漫画「褒めマウント女」はSNS系炎上オムニバスの第12弾となる「SNSに嗤う女たち」に収録されている縛先生が描く短編エピソード。褒めながらも嫌味たっぷりでマウントをする痛い女の末路が描かれていく作品。
褒めながら嫌味を放ちマウントを取る超高等テクニックを操る主役の女性はサオリといったプライド高い女性。
この手の漫画を読んだことがある人はわかると思うがこの主役であるサオリが惨めな状態になっていくのを楽しむ漫画である。では早速、内容や感想をご紹介！
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褒めマウント女【SNSに嗤う女たち】ネタバレ
マナといった友人の結婚式に参加する一同。その中に主役となる女性のサオリはいる。マナの旦那は家庭的に見えて羨ましがる友人一同。しかし、サオリだけは褒めつつ嫌味やマウント発言を繰り返していく。
『旦那さんの普通っぽさにそういう安心感？出てるよねぇ～』
サオリをよく知る友人は彼女お得意の褒めマウントが炸裂していると呆れた顔を見せていく。取り敢えず顔を見合わせて彼女の話が終わるまでだんまりを決め込む。
『サオリちゃん…かっこいい…！』
そんなホノカだけはサオリの言葉に反応。さらに彼女へ尊敬の念を抱いていく。
サオリにとってはホノカは顔良し。頭スカスカのお馬鹿ちゃんで引き立て役であった。そして翌日。マナの結婚式に触発されて、行動だけはしておこうと婚活に手を出していくサオリ。
マッチングアプリに登録して男を褒め倒してアプローチを待つ作戦。
しかし、まったく男性からのアプローチがないサオリ。歯を食いしばって苛立ち、悔しがっていく。そんな時にホノカから相談があるから会って欲しいと連絡。鬱憤バラシも兼ねてOKを出していく。
ホノカの相談は会う男性を見極めて欲しいものだった。
実はサオリとまったく同じ婚活マッチングアプリを利用していたホノカ。複数から会いたいとアプローチを受けていたのだ。
『は？』
心の中で苛立つサオリ。自分はアプローチされないのにホノカはアプローチされていて気に入らないのだ。もうホノカの言葉は自慢にしか聞こえてこないサオリ。最高に嫌味発言をホノカへ発していく。
彼女がへこむのを期待していたサオリだが…。
天然娘であるホノカに嫌味は通じず…。逆に自分が嫌味を言われている錯覚に陥るサオリであった。
『ホノカのやつ…好き勝手言いやがって…今に見てなさい！』
マッチングアプリに本腰を入れていくサオリ。狙うは超エリート。そしてアキトといった男性とやり取りをしてアプローチされる事へ。後日、アキトと待ち合わせをして食事へ。
外見は申し分なしのイケメン。さらに仕事もバリバリこなすアキトだがサオリにとって彼の話は只の自慢話にしか聞こえてこなかった。取り敢えず彼の話に乗って合わせるだけのサオリ。
会計時に次回のお誘いを待つサオリ。
アキトも声をかけるが…。彼はサオリの心を見透かしていた。
『あなた口先では褒めてるけど内心ずっと人のこと小馬鹿にしてたでしょ…そういうの漏れてますよ』
図星で顔真っ赤になるサオリ。
アキトへ捨て台詞を吐いて別れていく。最高に気分の悪い帰り道。ホノカからメッセージが入る。なんと彼女は彼氏ができていた。その報告であった。
こめかみがピクつくサオリ。
すぐにホノカへ連絡。褒めマウントではなく完全な嫌味を放っていく。しかし、天然娘にはまったく通じない。
『今めっちゃ幸せだよ！』
サオリとは縁遠い言葉。途中で電話を切って雨が降りしきる中、寂しく帰っていくサオリであった。
場面は数年後へ。
サオリの友人一同は皆、新米ママへ。ファミレスで集まってママ友会を開いていた。そこにサオリの姿はない。
とある会社では同じミスを繰り返してお叱りを受けるサオリ。まったく覇気がなく根暗な印象になっていた。結局、彼女は彼氏もおらず寂しい生活を続いている事が明かされて「褒めマウント女」は完結を迎えていく。
褒めマウント女【SNSに嗤う女たち】感想
一言で言えば本当にサオリは惨めである。
褒めマウントといった高度なテクニックを持ってしても幸せにはなれない…。難しい世の中である（笑）
このエピソードの功労者は何と言ってもホノカである。サオリの褒め嫌味マウントを笑顔で本当の褒めマウントで返していく。素晴らしいのだ！
是非、二人のやり取りは必見なので読んでほしい縛先生のエピソードである。ちなみにこの漫画は4つのエピソードが収録された合冊版と単話版があるのでお好きな方をチョイスして欲しい。
SNSに嗤う女たち
褒めマウントを取らないと気が済まない女。彼氏を横取りしたがる後輩女。連絡先を全削除させる束縛女。息子の嫁のSNSを見張る女。SNSを駆使して自分勝手な振る舞いをする女たち。最後に嗤うのは……？大人気炎上オムニバス第12弾！！（全4話）
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