期待の百合系!?中村基の漫画「イノセントデビル」あらすじ・ネタバレ感想

イノセントデビル

5月22日に発売された中村基 / 宗一郎の作品「イノセントデビル」をレビュー。メインキャラ二人が百合っぽいんだけど内容は意外とダークで引き込まれるものがあった。百合漫画が好き。ダークサスペンス漫画が好きなんて方にはピッタリの漫画。

この漫画は無邪気な悪魔こと深海赤音(しんかいあかね)と見た目は子供な犯罪心理学者である上条塔子(かみじょうとうこ)のコンビが様々な事件を解決したり、心の葛藤を描いている。

絵も綺麗、登場する女性キャラは可愛い。そんで設定も良し。充分に2巻を期待できる内容になっていた。

中村基の漫画「イノセントデビル」あらすじ

イノセントデビル

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ジャック・ザ・リッパ―、エド・ゲイン、アンドレイ・チカチーロ、ジョン・ゲイシー、ジェフリー・ダーマー。世界を震撼させたシリアルキラーとは別ベクトルに存在する犯罪者群「イノセントデビル」。無邪気な悪魔といわれる犯罪者の心の深淵に、犯罪心理学者と助手の美少女コンビが迫る。

1巻には第1話〜4話までが収録。
この漫画のキーポイントである「イノセントデビル」は人間の進化した形と言われる。生死に対して鋭敏であり、そのような状況になると自動的に体が動き、状況から最適な選択をして相手を殺めようとする。

ちなみにメインキャラである深海赤音はイノセントデビル。つまり殺人鬼なのだ。

またイノセントデビルは人を殺めることに関してまったくの感情を持たない。ただ赤音はその時の感情を知りたがっている面もあり、なんとも言えない切なさが漂う漫画でもある。

中村基の漫画「イノセントデビル」1巻のネタバレ

この漫画は各話のタイトルが独特(笑)

1話:上条塔子は深海赤音に邂逅し何を思ったか

幼少時代の赤音と塔子の出会い、イノセントデビルについて塔子の熱い弁論、とある殺人事件の犯人を捕まえる話。

赤音の殺人に対する感情探究心みたいなものがエグい。イノセントデビル状態になるとヤバイ奴になる(笑)犯人も引いてしまうほどイノセントデビルの異常な性格が露呈する。

2話:深海赤音は何を知りたがっているか

ある殺人事件の犯人探しをする話。
ここでもまた犯人が逆に赤音に恐怖を抱いてしまう。

3話:穂積みよりは何故人を殺せるか

もう一人のイノセントデビルである「穂積みより」が登場する。彼女は普通に保育園の先生をしており人気。ちなみに子供が帰った後、子供の下着をスンスン、ハァハァしている。一番の見所ではないだろうか。

そして、イノセントデビル同士のバトルに発展。
普通にバトル漫画。ラストは結構、残酷なことをする。

4話:穂積みよりは如何にしてここに至ったか

二人のバトルは続き、決着がつく。
イノセントデビルの葛藤、切なさみたいなものが描かれる。ちなみに最終的に穂積みよりは身柄を拘束されて赤音のように悪魔として生きるか、人間として死ぬかの選択を迫られて1巻は終了。

意外にもバトルに迫力があり見応えがある。

中村基の漫画「イノセントデビル」感想

残酷なシーンもあるがコメディ要素も詰め込まれている。で、深海赤音と上条塔子が百合っぽい関係。意外と迫力のあるバトルシーンもあり。今後、イノセントデビルを使って何をしていくのか気になるし、赤音と塔子の関係を見ているだけでニヤニヤする場面もある。この二人がかなり可愛いのでそれだけでも読む価値あり。

人を選ぶ漫画ではあるけど、最初に言ったように百合好き、ダークサスペンスな漫画が好きな人は満足できる漫画だと思う。

普段は礼儀正しく知的なのにイノセントデビル状態になると豹変する赤音は見所。電子書籍なら数ページの試し読みもできるので気になった方はチェックしてみてください。

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