半年以上ぶりの紹介となる。その間にこの6巻と次の7巻が出て、8巻の刊行も既に決定しており、連載もまだ続いているようだから、これは10巻の大台まで届くかな?
JUMBO MAX【6巻】あらすじ
建男の逃亡生活、横須賀編が描かれる。
ほぼ一巻かけ、カヨとの関係が描かれつくして、いちおう終了となり、それで今巻はほぼ終わりである。刑事大佛は(上からは怒られて謹慎を命じられているのにもかかわらず)独自に動いており、また鹿子も暗躍を再び始めているが、そっちの描写にはそんなにウェイトはない。
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JUMBO MAX【6巻】ネタバレ
建男といい雰囲気のマッサージ嬢(別に卑猥なマッサージをするマッサージ嬢ではなく、健全なお店の健全なマッサージ師)のお店に建男がいる。最初、悪夢を見ているシーンから巻が始まるのだが、目を覚ましたら「今日は誕生日なのでおごってください」とか言われる。いい雰囲気である。ちなみに彼女は33歳だそうだ。なお、あとで判明するが男性経験なし。
誕生日だっていうから後日プレゼントでも持っていくかと思って彼女のところを建男が訪れたところ、彼女が老人(家族)の介護をしているところを見かけた。老人はかなり深刻な痴呆を抱えており、24時間の介護が必要で、できれば施設などに入れるべきなのだが、カヨにはそのための先立つものがない。
建男は彼女を見かねて自分が金を出そうとする。自分の貯金(そんなものがあったのである)をおろしてこようとするのだが、口座から金は既に引き出された後だった。例の悪い妻がやったらしい。で、今度は末兼が、「100万円しかないですが」と言って自分の私財を用立ててくれる。で、老人のために金を出そうとする建男と、さすがにそれはと言って遠慮しようとするカヨ。が、「君には第三者からの援助が必要であるはずだ」と正論を並べる建男に押し切られ、カヨは結局建男に助けを求めることになる。建男は老人の介護を手伝ったりするのだが、暴力をふるう癖がある問題のある老人であり、とても困る。
で、なんだかんやの末に、老人に(ひそかに手に入れた、精神安定系の)薬を飲ませたり、いろいろ手を尽くしていたところ、老人は介護施設の体験入所中に死亡してしまった。正直、あんまり唐突なので「まさか建男が一服盛ったのか?」とか思ってしまったが建男は殺しはやらんわな。悪党ではあるけどさ。
で、はれて介護地獄から解放されたカヨ(ちなみに、例の老人は父親とかではない。母親の再婚相手とかで、突き詰めれば他人)であるが、建男に惚れてしまう。二人の間に肉体関係は生じないのだが(なぜなら建男は重度のインポテンツだから。自分の薬でも自分の治療はできなかったということであるらしい)、建男が今度はキャンピングカーで逃亡生活を送ることになるのだが(車そのものは末兼のもの)、それについていくとか言い出す。ガチである。しかし、建男は現在、指名手配犯なのであり、巻き込みたくないからということで、断腸の思いで彼女を置いていく。末兼は「連れて行った方がいいのでは?」とか言っているのだが。
さて、建男についての逸話はだいたいそんなところ。大佛は謹慎中だが、ひそかに須磨岡と接触をはかる。で、その娘にわたりをつける。例の娘である。例の娘は、建男が逃げるところを目撃していたので、建男の現在の居所と、そして協力者が誰であるかを大佛は突き止めた。
一方、鹿子は大学の旧知の研究者に連絡を取る。協力してくれ、って言ってホテルに連れて行き、とりあえず「縛らせて」とか言い出し、拘束する。薬を試すつもりらしい。といったところで6巻はお開き。
JUMBO MAX【6巻】感想
いやー、久しぶりに読んだけど本当にこの作品は面白いな。ちなみに主人公の行動の動機付けだが、鹿子に毒薬を渡されたせいで福地が死んで自分は指名手配犯にされているわけで、今度は鹿子をとっちめるのを目的に行動していくつもりのようだ。といったところで、7巻はすでに手元にあるので、さっそく読み進めてご紹介する所存。
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✅ JUMBO MAX【7巻ネタバレ】紫河車を回収しようとするも家は更地に…有能部下によって新たな展開へ!?
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