別)、なんか噂によればどうしようもないシスコンで、姉に異常なまでの特殊な感情を抱いているらしい。要するにこいつも変態であるらしいということだ。

2巻の主役はおおむねこの励一君である。

ざっと流れを言うと、まず八千緑さんが、元気が「漫画を描いている」(そういう趣味がある)ということを、理解したということを表明する(本当はもっと前から知っていたという疑いが濃いが、とにかくそう表明するのである)。そこで、同人イベントに参加して元気の漫画を売るのを八千緑さんと鷺沢さんが見学しに行くことになる。

可愛そうにね、元気くん

可愛そうにね、元気くん【2巻ネタバレ】

可愛そうにね、元気くん(2巻)

さて、一巻ラストで鷺沢さんが八千緑さんを問い詰める形になったわけだが、直後に元気が戻ってきて、結局話はうやむやになる。

ただ、八千緑さんは「このとき、鷺沢に言われて元気が漫画を描いていることを初めて知った」という態度である。「なんで知っているのに黙っていたのか」と言われたことについては、どう見ても意図的にスルーしている。知らんぷりである。このへんは2巻ではまだ明らかにならないので、また先の話になるのだろう。

で、鷺沢さんが勝手に(元気からかっぱらった)漫画の原稿を入稿していたのでイベントに出ることになったわけなのだが、そうこうしているうちに励一が元気の学校にやってくる。そして挨拶らしきことだけして去っていくのだが、何が目的だったかというと、元気の「絵」を調べに来たらしい。

そして、元気の漫画で埋め尽くされた屋根裏部屋(誰の部屋であるのかは不明)で、「見つけた 暴懲愛之助(ぼこりあいのすけ)先生」とか言っている。どうも元気のペンネームであるらしい。

さて、このあとイベントに向かう前にワンエピソード挟まれる。

鷺沢さんが元気の家(ちなみに妹がいて、親は死別だとかでいない)にやってきて、妹と意気投合した挙句に泊まっていくのである。このとき、元気は鷺沢さんが普通に料理をこなせる(作ってもらったのである)ことに驚く。そして夜、元気が寝ている間に部屋に忍び込んだ鷺沢さん、勝手に元気の隣に寝っ転がって「早く私のものになればいいのに」とか呟く。何が動機でやってるのかと思わないでもなかったが、やっぱり元気のことが好きだったらしい。

さて、イベント当日、元気は八千緑さんに自分の漫画の内容がばれやしないかと気が気でないのだが、その心配は杞憂に終わる。八千緑さんが元気のスペースに辿り着いたとき、本は売り切れていたのである。

だが、そんな早くから売り切れるような人気を誇る本ではないので、元気はいぶかる。結局、その本を買っていたのは(つまり、在庫を全部買っていった)のは励一であった。励一はその本を元気に突き付け、脅迫する。うちの姉にこれ以上関わるな、と。

で、元気はその場で八千緑さんに電話で絶交を申し渡す羽目になる。

その後、元気と八千緑さんは本当に絶交状態になってしまうのだが、後日、どうやって突き止めたもんだか鷺沢さんが例の屋根裏部屋で励一を待ち構えており、いい顔で「おかえりー」とか言い放ったところで2巻は終わりである。

可愛そうにね、元気くん【2巻の感想】

可愛そうにね、元気くん(2巻)

だいたいみんな頭がおかしいのだが、誰が一番頭がおかしいのかが分からない漫画である。

個人的な予測では、八千緑さんが一番ヤバい人なのではないだろうかという気がするのだが、それも気のせいであろうか。何であれともかく、4巻まで続けてご紹介していくのでお楽しみに。


可愛そうにね、元気くん

可愛そうにね、元気くん

原作・著者古宮海
価格627円(税込)

主人公・廣田元気には、周囲に言えないある“性癖”があった。その異常さから、恋をすることすら諦めようとしていた元気だったが、どんくさいクラスメイト・八千緑七子への想いはどんどんくすぶっていき……!?

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