神崎や加藤の素性が判明…!?漫画「ギフト±」9巻のネタバレ感想

ギフト±(9)

臓器売買といった裏社会を描く漫画「ギフト±」待望の9巻が発売されたのでレビュー。新たな展開や謎が生まれており、まったくもって上手いストーリーとなっている。重たい内容ではあるが飽きの来ない漫画。徐々に真相に迫っていく感じも巻を追う度に増してきている。

9巻では謎の女性である神崎莉世の正体がチョロっと判明。さらに環を狙う新たな刺客も登場して物語が白熱してきている。

ギフト±(8)

漫画「ギフト±」9巻のネタバレ

8巻で環の同級生である里谷さゆりにハメられた環。自宅に招かれると里谷の父親が登場して環を抑えつけて強姦しようとする場面から9巻はスタート。

同級生とコンビを組んで父親を撃退

自分が父親の強姦から助かるために環を利用した里谷。父親に弄られながらも常に冷静沈着で虎視眈々とクジラの捕鯨を狙う環に触発されたのか、ビール瓶で父親の頭を殴る里谷。その後、お得意のスタンガンにて相手を気絶させた所で崇からの命令を受けた加藤が環の元へ訪れる。

里谷さゆりの父親はクジラとして生きたまま環に臓器を抜かれる。この過程で里谷の父親は実は里谷と血が繋がっていないことが判明。環の言動から近い内に環が心の人間化が進み、鯨狩りができなくなると判断する。

崇は環の心が人間化される前に再生医療の技術を早くに確立したいと焦りが生じてくる。

謎の女:神崎莉世の正体が判明…!?

崇のもとに再生医療の件で取引話を持ち込んでいた曹から連絡が入る。崇が切り出したことで神崎莉世といった女の正体が判明。神崎の以前のボスは曹で間違いなかったが現在は自分の手の内にいないと崇に告げる。

曹の口から神埼は「二重スパイ」をしていると告げられ相手はアメリカであることを知り、驚愕する崇。

中国とアメリカといった2国間の工作員となり日本に潜入。しかし、何を目的にスパイ活動をしているのかは謎のまま。

加藤の素性も遂に明かされる…

神崎莉世と同じく謎の多い警官:加藤。警察に潜り込み、崇の臓器売買の協力者でもある。しかし、裏では別の何者かと連絡を密にしており謎が多かった。今回はそんな加藤の出処が判明してくる。

その秘密を掴むのがライターの廣瀬だ。どうやら加藤は過去に秋光正と繋がりがあり、在郷軍人病院にて秋光正と一緒に写る写真を撮っていた。さらに病院へ通う加藤の描写。シャツを脱ぎ捨てると体には手術の後が。加藤も臓器移植の当人であり、秋光正の判断によって移植手術を受けているようだ。しかも人体実験によって…。

加藤の出処は多少、判明してきたが未だに謎の多い人物だ。

環達の行為を模倣する新たな人物が登場

内容は複雑になるが警官である桜田瑞希が環と接触する一歩手前で謹慎処分を受けてしまう。警察として活動ができない瑞希はネットを利用して環との接触を図ろうとする。またたく間に「鯨」といったワードが独り歩きして拡散されていく。その情報は崇や環のもとにも回ってくる。

加藤に至ってはこの情報の出処は瑞希だと突き止めているようで謹慎明けに自分の在籍している部署へ移動させて監視下におけるように瑞希を配置する対処を取る。

そして事件。
臓器だけ抜かれた遺体が発見される。加藤はネットで出回った情報に影響された人物が今回の犯人だと推測。わざとらしく瑞希にも考えを聞く。また今回の犯人、実は環のことを知っているようで環に似せた人形を作り臓器から型にハメていくような異常な行為を行っていた。

漫画「ギフト±」9巻の感想

ギフト±(9)

漫画「ギフト±」は臓器売買をテーマにした漫画になっており、1巻から読んでいないと誰が何を目的として行動しており、誰と繋がっているのか…などわからないことが多いと思う。面白い漫画ではあるが内容が複雑なのだ。もし興味が出たなら是非、1巻から順を追って読んでいくことを推奨。

徐々に謎が解明されていき、新たな謎も生まれてくる漫画。読んでいて飽きないのが「ギフト±」だ。特に9巻は今まで謎の多かった神崎、加藤といった人物の素性が徐々の明かされてきた。さらに中国だけでなくアメリカも絡んでくる内容になっている。益々、白熱してきた物語。

崇や環の運命はどうなっていくのか大きな見所になっている。

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