呪物少女─イジメには死返しを─
作者 Kfumi/樹生ナト/間部正志
出版社 taskey
ジャンル 青年漫画
原作:Kfumi、作画:間部正志のコンビで描かれる復讐漫画「呪物少女」をネタバレ込みでストーリー、見どころを解説!
本作は主人公、雨宮沙良が大切な者を同級生に奪われ、呪物によって復讐を成し遂げていく物語です。
物理的な復讐ではなく、呪いによって復讐を仕掛けていく設定が斬新。さらに呪物の利用者は自身にも大きなリスクを伴う要素を含みます。
沙良は同級生達への復讐に成功するのか…成し遂げた後、沙良の身体はどうなってしまうのか…。
呪物を用いた新しい復讐劇が開幕されます!
コミックシーモア先行配信中
「呪物少女─イジメには死返しを─」ネタバレ
1話
主人公の沙良は同級生4人から壮絶なイジメを受けています。
何とか耐え抜く沙良。
学校の帰り、おばあちゃんの都子と遭遇して軽く食事。
お祓いの話になって「呪い」は本当に存在すると沙良に伝える都子。
都子と楽しく談笑している現場をいじめっ子である漆崎と香坂の二人に見られてしまった沙良。
漆崎は沙良のおばあちゃんが居なくなったら、彼女がどんな顔をするのか衝動に駆り立てられます。
その夜、香坂から連絡が入って都子が坂から落ちたと連絡を受ける沙良。
現場へ駆けつけると…沙良も崖から落とされ、崖の下には地面から飛び出した木に刺さってしまっている都子の姿。
四人の同級生が姿を現し、沙良の悲惨な状況を笑って楽しんでいきます。彼らが都子を助けてくれることもなく…数時間後に都子は帰らぬ人へ。
都子の部屋から鍵と裏山の地図を見つけた沙良は、その場所へ向かってみます。
古びた建物の中には「呪物」が格納されており、沙良は都子を殺したも同然の同級生四人を呪って地獄に落とすと決意します。
2話
呪物を手にした沙良。一緒にあった巻物には都子の字で呪物の特性と使い方が記されていました。
記されていたことが本当なのか…自分の身体で試す沙良。
結果は呪物が本物だと判断。沙良は自分が呪われようとも同級生四人に呪物を使って復讐する決心を固めていきます。
沙良の最初のターゲットは接触してきた佐土に決定。運良く佐土の唾液がついたガムを手に入れた沙良は早速、呪物の中へ。
呪物は対象者と呪物の箱が繋がるといったモノ。
沙良は佐土と呪物を繋ぎ、水中毒にさせようと呪物の中に大量の水を注ぎ込んでいきます。
3話
佐土への復讐に成功した沙良。
しかし、佐土が苦しんでいる姿の前に沙良がいたことを百合原が見ていました。
沙良が佐土を何かしらの方法で殺したと睨んでいた百合原。香坂に相談しますが、頭空っぽな香坂はビビりすぎだと楽観的。
百合原は沙良を追い詰めて何かヒントを得ようと接触。逆に沙良は百合原が何か勘付き始めていると彼女を危険視。
次のターゲットを百合原に決めます。
放課後、沙良は呪物庫に足を向けると奥の扉から都子の声。声に釣られて奥の扉を開くと…。
都子が封印していた呪物神が解かれてしまうことへ。呪物神は沙良へ人を呪い続け、自分の糧になるよう威圧をしていきます。
意識が飛んで目覚めた沙良。自分がこの先、人を呪い続けたらどうなるのか…不安が押し寄せてきます。
「呪物少女─イジメには死返しを─」最終回や結末の予想
自分の身体を蝕む条件と引き換えに呪物で復讐をしていく沙良。
結末はやはり沙良が呪物神に取り込まれることが想像できます。ただし、キーマンになりそうなのが都子。
霊体となった都子が沙良を守り、再び呪物神も封印する展開も考えられます。
もしくは沙良が覚醒して呪いに強い耐性を持ったり、呪いによる悪しき力を抑制できる力が覚醒する可能性もアリ。
まだ物語途中なので断定は出来ませんが、現状の流れから行くとバッドエンド寄りの結末を迎えそうではあります。
「呪物少女─イジメには死返しを─」感想
沙良が復讐に至る動機は復讐漫画では王道な展開。
いじめっ子達が主人公の大切なモノを奪い、駆り立てられた主人公が復讐を誓うといったストーリー性です。
他の復讐漫画と違うのは「呪物」といった要素が含まれていること。
さらに呪物を使うと使用者も呪いに蝕まれるリスクがあります。呪われても4人に復讐をすると誓った沙良は有言実行出来るのか!?
画力も高く、呪物といったホラー、オカルト、怪奇的な要素も含んでおり、続きが気になる作品。
物語のテンポも良いので長編漫画ではなく、丁度良いボリューム感で結末を迎えそうな感じも個人的に好き!
復讐漫画が好きで、他と違った要素を含んだ新鮮味も味わってみたい人へお得にオススメできる作品です!
復讐の対象者は4人。
復讐には大きなリスクが伴う中、か弱き少女がどんな結末を迎えるのは非常に楽しみです!
コミックシーモア先行配信中
登場人物