作品名 | ホタルの嫁入り |
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作者 | 橘オレコ |
ジャンル | 少女漫画 |
出版社 | 小学館 |
雑誌 | 裏サンデー女子部 |
巻数(単行本) | 4巻まで配信中 |
巻数(単話版) | 35巻まで配信中 |
価格 | 単行本:693円(税込) 単話版:110円~(税込) |
無料情報 | 無料版は現在ありません。 |
少女漫画「ホタルの嫁入り」見所や感想、ざっくりとした内容をご紹介!
余命わずかな美女である紗都子。残りの人生で少しでも家族への恩返しをしたいと考える彼女。
そんな最中…殺し屋集団に拉致される事態が発生。
生き延びる為…紗都子は伝説の殺し屋と称される若き男性・後藤に結婚を提案。
交わるはずのない二人の狂気的な命懸けの生活が開始されていきます!
※この作品は「コミックシーモア」にて先行配信中です。更新時点での情報として2024年6月11日まで第1巻が無料配信されています!
目次
ホタルの嫁入り【登場人物】
- 桐ケ谷 紗都子(主人公)
- 後藤 進平(殺し屋)
- 桐ケ谷 美和子(紗都子の義妹)
- 康太郎(使者)
ホタルの嫁入り【あらすじ】
余命わずかの令嬢と、異常な愛を持つ殺し屋ーー契約結婚(??)ラブサスペンス!時は明治。名家に生まれ美貌にも恵まれるも、余命わずかと言われている紗都子の夢は…利益になる結婚をし、家族に恩返しをすることだけ。しかし突然、謎の殺し屋に命を狙われ…!?その場を生き延びるため…紗都子は殺し屋に「私と結婚してくださいーー私と結婚すれば全てが手に入ります」と提案を??絶対交わらないはずの二人の、命懸けの婚約生活が始まるーー!
ホタルの嫁入り
ホタルの嫁入り【ネタバレ】
1巻ネタバレ
屋敷の外に出てくる紗都子。
そんな彼女に接触する義妹の美和子。縁談の話題で盛り上がる美和子は遠回しに紗都子へ嫌味を伝えていく。
義姉妹である二人。
仲は良くない。美和子は義母と再婚した父との間に産まれた子。さらに紗都子は心臓に病を抱えており…医者から余命は少ないと伝えられている。
屋敷では美和子、義母から毛嫌いされる紗都子。唯一の味方は父親一人であった。父と話す中で…紗都子の幸せを心から望んでいる事を伝える父。紗都子は残りの人生を幸せに生きて父に恩返しをした気持ちが強かった。
只…自分の病気を知って結婚してくれる男性など居ないと思っていた紗都子。彼女もどうすれば家族に恩返しが出来るのか苦悩。
そんな中…町へ出掛ける事を伝えていく紗都子。
従者の康太郎を連れて行く。お使いを頼まれていた康太郎。一度紗都子と離れて別行動へ。
花瓶を物色していると屈強は男三人に囲まれて拉致されてしまう紗都子。牢に入れられ…血を浴びた状態の「後藤」といった男が現れる。紗都子を拉致した男達は後藤へ紗都子を殺すように指示。
『九時になったら殺せ…』ホタルの嫁入り
後藤を残して他の男衆は立ち去っていく。
牢に入ってくる後藤。彼から放たれる禍々しい雰囲気に恐怖が湧き上がる紗都子。彼に助けを求めると連中以上に自分を雇える金があるなら考えると伝える後藤。
そんな中…男衆の一部が戻ってきて紗都子に乱暴をしようとする。女に手を出した人間は斬るように命じられていた後藤。何の躊躇いもなく紗都子に手を出そうとした屈強な男の腕を刀で斬っていく。
凍りつく現場で紗都子は生き延びる為に伝える。私と結婚すれば全てが手に入ると。
『私たち結婚しましょう!』ホタルの嫁入り
2巻ネタバレ
生きる為に後藤を味方に付けようと企む紗都子。
そこへ他の男衆が戻ってくる。どうせ殺される女だからと他の男も紗都子を乱暴して弄ぼうとする様子へ。
その状況を見兼ねて紗都子を抱き上げ窓から脱出する後藤。紗都子が放った「結婚」について食い付いていく後藤。
しかし、追手に詰められてしまう状況。余裕な後藤は契りを結ぶ為に口づけを強要。唖然とする中…一瞬にして男衆の追手を片付けてしまう後藤であった。
後藤からすれば紗都子は金持ちの令嬢。不満も不安もないだろうと彼女を蔑んでいく。
『あなたに何がわかるのよ』ホタルの嫁入り
何も知らずに好き勝手言う後藤に苛立つ紗都子。
血の付いた口元を拭って接吻。自分の心臓が悪いこと。常に死と隣合わせで覚悟を持って生きている事を告げていく。
この紗都子の行動が後藤の心に火をつけていく。彼女を気に入り…結婚の話を受け入れる後藤。
3巻ネタバレ
何とか後藤を味方につける事は出来たが…得体の知れない彼にまだ恐怖は拭えない紗都子。
同時に誰が自分の命を狙っているのか…依頼者について素性を探るが…後藤は殺しを命じられただけで依頼者の素性などはまったく知らなかった。しかし、紗都子の脳裏には義母と美和子の二人が浮かび上がる。
相手の連中もしつこく追ってくるはずだから…今夜は宿に泊まって身を隠そうと提案する後藤。
彼に従い…最寄りの宿へ。
一緒に湯へ浸かりたいと訴える後藤だったが…拒否する紗都子。一人でいるのが怖かったので風呂場の前で彼が出てくるのを待つ。
なんだかかんだで後藤の背中を洗う事になってしまう紗都子。結婚すると言ったが父が許してくれるとは思えないと有耶無耶な事を言い出す事へ。家柄を捨てれば良いと伝える後藤だが…。
家は捨てられないと訴える紗都子。
それが癪に障った後藤。彼女を見放すような言葉を投げかけて自分への愛情を確認しようとしていく。
不快だがこの状況で生き延びる為には後藤の力が必要。彼が欲しがっている言葉を伝え…後藤の気持ちを引き寄せていく。
しかし、只では転ばない紗都子。
後藤がしてきた質問への返答で彼からマウントを取るような返しを放っていく。
4巻ネタバレ
宿へ追手が来て進平が排除。
紗都子と進平の二人は別の宿へ移動する。外の街並みを見て驚く紗都子。そこは見たこともない華やかな女性と朱色の美しい建物が立ち並んでいた。
彼女が連れて来られた場所は天女島と呼ばれる日本中の色町から買い取られた遊女が集う場所であった。この場所では少し顔がきく進平。遊女達から人気があった。
遊女の声をかけられ…紗都子を試すように離れていく進平。
一人にされた紗都子。桐ケ谷家の対応とはまったく違う外の世界。自分は今まで守られてきた事を痛感。一人になって自分の無力さに悔しさが滲み出ていく。
周囲から物乞いの女に見られる紗都子。
床に捨てられた米を平らげ…お礼と称してその場で演舞。美しく舞う姿は周囲の男達を魅了。少し離れて紗都子を見ていた進平。
彼もまた紗都子の舞に見惚れていく。
進平が戻ってきた紗都子を連れて街から離れた池へ。そこは無数のホタルが飛び交う場所であった。改めて進平は紗都子へ気持ちを吐露。
そして天女島から女が脱出する方法は一つしかない事を告げていく。それは遊女になることであった。進平は紗都子を島から脱出させる為…遊女になって欲しい事を懇願する。
5巻ネタバレ
紗都子と共に街へお使いに行って彼女を拉致されてしまった責任を受ける康太郎。
拷問を受けていたが…拷問が終わった後、自分は紗都子を必ず連れ戻す事を紗都子パパに約束していく。
一方、紗都子は進平に街を一望できる場所へ連れて来られて…島から脱出する方法について聞かされる。それは遊女になって位の高い男に身請けされるしかないと。
まず紗都子にはその身請けしてくれる男を遊女になって探す。そして島を脱出。進平はそれを追いかけて島を出て紗都子と結婚する事が目的。
紗都子も覚悟を決めて進平へ遊女屋を案内するように伝える。紹介され、街に見合った遊女の姿へ変身。早速、紗都子へ仕事が舞い込む。相手は警視総監の息子であった。
酒癖が最高に悪い男だが会うのは昼間で酒の提供はしないと訴える進平。そして相手が待つ屋敷へ顔を出す。待っていたのは一見すると酒癖が悪そうに見えない風雅な男性であった。
さらに美人を前にすると緊張すると吐露する警視総監の息子。彼を見て上手く丸め込めるかも知れないと思う紗都子。
6巻ネタバレ
警視総監の息子である新渡戸。
緊張しており、女慣れもしていない男性であった。会話をしても非常に誠実。彼ならこの状況を説明すれば助けてくれると思った紗都子。
事情を説明。
すると新渡戸は身請けする事を約束。自身も紗都子へ一目惚れした事を伝える。
断る理由はなかったが…脳裏に浮かぶ進平の姿。命を助けてくれた人を欺いていいのか…そんな葛藤が過る中…天井の梁に身を隠して様子を見ていた進平。それに気付く紗都子。
新渡戸の気が逸れた時、進平と話す。あくまで紗都子を守るのは自分だと真顔で伝えていく進平。新渡戸が戻ってくると改めて自己紹介をさせて欲しいと伝え…手元にあった水を飲んでいく。
しかし、紗都子をよく思わない遊女が水と酒を入れ替えていた。酒が入った新渡戸。彼の性格は一気に豹変。紗都子を押し倒していく。
7巻ネタバレ
新渡戸は自分が二重人格である事を訴える。
酒が入ると人格が入れ替わると。紗都子を押し倒して着物を脱がせると…彼女の胸元からお腹にかけて手術した痕があった。
それをみて醜いと訴える新渡戸。
それでも彼女には桐ケ谷の家名がついているので身請け話は生かしたままにすると。
酒が入ると外道になる新渡戸を見て紗都子は自ら身請け話を断る事へ。煽られて怒り狂う新渡戸。紗都子へ乱暴しようとすると…進平が窮地へ現れる。
有無を言わさず刀で腕を斬りつけ…新渡戸を殺そうとする進平。それを必死で止めようとする紗都子。
その隙に銃を取り出して新渡戸は進平へ銃口を向けていく。弾丸は彼の肩を貫通。屋敷の中にも銃声は響くが…女将達は進平から忠告を受けていた。何があっても部屋には誰も入れるなと。
彼にとって今回のイベントは紗都子にもっと自分を好きになってもらえる機会でもあった。現場では進平が起き上がり…新渡戸へ睨みをきかせていく。
8巻ネタバレ
銃で撃たれた進平だが立ち上がり…紗都子を守る為に狂気を見せていく。
一瞬、新渡戸が怯んだ隙を見逃さなかった紗都子。彼から銃を奪い…同時に進平が新渡戸を奇襲。彼を捕らえて殴打の連続。意識が遠のいている新渡戸を殴り続ける進平を行燈を使って殴打して制止させる。
取り敢えず暴力を止め…紗都子を守った自分を好きになったか問いかける進平。
『なってません』ホタルの嫁入り(8巻)
想像とは違う展開だったが…紗都子を守り…新渡戸も酔いが覚めて普段の人格に戻っていく。自分が酒乱で酒を入れると人格が変わる事を知った新渡戸。紗都子へ頭を下げていく。
そんな彼へ詫びの気持ちとして桐ヶ谷家に自分が生きている事を伝えて欲しいとお願い。承諾する新渡戸であった。
事件は一件落着した後、進平に自分の傷口を見られたと思った紗都子。それを察した進平は自分の身体の傷を見せて紗都子の傷など気にならないと彼女をフォロー。進平なりの優しさに少しだけ心を開かせる事へ。
その直後…咳をしだして吐血と同時に倒れてしまう紗都子。ここで第8巻は終了。
9巻ネタバレ
義母に苛まれる夢を見て目覚める紗都子。隣には進平。既に三日間も眠っていたと報告を受ける。
死に対する恐怖を吐露する紗都子。
それを聞いて進平は少し出掛け、蛍を捕まえて部屋に戻ってくる。暗い部屋に輝く蛍の光。進平なりに彼女を元気づけようとする行い。
彼に対して不思議な気持ちが芽生えると同時に儚い命の蛍を外に出して望む場所で輝かせて欲しいと逃がす紗都子。
進平は紗都子と一緒にいる時間をもっと増やしたいと伝え仕事を減らそうと考えていく。それに対して紗都子は進平の仕事へ言及。彼の殺し屋人生の一端が見え隠れしていく。
その話の中で進平の本心を掴む紗都子。
『この島から逃げたいのはあなたでは?』ホタルの嫁入り(9巻)
核心を突かれたのか一瞬だけ表情が変わる進平。
すぐにいつものおちゃらけモードへ戻ると傷口を塞ぐ包帯が解けてしまっていた。それを見て紗都子が守ってもらっている恩返しと称して包帯を巻き直す事へ。
妙に進平の事を意識してしまうようになる紗都子。布団に戻されると進平へ何故、自分を好きなのか問う。自分を受け入れる相手なら進平は誰でも良かったのではないか…そんな想いが芽生えるとやたらと腹立たしくなっていく紗都子。
進平は何も悪い事をしていないが…彼に対して腹立たしい気持ちが芽生えて苛立ってしまう紗都子であった。自分の感情に答えが出ずモヤモヤしていく事へ。ここで第9巻は終了。
10巻ネタバレ
体調も回復した紗都子。
朝から朗報が入る。進平が船頭を買収して10日後に島から出られる話を付けてくれていた。
一縷の望みが出来ると同時に進平に対する複雑な感情が紗都子を支配していく。
船で島を出るまでの間、遊郭で寝泊まりをさせて貰うので手伝いを申し出ていく紗都子。そんな彼女に葵といった女性が指南役を任されていく。
彼女から島での進平の存在意義を聞いたり…紗都子を良く思わない紫、初音、早蕨といった三人組の嫌がらせを受けるなど前途多難な日々を送る。
また葵とも親交を深め…彼女から好きな人と一緒にいる事の幸せを教えてもらう事へ。親交を深める中で進平が紫の情夫だった事も判明。
意外な進平の背景も知って複雑になっていく紗都子の感情。そんな中…紫が進平に接触。彼に身を寄せる場面で紗都子が部屋に入ってくる事態へ。
11巻ネタバレ
紫が進平に抱きついている場面を目撃する紗都子。居たたまれず部屋を退散。一方、紫は進平を誘惑。そんな彼女にまったく興味を示さない進平。さらに自分は紗都子と結婚する予定でいる事を伝えていく。これが紫の中に燻っていた火をつける事へ。
葵と共に遊郭の掃除や手伝いをする中で…葵は紗都子が進平に恋をしていると察していく。しかし、自分には将来結婚する相手が既に決まっている事を伝える紗都子。
一度冷静になった事で自分の感情が不安定であった理由がわかっていく紗都子。新たに気持ちを入れ直して浮かれずに生活する事を心に決めていく。
しかし、進平を前にすると鼓動が早くなってしまう紗都子。彼と二人でいる事を避けたかったが…進平と共に薪を運んだ離れの屋敷。外から鍵をかけられて閉じ込められてしまう状況へ。
紗都子と進平の距離は縮まっていくのか…そして鍵をかけたのは紫なのか…ここで第11巻は終了。
12巻ネタバレ
物置に閉じ込められてしまった紗都子と進平。
相変わらずマイペースな進平。閉じ込められても紗都子へ愛情を吐露する。真っすぐ過ぎる彼の気持ちや視線にこれ以上の嘘はつけないと思った紗都子。
彼女は父が認める相手との将来が決まっている事をカミングアウト。進平とは結婚できない事を告げる。
態度を急変して刀の切っ先を紗都子へ向ける進平。
下を向く彼女の顔を自分に向けると泣きじゃくる彼女の表情。それを見て興が醒めた進平は刀を終い、紗都子を置いて物置から離れていく。
しかし、直ぐに彼女の事が気になって戻ってくる。
どうしても紗都子と結婚がしたいが結婚は出来ないと頑なに断れる進平。考えを変える。紗都子の結婚が相手が見つかる度に殺して自分と結婚出来るまで近づく相手は殺すと誓う(笑)
とにかく紗都子には自分の側に居て欲しいので今後も島の脱出はサポートする約束をする進平であった。一方、葵から進平と紗都子が二人で物置に閉じ込められている事を知った紫。苛立ち…紗都子へ痛い目を見させようと決意。
苛立つ紫の姿を見て不敵な笑みを浮かべる葵。ここで第12巻は終了。
13巻ネタバレ
物置から脱出した進平と紗都子。
別の家屋から紗都子の部屋を覗いていた進平。そこへ三枝といった危険な匂いがする男が進平に声をかけていく。自分の下っ端を進平が殺してしまったのでケジメをつける話の模様。
一方、部屋で寝ようとしていた紗都子。紫、初音、早蕨の奇襲を受けて拘束状態へ。
紗都子の存在が邪魔な紫。
初音、早蕨の二人を利用して紗都子に痛みを与えようとする。しかし、紫の言いなりになっている初音、早蕨に問いかけ…自分の人生を取り戻すべきだと訴えかける紗都子。
紗都子の言葉で感化されて紫へ楯突く二人。
逆に紫が拘束状態になり…一気に形勢逆転。遊郭オーナーである環の手を煩わせるのは申し訳ないと紫への罰は自身が与えようと目論む紗都子。針と糸を手に取り…裁縫は得意分野だと静かなる狂気を見せつける。ここで第13巻は終了。
14巻ネタバレ
三枝と進平が対峙。
お互いに殺気立ったオーラを放ち…刀を抜く構え。その途中、紗都子のある言葉を思い出して…三枝と勝負する事を放棄する進平。彼から逃げるように立ち去って紗都子の元へ戻る。
屋敷では紗都子から報復を受ける寸前の紫。
その状況を見て…色々と察していく進平。同時に進平は新渡戸の件も紫達の仕業である事に気がついており…彼の殺気が紫へ向けられていく。
紗都子は仲裁して進平を制止。
進平はここではっきりと紫への気持ちを吐露する。彼への気持ちが届かない事を知って涙が溢れて部屋から立ち去る紫。
さらに進平はもう一つの問題を片付けようとする。隠れて様子を見ていた葵を呼び出し…自分達を小屋に閉じ込めた犯人であると追い詰めていく。ある件で紫を憎んでいた葵。紗都子を利用して紫を傷つけようと企んでいた事を打ち明ける。
紗都子に謝罪して…立ち去っていく葵。彼女は自分の指南役。責任放棄は許さないと葵を追いかけていく。
15巻ネタバレ
自分の復讐に紗都子を利用してしまった罪悪感から命を絶とうとしていた葵。崖から飛び降りる寸前で紗都子達も追いつく。
彼女を説得しようと語りかける紗都子。
葵に本心で語りかけ、喧嘩をして心が繋がっていく二人。紗都子の言葉に説得され…再び前を向いて生きる決意をする葵。
無事に一件落着かと思いきや…崖先が崩れて巻き込まれる紗都子と葵。紗都子は葵を掴み…進平が紗都子の腕を掴んで助け出していく。
数ヶ月が経過。
水谷といった男が遊郭へ訪れ…葵を身請けしに来た事を番頭の環へ伝えていく。ようやく幸せを手にした葵が描かれて…15巻は幕を閉じていきます。
16巻ネタバレ
15巻で水谷が葵を身請けする描写が描かれるが…16巻では話が少し遡る。紗都子パパのもとには新渡戸が現れ、紗都子から預かった伝言を伝える。
一方、紗都子と進平の二人は葵へ島から脱出する事を説明。
この時、本土に戻ってから紗都子は水谷へ葵が待っている事を伝える約束をしていく。そして追手もなく脱出用の船に乗って本土へ向かう紗都子と進平。
本土へ到着するまで4時間~5時間…。
二人の間に沈黙が流れる。進平と何を話したら良いのかわからなかった紗都子。そんな中、紗都子は進平へ本土へ到着してから桐ヶ谷家まで送って欲しいと伝える。家でしっかりとお礼をしたいと告げ、同時に結婚は恐らく出来ない事も伝える。
この話題を皮切りにして気まずかった空気が一変。進平も紗都子との結婚は絶対に諦めない事を明言。談笑する中で紗都子と出会えたこと、紗都子といる時間が一番楽しい事を伝える進平。
その直後、島の方から複数の船が近づいてくる事態へ。島の追手であった。リーダーは進平と一触即発になりそうだった三枝。彼らが自分達を殺す気で追っている事を察する進平。
紗都子だけ船に残して追手を追い払おうとする進平。「絶対に死んでほしくない」紗都子の言葉を受けて笑顔を見せる進平。絶対に死なないと言い残して三枝達の乗る船へ飛び移っていく。
17巻ネタバレ
衝撃展開が待ち受ける第17巻!
三枝率いる殺し屋集団と対峙する進平。たった一人で多数を相手に優位な展開を見せていく。
向かってくる相手を斬る進平であったが…以前、紗都子とした約束を守っているのか…人は斬るが殺してはいなかった。進平がモブキャラを相手にしている内に紗都子の乗っている船へ仲間を向かわせていた三枝。
すぐに船へ戻って紗都子を守るが…手練れ剣士二人の攻撃を受けて斬られてしまう状況へ。それでも必死で紗都子を守ろうとするが…斬られた腹部の傷が致命傷になったのか…倒れてしまう事へ。
最後は紗都子にある言葉をかけると同時に大男へ踏み潰されてしまう進平。ここで第17巻は終了。まさかの進平がここで死んでしまうのか…紗都子は再び島へ連れ戻されてしまうのか…衝撃の展開が繰り広げられる17巻でした!
18巻ネタバレ
瀕死の進平。
彼を守ろうと三枝達の前に立ちはだかる紗都子。その直後、瀕死の進平が立ち上がって紗都子を連れて海の中へ逃げる。海岸に流され瀕死の進平を助けようと必死の紗都子。
葵も偶然、海岸に訪れて一緒に進平を遊郭まで運んで治療していく。ここから彼が目覚めるまで進平の側を片時も離れようとしない紗都子。そして進平が目覚める。生きて目覚めて彼に対して泣きながら気持ちを吐露。
そんな愛くるしい紗都子の姿を目の前にした進平は彼女を抱き寄せ、唇を奪って押し倒していく。
19巻ネタバレ
紗都子と進平。良い雰囲気になるが紗都子が恥ずかしがってキス以上の先は無し(笑)
その後、葵から看病中の紗都子の様子を聞く進平。あれはまさに「愛」だったと聞かされ、嬉しすぎて進平の顔がゆるゆる状態へ。ここから紗都子に愛されていると解釈した進平の可愛い我儘が発動。
一緒に添い寝したりして二人の距離が以前にも増して近づいていく様子が描かれる。そして19巻の終盤、遊郭の女性陣がざわついていく。訪れた客が男前過ぎて遊女が遠目から見守る程である。
その男の目的はここに美しい遊女がいると聞いてお目通りを願いたいと語る。そして被っていた笠帽子を取る。その姿は紗都子の従者的な存在であった康太郎であった。紗都子を連れ帰る為に訪れたのか…波乱の幕開けである!
20巻ネタバレ
冒頭、紗都子と康太郎の思い出が振り返られる。一方、進平は紗都子が自分に気を許し始めている事に喜びが溢れていた。
そして遊女屋敷の山本へ紗都子へ男を近づけないように通達。その事で相談があった山本。重たい口を開く。
店では紗都子が客から指名を受ける。その部屋へ向かうと待っていたのは康太郎であった。久しい再会の中、康太郎は自分が身請け人となって紗都子を桐ヶ谷家に連れて行くと豪語。
一方、二人のやり取りを隠れて覗いていた人物がいた。勿論、進平である。
21巻ネタバレ
安全に島から出られると思う紗都子であったが…脳裏には進平の姿が思い浮かんでしまう。段取りを組む康太郎。三日後に本土行きの船に乗るので紗都子も一緒に連れて帰るつもりであった。
紗都子はもう一人、一緒に連れていきたい人物がいる事を報告。その直後、遊女を引き連れて進平が康太郎達のいる部屋に訪れる。
康太郎と進平の間で言い知れぬ空気が漂う。提供された食事や酒に対して警戒する康太郎。
途中、紗都子が舞を踊り、転びそうになってしまうと康太郎、進平の二人が同時に紗都子をカバー。紗都子から聞いていた自分と結婚したいと言っている男がすぐに進平だと察する康太郎。
しかし、彼はまったく引かない。既に身請け金は収めているので進平には諦めて欲しいとお願いをする。
22巻ネタバレ
康太郎や進平は共に紗都子を譲る気はない状態。また進平は紗都子と一緒に今いる島で幸せに暮らしたい事を明言。
取り敢えず話し合いの末、三日後にどちらへ着いていくのか…紗都子が決めるように伝えられる。
その夜、紗都子のいる部屋の隣で紗都子を想いながら物思いに耽っていた康太郎。突如、視界が歪み…毒を盛られた事を察する。
進平は康太郎を三日間も生かしておくつもりは一切なく…毒と遊女を仕込んで康太郎を潰そうと計画していた。
23巻ネタバレ
薬を盛られた康太郎。幻覚によって遊女が紗都子に見えて…溺れてしまいそうになるが自傷して何とか理性を保つ。
黒幕が隠れていた進平だと気付いて対峙する康太郎。二人の大喧嘩が開始。お互いが相手を殺すつもりの喧嘩。
騒ぎに気付いた紗都子が二人の前に訪れ仲裁。事情を知って康太郎を庇う紗都子。それが進平の嫉妬を狂気を増幅させてしまう結果へ。
24巻ネタバレ
康太郎に毒を盛った進平を非難する紗都子。さらに狂気にまみれた彼に自分の声が届かず…紗都子は進平へ恐怖を抱く。
彼女が震えている姿を見て居たたまれず屋敷から飛び出す進平。そんな彼を捜す紗都子。
彼を見つけ、向き合う中で自分が進平を不安にさせてしまっていた事を知る紗都子。自暴自棄になっている彼を抱きしめ…本心を吐露。
紗都子の気持ちを知って気持ちも穏やかになった進平。彼女を抱きしめると同時に狂気を向けてしまった事を謝る進平であった。
25巻ネタバレ
お互いの距離が少しだけ近づく紗都子と進平。イチャイチャモードに入る二人のところへ康太郎が駆けつけてくる。
そして再び喧嘩を始める両者。
紗都子が仲裁して…落ち着いた二人。進平は自ら毒を盛った事を素直に謝罪。
康太郎は進平が紗都子に何をしたのか聞き出そうとするが…彼の「不安になる必要なんて全くなかった」といった言葉に何かを感じ取る。
紗都子の前では落ち着いた態度を取る二人であったが…紗都子を巡る男同士。彼女が見ていない時は凄まじい視線をぶつけ合う二人であった(笑)
26巻ネタバレ
進平が紗都子の前に客人を招く。相手は三枝であった。彼は紗都子の命を狙う刺客。さらに進平の命を狙った男でもある。
そんな彼の口から出た言葉は紗都子と進平を追うことを止めるという内容であった。依頼主とは手を切り、条件によっては進平達に力を貸す事を約束する三枝。
順番を追って話す中、今回の依頼主が紗都子の継母である事を明かす三枝。証拠の依頼書を差し出し、筆跡や捺印で三枝の話を信じる紗都子。
継母に対する怒りが湧き上がる紗都子は三枝へ協力する条件を教えて欲しいと提示。三枝は遊女屋の一番人気の娘である「朝霧」といった女に身請け話を受けさせて欲しいと条件を告げていきます。
27巻ネタバレ
紗都子は遊女屋に戻ってきた朝霧と接触。掴めない彼女に苦戦。紗都子が島の脱出に失敗した事も耳にしていた朝霧。
さらに彼女は三枝から身請けの説得をお願いされている事も全て見透かしていた。
嘘で彼女の懐に入るのは難しいと判断した紗都子。正直に三枝から依頼を受けた話を伝えます。同時に紗都子も自分の本心を語り…少し彼女へ興味を持ち出した雰囲気を出す朝霧。
彼女はある条件をクリアすれば身請け話を考えても良いと方向転換。その条件は進平と二人きりで行きつけの櫛屋で櫛を買ってきて欲しいと紗都子へ伝えます。
康太郎を何とか説得して進平と二人で一里離れた櫛屋へ向かう事になる紗都子。一方、朝霧は紗都子を「遊び道具」と称してしばらくは退屈しなそうだと思惑がありそうな呟きをします。
28巻~29巻ネタバレ
進平と共に紗都子は櫛屋へ向かっていきます。道中、街の様々な物に触れてデート的な雰囲気になる二人。この巻では進平も珍しく満面の笑顔を見せたり…。
進平とのデートが楽しくて紗都子も「この時間が永遠に続けばいい」そんな気持ちが芽生えていきます。(単話版28巻)
朝霧から受けた依頼の目的となる櫛を持って屋敷に戻る進平と紗都子。戻ってきた紗都子の進平に対する感情の変化に気付いた朝霧。
朝霧は進平へ感謝の気持ちを伝える為、手紙を書いてみてはどうかと提案。言われた通り、慣れない手紙を書いて進平に渡していきます。
素直に紗都子からの手紙が嬉しかった進平。彼も同じく紗都子へ手紙を書いて渡していきます。
進平の素直な気持ちを聞くと共に…明確に進平が愛おしい存在である事に気付く紗都子…。(単話版29巻)
30巻~31巻ネタバレ
進平に恋をしている気持ちが明確になった紗都子。その日から進平を見る度に鼓動が激しくなって調子が狂ってしまいます。
そして紗都子は康太郎へ相談。
紗都子の表情を見て察した康太郎は紗都子と進平を引き離そうと考えていきます。最初は進平を殺そうと考えていた康太郎。しかし、紗都子が制止。殺す事を許さないのであれば遊女屋を出ていこうと彼女の手を引っ張る康太郎。(30巻)
紗都子と進平を引き離そうと考える康太郎。彼女を連れ出す道中…紗都子が崖から落ちてしまう事故が発生。身を挺して紗都子を守った康太郎。二人とも軽傷を負って崖下にあった洞窟へ避難。
ここで康太郎の紗都子を思う気持ちが過去の回想と共に描かれていきます。出会った当初はお互いに好意を寄せ合いそうな関係でしたが…康太郎は自分が紗都子を不幸にしてしまう存在だと思ってから…彼女を近くで守る役目に徹していました。
同時に自分はいつも大事な所で道を間違えてしまうと自身を責める康太郎。(31巻)
32巻~33巻ネタバレ
自分の選択が間違っていないか不安になってブレそうになる康太郎。それでも紗都子は折れる気配を見せなかったので、紗都子に覚悟を見せて欲しいと試す行動に出ていきます。
紗都子の気持ちが吐露されると…康太郎の中で何かが弾けていきます。康太郎は怪我した身体で紗都子をおぶって崖を登る決意。
一方、崖の上には二人の様子を見ていた進平の姿がありました。(32巻)
紗都子をおぶって崖を登る康太郎。しかし、身体の限界も近づいてきます。同時に進平の存在に気づいた康太郎は…。
進平の紗都子に対する気持ちを聞いて…彼女を進平に託す決意を固めます。
崖を登りきった後、紗都子を影から支える事に覚悟を決める康太郎。紗都子が幸せになるまで傍で見守る事が自分の役目であり、間違っていない選択であったと気持ちが晴れ晴れしていきます。(33巻)
34巻~35巻ネタバレ
進平と康太郎の関係に少し変化が訪れます。また康太郎は真剣に紗都子と進平の結婚について考えていきます。
しかし、進平との結婚が想像できなかった紗都子。自分の気持ちも素直に伝えられていない状況にやきもきしていきます。
一方、帰ってきた紗都子に接触する朝霧。自分はもとから身請け話に乗るつもりはなかったことをカミングアウトします。その後、三枝が訪ねて来て、朝霧の過去を知ります。
実は過去、朝霧は三枝にベタ惚れだったことが明かされます。(34巻)
朝霧がもともと身請け話を聞き入れるつもりもなかった事を知った三枝。本来は身請けに乗らせた報酬として渡すつもりだった島を出る許可証を紗都子に譲っていきます。
そこへ朝霧が参戦。
許可証を奪い、燃やした朝霧。紗都子へ夜に一人で部屋へ来るように命じます。その夜、言われた通り、朝霧の部屋を訪ねる紗都子。
桐ヶ谷家について何か知っている朝霧に情報提供を求めますが…朝霧は情報が欲しければ「進平とまぐわって来い」と指示を出していきます。(35巻)
『ホタルの嫁入り』最終回や結末は?
第一話に紗都子から手紙を読む男の姿が描かれていきます。そこで紗都子がどんな感情を抱いて人生の終わりを迎えようとしているのかが綴られています。
最終的に紗都子的にはハッピーエンドを迎える形になる事が想像できる第一話冒頭のシーン。
まだ連載中の作品なので予想は難しいですが…最終回や結末に向かって進平と紗都子の「愛」が加速していく事は明白です。
ただ、進平は色々と危なっかしいキャラクター。紗都子と最後まで人生を添える事が出来るのか…それとも進平が先に…。
また現在の状況は島から脱出して本島へ戻る事が課題。進平と共に島から出るのか…それとも島で生涯を暮らす事を決意するのか…今後の展開に注目ですね!
ホタルの嫁入り【感想】
普通にストーリーが面白い!
今後、殺し屋と余命宣告を受けた令嬢がどんな生活を始めていくのか楽しみ!
恐らく紗都子の命を狙っているのは義母、美和子のどちらかで間違いなさそうですが…展開の予測が難しいからこその面白さが詰まった作品!
また少女漫画らしからぬ殺し屋・後藤の禍々しさが個人的に凄く魅力的でした。偽装の愛は本物へ育っていくのか…期待の漫画なので気になった人は是非、チェックしてみて下さいね!
※この作品は「コミックシーモア」にて先行配信中です。更新時点での情報で無料版は現在配信されていません。
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