人気漫画「ガンニバル」のスピンオフ的な読み切り短編が登場!見所や感想、ざっくりとした内容をご紹介していきます!
舞台は供花村を潰した後日談。
蛮行の最中に起きた乱射事件の裏側が描かれていきます。メインキャラクターは大悟ではなく河口尊といった人物。
ページ数は30ページ弱。
後藤家本家で起きた乱射事件にて最も被害者を生み出した男の人生や苦悩が描かれるヒューマンドラマに寄り添った内容に仕上がっています。
お得に読むならコミックシーモア
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ガンニバル B話【あらすじ】
後藤家以外の供花村の人間たちの狂気。蛮行の最中起きた乱射事件の裏側を河口尊をメインとして描く、特別読み切り短編!
ガンニバル B話【ネタバレ】
B話の主役は河口尊といった男。
彼の家庭は父親が厳しく、母親は優しかった。
取調室にて大悟から聴取を受ける尊。彼は後藤家での乱射事件で最も被害者を生み出した人物であった。何故、あんな真似をしたのか彼の犯行動機を聞き出そうとしていく。
父や母を守っていく為に後藤家に反抗する事はなかった尊。
聴取をしている中で訳のわからない事を言い出す尊。ちなみに尊はどうやら結婚して子供もいたようだが子供は後藤家に奪われてしまっていた。
嫁は逃げてしまい…それでも村の為に自分を捧げると誓っていた尊。
そんな彼のタガが外れていくのは一発の銃声であった。丁度、警察が供花村に乗り込んできた時なのかな…。
自分の子供が脳裏に浮かぶ尊。
子供達を助けようとしない村人達と口論になっていく。その過程で後藤家に奪われる子供の選定方法を知る事になる。
父親は後藤家から選ばれた子供だと訴えていたが…裏事情は子供は自ら手をあげて差し出すかどうかが決まる事を知る。尊はそんな事を望んでいなかったが…彼の中で父親が望んで後藤家に子供を差し出したと解釈。
怒り狂う尊は自宅に戻り…父親を手に掛けようとする。
『お父さんを離して…違うんよ…私なんよ』ガンニバル B話
後藤銀に子供を差し出したのは自分だと訴える母親。
真実を知ってタガの外れた尊は自らの手で両親を殺していく。同時に彼の中で後藤家を潰すといった決意が湧き上がっていく。
そして乱射事件へと発展。
取調室では自分の蛮行を悔いているとこぼす尊であったが…あの時は心が晴れた事も確かだと訴えていく。
狂った目の前の人間の話を聞いた大悟。
彼は絶対に供花村の人間達を逃しはしないと訴えていく。
『俺が捕まえてやるよ…俺が終わらせる』ガンニバル B話
ここでB話は終了。
ガンニバル B話【感想】
本編を読んでいないと繋がりや時系列などわからないと思うが河口尊といった男の心情や乱射事件における前後の様子が描かれていく。
両親によって自分の子供を後藤家に差し出されてしまった尊。
彼は平凡な幸せが欲しいだけであったが…全ては後藤家や供花村の因習によって奪われてしまっていた。
真実を知って復讐の鬼と化す男のサイドストーリーが綴られる漫画でした。個人的には本編を読んだ人向けの読み切り短編だと思うので…こちら単体で読むよりは本編を読んでから「B話」を読んだ方が楽しめる作品だと思います!
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ネタバレまとめ