青年漫画「変な家」見所や感想、ざっくりとした内容をご紹介!
主人公はオカルト専門フリーライター。
依頼でとある家の間取図を貰い、調査を求められる事へ。その家の間取りはよく見ると不可解な点が見つかっていく事へ。知人の設計士へ意見を貰うと見えてくる家の全貌。
気になって調査を進めていくと衝撃の事実も判明。
変な家に住んでいた住人の正体は一体何なのか…少しずつ浮き彫りになっていく変な家の背景や人間模様、謎など読むほどに追いかけたくなってしまう不動作ミステリー作品です!
作品名 | 変な家 |
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作者 | 雨穴(飛鳥新社刊) 綾野暁 |
ジャンル | 青年漫画 |
内容 | ミステリー / サスペンス / ホラー |
出版社 | 一迅社 |
価格 | 分冊版:165円、合冊版:770円(税込) |
巻数 | 分冊版:34巻まで配信中 |
「変な家」はコミックシーモアにて先行配信されています。2024年11月28日までの期間限定で分冊版の第1巻~4巻を無料で読む事ができます!
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変な家【登場人物】
- 私(オカルト専門ライター)
- 栗原(オカルト好き設計士)
- 宮江柚希(夫を殺された可能性のある女性)
- 片淵一家(変な家に住んでいた家族)
- 片淵綾乃(柚希の姉)
- 片淵慶太(綾乃の夫)
- Aくん(片淵夫婦の子供)
- ひろと(片淵夫婦の子供)
変な家【あらすじ】
オカルト専門ライターの「私」の元にもたらされた、とある家の間取り図。一見ごく普通の一戸建て住宅だが、知人の設計士・栗原に意見を求めると、彼は「この家には変なところがある」と話し始めた……。この間取り図には、何かが隠されている…。話題の不動産ミステリー、待望のコミカライズ!!
変な家
変な家【ネタバレ】
1巻ネタバレ
オカルト専門フリーライターである主人公。取り敢えず名前はなく「私」と称されていく。ここでは主人公をオカルトさんと名付けていく。
とある物件の間取図を見せられて物件に興味を持っていくオカルトさん。取り敢えずオカルト好きな建築設計士に間取りを見せて色々と聞いてみる事を伝えていく。
知り合いの建築設計士である栗原に連絡して送った間取図について意見を貰う事へ。
この物件の不思議な部分は二階。
子供部屋であった。二重扉になっており、間取りの真ん中に位置していた。そして窓が一つもない部屋。
この間取りを見て設計士は推測していく。
ここに以前住んでいた夫婦は子供をこの部屋に閉じ込めていた可能性があると。深読みすると両親は誰にも子供を見せたくなかったのではないかと行き着いていく。
この家族には何か子供を見せたくない事情があったのではないか…そんな推測をオカルトさんに伝える栗原。他にも間取りには不自然な点が多いと。そして自分であればこの物件は絶対に買わないと伝えていく事へ。
栗原に伝えられた内容を加味して自分でも謎の空間が一体何なのか考察していくオカルトさん。そんな時…一階と二階の間取図を重ねるとあるモノが見えていく。
2巻ネタバレ
カフェで栗原と合流。
オカルトさんは一階と二階の間取図を重ねると子供部屋、一階の浴室の角がぴったり重なる事を指摘していく。
これが何を意味するのか考察を伝えていくオカルトさん。
謎の空間は子供部屋から浴室を行き来できる隠し通路があった可能性を示唆。発想は面白いが非現実である事を伝える栗原。今一度考えるとある事が浮かんでいく。
家族は妻、夫、子供の三人。
しかし、一階にも寝室があって不自然だと。それは来客用ではないかと伝えるオカルトさん。栗原はさらに推測していく。
子供はある目的の為に子供部屋に閉じ込められたいたのではないかと。来客が来て客は窓のない浴室へ案内される。子供は合図を送られると秘密の通路を通って浴室へ侵入。客へ刃物を突き立てて殺すと。
栗原は殺人の為に作られた家である可能性を示唆。さらにこの家には死体処理のルートも存在しているように見えると伝える栗原。
かなり話が飛躍してにわかに信じがたい栗原の推測。栗原は可能性として家族は殺しの依頼を受けていた可能性があった事を示唆。考え方の一つとしてこの家族は殺人代行業者であった可能性があるとあくまで推測の話をしていく。
その後、今回の家について依頼してきた柳岡といった男へ連絡するオカルトさん。ちなみに彼は物件を購入予定であったが連絡すると購入を見送った事を伝える。その理由は家の近くかの雑木林からバラバラの死体が見つかったと。
それを聞いて一気に栗原の推測の信憑性が増していくオカルトさんであった。
3巻ネタバレ
物件依頼主である柳岡から物件の近くで死体が見つかった事を聞くオカルトさん。
購入を見送った事で今回の依頼は終了。
それでも物件の背景が気になって調査を続けてしまう。報道を見るとバラバラ死体の左手首だけまだ見つかっていない事を知る。
その後、出版社に顔を出して打ち合わせ。
それでも物件の事が気になって集中できない。そこで担当の調査していた物件の事を伝えてみる。するとその物件を題材にし原稿を書いてみて欲しいと依頼される事へ。
そしてオカルトさんは調査した事について記事を書き上げていく。すると宮江といった女性からオカルトさん宛にメッセージが届く事へ。
いたずらかと思うが物件の間取りについて心当たりのある重要な人物かも知れないと思って対面してみる事へ。
宮江と合流して本題へ入ると彼女は衝撃の言葉をオカルトさんへ伝えていく。あの家の住人に自分の夫は殺された可能性があると言葉にしていく。
4巻ネタバレ
宮江と合流。
夫について話を聞かされていく。オカルトさんが書いた記事の家。そこで見つかった死体は自分の夫であった事を打ち明ける宮江。
そしてまだ左手だけが見つかっていない事を伝える。
しかし、宮江の夫が行方不明なったのは三年前。つまり夫が行方不明になっていた時、オカルトさんが調査した家は存在していなかった。
しかし、宮江は変な家に住人が以前にどこに住んでいたか調査を行っていた。既に不動産を回って住人が住んでいた間取り図も手に入れていた。
それをオカルトさんに見せていく。
やはり東京の変な家と同じく窓がなく備え付けのトイレがある間取りであった。変な家との共通点が見つかっていく中、宮江が調べた家はいつ頃に売りに出されたのか尋ねる。
それは2018年3月であった。
その家がまだ売出し中なのか尋ねると数ヶ月前に火事で全焼している事を聞かされる。変な家に住む住人の家は死体が見つかったり、全焼されていたりと不可解な点が多すぎて栗原の語っていた仮説がさらに信憑性を帯びていく事へ。
5巻ネタバレ
宮江から埼玉にあった「変な家」は全焼した事を聞かされるオカルトさん。住所を調べて行ってみた宮江は現場が既に更地になっていた事を確認していた。
彼女は家の事がわかれば主人を殺した犯人に繋がるのではないかと抱いていた。取り敢えず間取りのコピーを貰って栗原に見せてみる事へ。
宮江と離れる際、最後にご主人に人間関係のトラブルはなかったか尋ねる。そういった殺意を抱かれるようなトラブルはなかったと語る宮江。東京へ戻る電車の中で色々考えを張り巡らせるオカルトさん。
栗原の仮説には少し違和感があった。
家の住人は他に何か事情があったのではないか…そして東京の家で発見された死体はバラバラ遺体。しかし、宮江の夫の遺体はバラバラではない矛盾に気付く。犯人は同一人物なのか…疑問が思い浮かぶ中…疲れて寝てしまうオカルトさん。
そして夢の意識化の中で東京の家の中に入っていく。二重扉の先にある子供部屋に足を向けるとそこには左手首を持った子供の姿。
6巻ネタバレ
恐怖の夢を見て目覚めるオカルトさん。
直ぐに電話がかかってくる。相手は栗原であった。会いたいと伝える栗原の自宅に足を向け…二軒目の変な家について聞かされる事へ。
埼玉の家にあった謎の三角部屋。
そこは増設されたものだと訴える栗原。しかし、三角ではなく四角でも良かったはずだと。また庭へ出る為の扉が埼玉の家にはない事を指摘。
栗原は三角の狭い部屋しか作る事が出来なかった背景を推測。ここを三角にして庭のスペースまで広げて部屋を作らなかった理由は下に何かあった可能性が高い事を示唆。可能性の一つとして地下室があったのではないかと推測をオカルトさんに伝えていく。
7巻ネタバレ
不自然な庭スペースの下には地下室があったのではないか…そんな栗原の推測を聞く事になるオカルトさん。
栗原からより具体的に地下室の存在がある可能性について聞いていく。それでもあくまで推測の域である事は脱しない。同時に栗原はやはり家の構造が気になっていた。
謎の三角部屋が作られた意図である。増築なので当然、工事業者などが入る。そんなリスクを冒してまで部屋を作った理由が気になっていた。一方、オカルトさんは東京にある家を訪ねてみようと思っている事を伝える。
調査すれば何か殺人に使われた痕跡が見つかるかも知れない。そんな期待を持っていたが栗原は否定。痕跡を見つけるのは困難だとした上で東京と埼玉の家に違いがある事を提唱。自分達はこの二つの家の間取りの謎を理解する事が優先だと訴えていく。
8巻ネタバレ
栗原は埼玉、東京の家の違いをオカルトさんに説明。そこから導き出される解釈も推測。家の違いが生まれた理由を知れば住んでいた家族の正体にも近づけるはずだと訴える。
自宅に戻ると宮江からメールを受け取る。
伝えたい事があるのでもう一度会って欲しいと。宮江との約束時間前にオカルトさんは東京の家を観に行く事へ。
建物の外観を眺めていると隣に住むおばちゃんが声をかけてくる。同時に以前住んでいた家族の名字を知る事になるオカルトさん。家族の名字は「片淵」であった。
挨拶する程度の付き合いはあったと語るおばちゃん。根掘り葉掘り聞くと片淵夫婦には1歳前後の子供がいた事が判明。またおばちゃんの旦那は片淵家で見たことのない小学生くらいの子供を見たと証言した事もあったと告白。
おばちゃんの話を照らし合わせると自分達の推測が現実味を帯びていくオカルトさん。同時に片淵家には1歳前後の子供、小学生の子供がいる可能性が浮上してくる。これが家の間取りの謎に直結していくのか…。ここで第8巻は終了。
9巻ネタバレ
間取りの変な家に住んでいたのが片淵一家である事を突き止めたオカルトさん。掴んだ情報を持ち帰って栗原へ相談。二人の推測が開始される。
片淵一家には二人の子供。
まだ一歳前後のひろと。そして隣人が見た小学校高学年くらいの少年A。栗原は埼玉の家の三角部屋はひろとの為に作られたのではないかと推測。さらに栗原は少年Aは片淵夫婦の実子ではない可能性を指摘。
事実、住民票にも少年Aの記載はなかった。戸籍のない子供を利用して殺人を請け負っていた可能性があると推理。推測はさらに進んで栗原は片淵夫婦の背後に首謀者がいる可能性があると口にする。
憶測の域を出ない考えだが栗原の言葉には妙な説得力。そして変な間取りの家は殺人と育児を両立する為の家だったのではないかと展開。ここで9巻は終わり。
なんだかやたらと切り込み、核心に見えるような推理をする栗原が妙に怪しくなってしまった(笑)
10巻ネタバレ
オカルトさん、栗原はカフェで会話していたので不思議な話をしているオカルトさん達に女の子二人が興味を示して近づいてくる。栗原は女の子達に変な家の話を語る。
少年Aの気持ちを汲み取る女の子達。
自分ならひろと(外で自由なため)に嫉妬すると伝える…栗原もその考えを持っており…少年Aが片淵夫婦、ひろとに危害を加える可能性がある事を推測。それも考慮して間取りが変な家が誕生したのではないかと考える。
片淵家の背景を考慮して寝室の位置、ベッドの意味なども解き明かしていく栗原。そして隣人が見た少年の姿。本来は絶対に見えない場所に少年Aが姿を現した事を考慮すると…その日に夫婦にとっても望ましくない何かが家の中で起こったのではないかと栗原は推測。
栗原の推理は事実に近いのか…それとも只の憶測になるのか…。まだまだ謎多き作品。不動産ミステリーサスペンスで謎解きが好きな人は絶対にハマれる作品です!
11巻ネタバレ
オカルトさんは栗原の推理を聞いた後、三時から宮江と会う約束がある事を報告。栗原もまた気になる事が増えたので図書館に顔を出すと伝えて離れる二人。
別れる際、栗原はオカルトさんに忠告。
他人の家に足を踏み入れると大変な目に遭う事もあると不穏な言葉を放っていく。
約束の時間になって宮江と合流。
栗原の新しい推理を聞いて貰おうとすると…栗原からメッセージが入る。オカルトさんはその内容に驚愕。
宮江が夫だと言っていた「宮江恭一」には結婚歴がなかったと報告を受ける。では目の前にいる「宮江柚希」といった女性は誰なのか…何故、素性を隠して自分に接近してきたのか…動揺と焦りがオカルトさんに押し寄せる。
ひとまず平静を装って、栗原から聞いた推理を伝える。推理を聞いた宮江は涙を流して席を外す。オカルトさんは彼女の様子を見て加害者に対する怒りの感情ではない事を察する。
そして宮江が席へ戻ってきたと同時に「宮江恭一」との関係を問いただす。恭一に結婚歴がないと知っている事を明かすと…宮江は自分の本当の素性を語り始める。
彼女は本名を告げる。
本名は片淵柚希。「変な家」の住人である片淵綾乃の妹である事を告白する。
12巻ネタバレ
柚希が片淵家住人・綾乃の妹である告白、姉との関係について語り始める。綾乃は柚希が10歳の夏に家から居なくなって行方不明になっていた。
姉が行方不明になった理由を両親に尋ねても受け答えは普通ではなかった事を語り、綾乃が失踪後…家族は崩壊。父は事故死。母は再婚するも相手が高圧的な男で好きになれず、母との折り合いも悪くなっていた。
社会人になった柚希は、姉・綾乃からの手紙を受け取った。その手紙には連絡先が記されており、久しぶりに綾乃と連絡を取ることができた。その際、綾乃が慶太という男性と結婚していたことを知った。
しかし、綾乃は実家を突然去った理由については一切語ろうとしなかった。
ある日、柚希は綾乃からの連絡で、姉が子供を授かったことを知る。その後、しばらくの間連絡が途絶えていたが、今年の5月に再び連絡があり、姉家族が東京に引っ越したことを知らされた。
さらに、柚希は姉家族が東京で住んでいた「変な家」に招待された事を打ち明けていく。
13巻ネタバレ
13巻では柚希が姉夫婦(片渕一家)を訪ねた時の様子が描かれていく。13年ぶりに姉・綾乃と再会を果たす柚希。
感動の再会の中、部屋に招かれ、息子や夫を紹介される。一見すると美男美女かつ理想的な夫婦に見えていたが…柚希は当時を思い出して、家の違和感があった事を語りだす。
二階に上がらせてくれなかった。姉夫婦が何かに怯えているように見えた。当時の違和感を思い出して主人公へ語る柚希。
その後、再び姉と音信不通になってしまったので、東京の家を訪ねると姉夫婦が引っ越した情報を近所の人から得ます。ここで柚希は姉が何らかの問題に巻き込まれている事を感じます。姉を追いかける内に主人公の書いた記事に出会い、内容から姉夫婦が関わっている可能性に感じる柚希。
14巻ネタバレ
一通りの説明を終えた柚希。
主人公へ素性を偽った事を謝罪。柚希の説明から綾乃の失踪が事の発端ではないかいと推測。
次に主人公は綾乃が失踪する直前に異変や予兆はなかったか…柚希に尋ねる事へ。柚希は祖父の家で問題があった事を示唆。同時に栗原から連絡が入った主人公。
推理が鋭い栗原も交えて話を聞かせて欲しいと懇願。柚希も承諾。二人はタクシーへ乗って栗原と合流する場所へ向かっていきます。この間では事件や背景の時系列を主人公が頭の中で纏めていきます。
栗原と合流して三人は最寄りのレンタルスペースへ移動。改めて「祖父の家」で起こった出来事を柚希から聞く事へ。2006年8月…祖父の家へ泊まりへ行った時、そこで従兄弟が事故で亡くなった事を話し始める柚希。ここで第14巻は終了。
15巻ネタバレ
柚希が「祖父の家」で起こった事件について語り始める。事件の扱いは「事故」になっていた。しかし、柚希は不自然で違和感が拭えなかった。栗原はさらに詳しく事情を尋ねる。
前置きとして柚希は祖父の家にあまり行きたくはなかったと語る。その訳は家の雰囲気が不気味で異形だったと明かす。家の間取りを説明した後、当時、祖父の家でいた人物を語る。
祖父・重治、祖母・文乃、叔母・美咲、美咲の子供であるようちゃんであった。話を聞きながらホワイトボードに相関図を示していく主人公。新たな情報として当時、叔母・美咲のお腹には赤ちゃんがいたと付け加えられる。
栗原は柚希の話を効いて祖父の家に関する違和感について追求。柚希は祖父の家の和室はどこにも窓がなかった事を伝える。窓のない部屋と聞くと「変な家」の間取りと繋がっていく主人公達。祖父の家を思い出していく中で柚希はもう一点、違和感だった部分を挙げる。
それは和室の一箇所だけ開かない襖があった事を思い出す。
16巻ネタバレ
柚希が「祖父の家」について語る。話は少し脱線して片渕家の背景まで遡っていきます。ここで祖父の家は亡くなった奥さんの供養のために建てられた可能性がある事を指摘。
また祖父の家には不気味な「仏壇」があった事を語ります。従兄弟であるようちゃんが亡くなったのが仏壇前であった事を明かす柚希。
また柚希の中の違和感も語られていきます。従兄弟の死因は仏壇に登ろうとして踏み外しての脳挫傷。しかし、従兄弟は仏壇を怖がっており、登ろうとする行為は考えられなかった柚希。
さらに家族は警察を呼ぶ事に反対していた事も判明。柚希は従兄弟家族が何かを隠している雰囲気を感じたと告白。
主人公は柚希の話を聞いて事故死ではなく殺人の可能性を考え、家族は一体誰を庇っているのか…その目的は何なのか…様々な憶測が脳内で駆け巡っていきます。
17巻ネタバレ
祖父の家で起こった事件の手掛かりは柚希の記憶だけ。栗原や主人公はさらに深掘りして不審な点などを追求していきます。まずは「ようちゃん」が亡くなる前日の様子から。
記憶を辿り、当時の様子を語る柚希。その話を聞いて栗原は祖父の家にも何かがあった事を推測。さらに片渕家そのものにも何かしらの因果があって無関係ではないと断定。
そして柚希は祖父の家の間取りを確かめる為、実家に足を運ぶ事を決意。そこに主人公も同行する事で話が纏まっていきます。
そして祖父の家に向かう当日。主人公は聡明で気遣いができ、家族の闇が明らかになっても泣き顔ひとつ見せない柚希を尊敬。こうして二人は新幹線に乗って祖父の家を目指していきます。
18巻ネタバレ
主人公は柚希と共に祖父の家に足を運ぶ。到着して左右対称の日本家屋を初めて見て想像以上の異様さに驚き。
インターホンを鳴らすが誰も応答せず。
物静かな家の回りを見ても異変はない状態。ただ庭に車があったので誰かしらはいると思う二人。
柚希が意を決して玄関のドアノブを回すと鍵はかけられておらず…扉が開く。
柚希は部屋で誰か倒れている可能性をある事を示唆。主人公と共に家の中へ入っていく事へ。
19巻ネタバレ
異様な空間の玄関に足を踏み入れ、家の中に入っていく二人。電気もつかず、窓もない廊下。
各部屋を物色する二人。
主人公は家の空気感から直近まで人がいたように感じ取る事が出来なかった。そして従兄弟が亡くなった現場へ到着。
その異様さに動揺する中、突然…主人公の携帯が鳴る。着信は栗原からであった。主人公は状況を説明。
栗原はまず家の間取りをはっきりとさせていこうとアドバイスを送る。
20巻ネタバレ
主人公と柚希の二人は祖父と祖母の部屋に足を踏み入れる。特に変わった様子はなく廊下を挟んで向かい側の部屋へ。その部屋に足を踏み入れると当時の状況を思い出す柚希。
自分と母と姉の三人はこの部屋で寝泊まりをしていた事を明かす。そして「開かない襖」に案内される主人公。試しに開けようとするが全然ふすまが動く事はなかった。
一通り、部屋を物色して間取りをメモに書き込む主人公。栗原と連絡を取って話をする。
そして「ようちゃん」が亡くなった時の様子を語る柚希。そこに違和感を抱いた主人公。ようちゃんの身体が冷たかった事を明かすと死後どの程度の時間が経っていたのか推測。
そこから出た結論として「ようちゃん」は柚希がまだ起きていた時に殺害された可能性を指摘。
さらに栗原と話を進めていく中で「ようちゃん」の死は事故ではなく他殺の可能性が強くなる。まだ確証はなかったが片渕家の誰かが殺人犯である事を推測する主人公。
21巻ネタバレ
ようちゃんを殺害した犯人は外部犯とは考えにくく…片渕家の誰かがようちゃんを殺害したと推理する主人公や栗原。
栗原の推理は的を得ていたが…二つの不備がある事を自身で指摘。その不備となる問題に対して答えがあるのか考える主人公と柚希。
柚希は当時の祖母の証言を思い出し…「夜中に物音」を祖母が聞いていた事を語ります。
その話を聞いた栗原。主人公達にメジャーを用意させ、和室の部屋の幅を測って、ある違和感に着目。和室によって部屋の横幅が違う事が判明。
壁を叩くと「物音」の聞こえ方も違い…栗原はある仮説を立てていきます…。
22巻ネタバレ
栗原は間取図に描かれていない部屋がある事を指摘。片渕家には間取り図にない隠し部屋の存在があると推理。
主人公達が調べた部屋の寸法などから推理して本来の間取図を描いていく栗原。
和室①と②の横幅が狭い事を受けて…その間に小さな空間が設けられているのではないかと主人公達に伝えていきます。
片渕家のカラクリが判明した事で栗原は事件の犯人がわかった事を主人公達へ伝えます。場面は変わって禍々しい雰囲気を持つ男性。
彼はタクシーに乗り込んで片渕家の屋敷へ行くように指示。主人公達の身に危険が迫っている事を示唆して22巻は幕を閉じていきます。
23巻ネタバレ
栗原は「開かずのふすま」の奥に隠し通路がある可能性を示唆。主人公は栗原の「犯人がわかる」といった言葉を深堀りしていきます。
家のからくりによって犯人が明確化される訳を語る栗原。栗原の推理が冴え渡り、ようちゃんの遺体が見つかった場所もポイントだと説明。
栗原の推理後…遂に栗原が思う犯人は誰なのか言及。家の間取りを見ながら消去法で犯人を絞っていきます。
栗原の話を聞いて柚希も犯人が誰なのか直ぐに頭に思い浮かびます。ようちゃんを殺した犯人は…。
24巻ネタバレ
分冊版24巻は13話後編にあたります。
栗原の推理を聞いて、監禁部屋に今も誰かいる可能性を抱く主人公。柚希が隠し部屋へ行こうと提案します。
家の間取りは栗原の推理通り、隠し通路があり、行き止まりの場所で二手に分かれていました。
主人公と柚希は別々の通路へ進みます。何かを見つけて言葉を詰まらせる柚希。
一方、主人公は殺人部屋だったと思われる場所に近づいていきます。襖に小さな穴が空いており、何故か光が漏れている状態。
主人公は一瞬血の気を引きながら…襖の穴から部屋を覗き込んでいきます。穴の先には人影が…!?
25巻~26巻ネタバレ
襖の穴から覗いた先に人影を見た主人公。音を立てず、その場から逃げようとしましたが…柚希が声をかけてきたので、気づかれてしまう事へ。
柚希の手を引っ張り、急いで家から脱出しようとしますが…主人公達の前に血走った目の男が現れます。ナイフを持っていたので命の危険を感じる主人公。
光で照らされた男の顔を見て…柚希が驚きます。
男は姉の夫の慶太でした。柚希に気づいた慶太は逃げ出していきます。その後、柚希は廊下にある天窓から天井裏に上がれるのではないかと主人公に伝えていきます。(25巻)
主人公が天井裏を覗いていきます。そこには異様な仏壇がありました。片淵家は家自体が大きな仏間なのだと判断する主人公。
探索を終え、栗原と合流します。
片淵家で見てきたものを写真と共に栗原へ見せていきます。片淵家の天井裏には大きな仏壇。そして家のあらゆる場所に書かれた左手供養。
栗原は左手供養が柚希の姉夫婦の殺人と何か関係があるのではないかと推測。首謀者がいる事も示唆し、主人公は首謀者に目星をつけていきます。同時に片淵家に来ていた慶太の存在も気になっていきます。
まだまだ真相に辿り着くまでにはわからない事が多く、食事を食べてこの日はお開き。その後、柚希から連絡の入る主人公。
柚希は母から連絡があり、姉の事について話しておきたい事があると伝えられていました。しかし、一人で母と会うのは不安なので一緒に着いてきて欲しいとお願いする柚希。主人公はそのお願いを承諾していきます。(26巻)
27巻ネタバレ
主人公は柚希と共に彼女の母親のもとを訪ねていきます。母が住むマンションの玄関前に到着して深呼吸をする柚希。
インターホンを押すと直ぐに母親が玄関を開けます。母親は柚希の視線を逸らし、二人を家の中に招いていきます。
二人をリビングへ通して、柚希の母親が口を開きます。本来、柚希は関わらせたくなかったと明かす母。しかし、柚希達が本家に行った事で事情が変わったと打ち明けます。
柚希ママは慶太から昨日届いた手紙を二人の前に差し出していきます。恐る恐る手紙を開ける柚希…(27巻)
28巻ネタバレ
柚希の母・善江は慶太からの手紙を主人公と柚希に渡します。そこには慶太と綾乃の二人が厳しい状況になること。善江へ協力を求めている事が記されていました。
さらに手紙には慶太と綾乃の出会い。交際へ至るまでの過程。慶太が抱いた綾乃の闇などが記載。この手紙の中に綾乃から「左手供養」の話を聞いた事が書かれていました。
善江が「左手供養」について口を開いていきます。これこそが家族をめちゃくちゃにした元凶だと明かす善江。
善江は左手供養の儀式に関する書き物を持ち出し、書かれている事を読み上げていきます。そこには悍ましい片淵家の因習が記されており、柚希と主人公の二人は衝撃を受けていきます。
29巻ネタバレ
29巻では「左手供養」の起源となる片渕家の過去が語られていきます。話は明治時代まで遡り、当時の片渕家の子供・宗一郎、千鶴、清吉の三人が登場。
片渕家の後継者、分家が生まれるまでの経緯、そして左手供養に記された「潮」といった人物の背景まで明かされます。
かなり複雑な家庭環境と経緯なので端的に説明すると…。
病んでしまった潮を罪悪感から献身的に支えていた宗一郎。ふと潮から目を離して嫌な予感を抱いた宗一郎が彼女のもとへ戻ると…。
悍ましい光景を目にしていきます。これがどのように「左手供養」に繋がるのか…次回で解き明かされていきそうです!
30巻ネタバレ
分冊版の30巻は16話(後編)となるエピソードです。主に「左手供養」の真実が明るみになっていく物語となります。
潮はある件をきっかけに亡くなり、数カ月後に宗一郎と千鶴の双子が産まれます。その双子の一人には左手首から先がない子供でした。
さらに宗一郎の前には「呪術師の蘭鏡」と名乗る女性が現れます。彼女は左手首のない子供が産まれたのは潮の呪いだと宗一郎に告げ、呪いを解く方法として「左手供養」に至る儀式を伝授していきます。
善江はこの件を調べわかった裏背景も語り、蘭鏡が仕組んだことであったと説明。最後に左手供養の儀式を厳しく教え込まれた人物が「重治」だったことを明かします。
重治とは柚希のおじいさんにあたる人物。
31巻ネタバレ
明るみになっていく変な家の真相。そこには過去の悍ましい風習が関係。
善江は現代でもしきたりに沿って左手供養の儀式が行われていたことを明かしていきます。その犠牲になったのが善江の義理の姉である美咲の子供。
色々と話が語られていく中、柚希は母・善江に「ようちゃんの事故」の件をどう思っているのか追求します。
口を開いた善江は自分達の家系について明かします。善江のおばさんは旧姓:片渕弥生。清吉の7番目の子供であったことが明かされます。つまり自分達は片渕家の血を引いており、左手供養で殺される側の人間だったことをカミングアウト。
そして本家と分家の血を引く片渕姉妹に関して主人公はどちらも供養で殺す側、殺される側になり得る環境であることに気づいていきます。
解説はかなり端折っていますが、左手供養を筆頭にかなり複雑な片渕家の真実が明かされる30巻~31巻となっています。是非、手にとって衝撃の真実を楽しんでみて下さい!
32巻ネタバレ
ようちゃんを殺したのが柚希の父親であったことが判明。善江はそこに理由があったことを明かします。
柚希パパがようちゃんを殺したことで左手供養の後見役を変えた柚希パパ。しかし、それが柚希の姉である綾乃を後見人とする行為でした。
母、善江の話を聞いて何故、逃げなかったのか問う柚希。片渕家は後見役に対して常に見張りをつけることを明かします。
その見張り役だったが清次といった男。彼から常に見張られて逃げることができなかったことを告白。また綾乃の柚希に対する気持ちが手紙に綴られており、柚希は感動。
全貌として綾乃が美咲伯母さんの子供を使って殺人をさせている事まで掴んだ主人公や柚希。
しかし、善江は自分もそう思っていたが…手紙の続きを読んで欲しいと含みを持たせて柚希に伝えます。
33巻ネタバレ
33巻(18話/前編)は慶太へスポットが当たります。学生時代に綾乃と交際していた慶太。彼女から左手供養の話を聞き、綾乃を守るべく、一つの計画を立てていきます。
綾乃と結婚、片渕家へ婿入り、美咲の子供である桃弥との出会い。
綾乃の話が真実だった事を知った慶太は片渕家の信用を勝ち取りながら少しずつ計画を実行へ移していきます。
その一つが片渕家からの独立。そして不思議な間取りの家でした。慶太の目的は片渕家を欺き、誰一人殺さずに左手供養を乗り切ること。
慶太の計画が明かされていきます。
34巻ネタバレ
分冊版の34巻は(18話/後編)にあたるエピソードです。
主に慶太がどう左手供養の儀式を人を殺さずに偽装したのか…この背景が明かされていきます。
慶太は片渕家と血縁のあるリストから「T」といった人物と接触。彼を説得して計画への協力を取り付けていきます。
慶太の計画に必要だったのは「死体」でした。
既に死んでいる人間から左手をもぎ取り、それを「T」の左手だと偽装して供養の儀式を成功へ導くように仕向けることが慶太の計画。
死体を見つけることができずに供養の儀式まで1週間に迫った時、運良く宮江恭一が病気によって亡くなった死体を発見した慶太。
宮江を利用して一回目の儀式を無事に偽装したことが明かされていきます。しかし、慶太は後三回同じことを繰り返す必要があることに頭を抱えていきます。
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変な家【感想】
明らかに変な間取りの家。
間取りの秘密、住んでいた住人の背景などエピソードが進むごとに少しずつ片鱗が覗かれていく様がゾクゾクして非常に面白い作品!
住人は本当に子供へ殺しをさせていたのか…それとも違う理由があるのか…真相は一体どんなモノなのか…読み出すと謎の解明が知りたくなって読み進めてしまう極上のミステリー作品!
ミステリーやオカルト系の漫画が好きなら一度読んでみて損のない漫画です!
※電子書籍ストア内の検索窓にて「変な家」と入力すれば素早く絞り込んで作品を表示してくれます。
コミックシーモアなら『変な家』がお得に読める!
独占タイトル、先行配信作品が豊富!安全性も完璧の漫画サイト!
※コミックシーモアで「変な家」が先行配信中!初回会員登録で割引クーポンが貰えてお遠くに読む事ができます!
コミックシーモアって、マンガ好きにとってはまさに宝箱みたいな電子書籍サービスなんです。安全面に関して言えば、個人情報の扱いとか、支払いシステムがしっかりしていて、安心して使えるのがいいポイント。マンガやライトノベル、雑誌といった色々なジャンルがあるから、読みたいものがきっと見つかるはず。新しい作品から懐かしの名作まで、選ぶ楽しさがいっぱい!
作品数の多さもすごくて、有名な作者から新星まで幅広くカバーしているから、何度も新しい発見があります。恋愛からファンタジー、サスペンスまでジャンルも様々で飽きさせません。さらに、コミックシーモアだけの独占タイトルや先行配信っていうのが、マンガ好きにはたまらない特典!他では読めない作品をいち早くチェックできるのは、かなり嬉しいですよね。
つまり、コミックシーモアは安全で、コンテンツが豊富、作品もバラエティに富んでいて、先行配信で新しい話題作に出会える…そんな感じで、マンガ読むなら一度はチェックしてみる価値大のサービスなんです。
今なら1巻~4巻まで無料!
2024年11月28日まで第1巻~4巻が無料試し読み可能です!
※情報が古くなっている可能性があるので確認は公式サイトでお願いします。
『変な家』は全巻無料で読める?
『変な家』を無料で全巻読む事は出来ません。先行配信中のコミックシーモアであれば分冊版・第1巻の無料版が期間限定で配信されています。
中身を確認して購入判断をしたい方は、この機会に読んでみて追い続けたい作品になるか判断してみましょう。また分冊版以外に電子単行本も出たので話区切りではなく、続けて読みたい場合は合冊版がおすすめです。
『変な家』をraw・zip・pdfで見るのは危険!
漫画を違法アップロードしている海賊版サイトへ仮に『変な家』がラインナップされていても閲覧するは絶対におすすめしません。主にウイルス感染、ワンクリック詐欺、個人情報を抜き取られるなどの被害もあります。
- 漫画ロウ
- MANGA ZIP
- Rawkuma
確認されている海賊版サイトは上記がありますが、リスクがある為、絶対に利用はおすすめしません。漫画は正規の販売サイトから購入して楽しむようにしましょう。
『変な家』の関連作品
漫画『変な家』は雨穴先生が2021年に出版した小説のコミカライズとなります。当時は謎の覆面作家の衝撃デビュー作として話題になりました。漫画で作画を担当した綾野暁先生に関しては別の関連作品は見当たりませんでした。
『変な家』は2024年に映画化!
変な家は映画化され、2024年3月15日に上映が決定しています。実写版のキャストは主人公の雨宮を間宮祥太朗。栗原役は佐藤二朗。柚希役は川栄李奈が演じます。
You Tubeには映画のディザー映像が公開されているので興味がある方は視聴してみてください。
原作は読んでおらず漫画で追いかけているので、映画も観てみたい!楽しみですね!