一度は耳にしたことがあるだろう…「中二病」という言葉を。
でも実際に中二病の実態を知っているのだろうか?果たして我々が思っていた中二病が事実なのだろうか…。この本を読めば全てが分かるだろう。
- 作品名:中二病狂詩曲 ハートオブダークネス
- 作者・著者:アンソロジー / 塞神雹夜
- 執筆陣:橋本チキン / 滝島朝香 / 星屑7号 / 海産物 / 佐野友創 / 西松屋 / ちょぼらうにょぽみ / 久松ゆのみ / ぶちマル / 不死咲ユイ / 武藤いちる / 四葉ゆいこ / 猫田博人 / 斎藤かよこ
- 出版社:フィールドワイ出版
- ジャンル:サブカルチャー漫画
- 電子版ページ数:162ページ
- 作品数:イラストストーリー14話・活字ストーリー2話
目次
中二病狂詩曲 ハートオブダークネスのあらすじ
この本のストーリーを進行しているのが、中二病を学ぶ見習いエクソシストの御巫霧歌(みかなぎきりか)。そして、この彼女に中二病について教育しているのが、中二病研究者の先輩エクソシスト塞神雹夜(さえがみひょうや)だ。
この二人によって14つの中二病ストーリがノンストップで紹介されていく。
- とある若社長の一日
- 二時間目からの名探偵
- 忍者転生
- アイアムジーニアス
- バッドムーンライジング
- 神とセンス
- ドリームアンドリアリティ
- メタルボーイ
- 時空を超えた戦い
- 未来への啓示
- ブラッディ・メモリー
- ダンケルヘイトリッター
- MUNELLIO
- RELOADED
ストーリーを進行していく二人の設定からして普通ではないこの作品。そして、一つ一つのタイトルもミステリアスに秘められている。
2人の会話のやり取りから次々に展開されていく数々の中二病患者の話は、未知の新発見もあり同時にゾッとする内容でもありで先を読みたい衝動に駆られるでしょう。
そして、一人一人の患者について説明をしていく二人のキャッチボールも笑えます。
中二病の中にもいくつかのタイプがあった
この本を読むまでは、中二病というものは単に一つのものだと思っていた。
中学二年生の時期に起こりやすい思春期特有の思想や行動や心の変化であって、一時的なことだと考えていた。
しかし、そんな私の愚かな考えは一瞬にして消え去った。
そもそも、中二病は思春期の時期に限らず長引く者もいる。そして誰しもがいつ発症してもおかしくないという事なのだ。
更に私が最も驚愕したことは、中二病の中にもいくつかの種類があってそれぞれにタイプが違うという事だ。
そんな中二病の4タイプを紹介しよう。
最強系
頭脳や肉体、才能面などにおいて自分は優れていると思い込み、それを誇らしげに振る舞うタイプ。
闇思考系
何でも何事においても考えや好みなどが暗くてネガティブ思考になるタイプ。
知識系
普通の人があまり抱かない考えや知識など一般的に知られていない事を自分が得ることで、人よりも上を行くつもりになるタイプ。
自分設定系
アニメのキャラクターや芸能人、あるいは不良やヤンキーなど、自分が理想とするキャラになりきるタイプ。
中二病狂詩曲 ハートオブダークネスの感想
こんな人本当にいるのか…
あーいるいる見たことある!
もしかして自分も当てはまるんじゃないのか…
この本を読んで様々な気持ちが交差したのは間違いない。面白くもあり過去を振り返るキッカケを作ってくれたと言える。
思わず笑ってしまう中二病の行動パターン
この本で一番笑える見どころが、中二病の行動パターン。
自分も昔やってたかも…会社にこんな奴いるよ…。思い返せばこれが中二病だったのかと納得させられる行動がいくつも登場するのだ。
やたらとドヤ顔で知識アピールしたり、どんな時でも格好つけたり、何に対しても拒絶したり、いきなり大胆なイメチェンをしてみたり…
アニメのキャラクターになり切り過ぎてなかなか抜けなくなったり、妄想ばかりしすぎて現実に戻れなかったり…
どれもこれも思わず笑ってしまう。一つ一つのセリフも面白いし、イラストも笑える。
14人の執筆者が14個のストーリーを描いているが、どれも味があって面白い。
中二病狂詩曲 ハートオブダークネスはこんな人にオススメしたい
この中二病狂詩曲は、今まさに中学二年生を過ごしている彼らに是非読んで欲しい作品だ。
そして、中二病を経験していたであろう大人たちにも是非見てほしい本です。
現在、過去を自分と照らし合わせて読むことで正に自分が中二病そのものだったと気がつけば腹を抱えて笑けてくるだろう。中学生であればこの本を読むことで中二病を抜け出せる糸口を見つけられるかも知れない(笑)
中二病とは発言している本人は自覚がないのだから…
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