ゴブリンスレイヤー【10巻ネタバレ感想】ゴブリンパラディンと対峙!

ゴブリンスレイヤー(10)

ゴブリンスレイヤー、正伝ナンバリングタイトル10巻である。

ゴブリンスレイヤー(9巻)

ゴブリンスレイヤー【10巻】あらすじ

前巻紹介で仮に聖騎士編と書いたのだが、10巻(厳密にいえば11巻の予告)に書いてあった。本編は「雪山編」だそうである。で、9巻冒頭から始まった雪山編は11巻の途中で終わるらしい。

今巻ではゴブリンパラディンの砦に乗り込んでの城攻めが描かれる。例の令嬢も、「奪われたものを取り返す」とかなんとか息巻いてついてくる。

ゴブリンスレイヤー【10巻】ネタバレ

ゴブリンスレイヤー(10)

さて前巻の終わり、回想シーンの続きからである。といってもたいした内容はない。兵糧攻めがうまくいかないので令嬢が山を下りて食料を調達に行ったら村人から白い目で見られて、山に戻ったら仲間が全滅していてゴブリンにテントを襲われて捕まって、というのが描かれる。ちなみに、多分実家から持ってきたか何かしたものだろうが彼女は軽銀の剣(高級品)を持っていたのだが、それも敵に奪われてしまったらしい。

さて回想終わって、令嬢がベッドで目を覚ます場面。ゴブリンスレイヤーがいる。ゴブリンスレイヤーと短い問答を交わす中で、「あなた、ゴブリンスレイヤー?」「そう呼ばれている」というやり取りがある。ゴブスレ氏も有名になったものである。

さて、作戦を練る。前巻で攻め落とした「巣穴」は、厳密にいえば巣穴ではなかったらしい。ゴブスレの経験からいって、ゴブリンの巣穴であればあるはずの貯蔵庫やゴミ捨て場などがなかったので、本拠地はまた別にあるだろうと考えられる、というのである。

地元情報によれば、雪山をさらに登ったところに古代のドワーフの鉱人砦の遺跡があるので、そこが本拠地だろう、ということになる(兵糧攻めなど通じないわけである)。

敵の数が多すぎるので、敵側の宗教の司祭に(仲間のリザードマンが)変装し、友好的な風を装って潜入しよう、ということになる。ここで寝室から下りてきた令嬢も参加を申し出る。反対の声も上がるが、結局参加させることになる。

神官娘とエルフと令嬢は「生贄」というていで、駕籠に入れて運んでいく。そして遺跡に到着し、門をたたくと果たして司祭の扮装をしたゴブリンが出てきた。言葉は通じないのだが(ゴブリンにも言語はある。あるが、ゴブスレも流石に話せないし、ほかの仲間で話せるやつもいない)、テレパシーみたいな魔法を使ってどうにか意思疎通し、中に入り込むことには成功する。

中に入ると、どこから攫われてきたのかわからないが人間の捕虜までいた。かなり大きな砦である。ここで令嬢が激高して暴れて司祭ゴブリンを殴り殺してしまい、いろいろ計画されていた内部に入り込んでからの作戦はいろいろおじゃんになってしまう。しかし、それもまた予測のうちである、とゴブスレはすました顔である。

砦の中を移動する。中庭ではゴブリンたちがすごい数集まって、聖騎士を中心になんかの儀式を行っていた。どうも、叙勲式らしい。司祭ゴブリンにも出番があったのだろうと思われるが、何しろ既に死んでいるので、ゴブリンたちが騒ぎ始める。こうなってはやむをえないので、開戦である。

数は多くても聖騎士以外はただのゴブリンなので、いい加減百戦錬磨のゴブリン狩り集団となっている五人とあと一人は善戦するのだが、ゴブリンパラディンは強かった。ただ強いだけでなく、例の軽銀の剣を持っていて使いこなしているので、ゴブリンスレイヤーの防具では分が悪い。

とりあえず、軽く対峙しただけでいったん引くことになる。10巻はここまでである。

ゴブリンスレイヤー【10巻】感想

ゴブリンスレイヤー(10)

いやしかし……この作品におけるゴブリンという種族は、何なのでしょうね?意外と頭も回るし、宗教まで持っている。ゴブスレに言わせれば「敵だ」の一言なんでしょうけども。


ゴブリンスレイヤー

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