水商売の裏話がてんこ盛り「汚れた天使たち」漫画1巻の内容やネタバレ感想

汚れた天使たち(1)

漫画「汚れた天使たち〜お水・風俗業界の光と闇〜」はタイトル通りに夜の社会で生きるホストや嬢達の裏話満載な漫画。短編漫画になっており1話ずつ面白おかしく、時には「へ〜」「ほぇ〜」なんて感じで華やかに見える夜の世界の事情を垣間見ることができる漫画になっている。

意外と夜の世界で働こう!って考えている人は事前知識、予備知識として頭に入れておくと上手く立ち回りができるかもしれない。

個人的には夜の世界の裏事情なんてこれっぽちも知らなかったので意外や意外、楽しく読めたし怖さ、勉強になる部分もあった漫画だ。逆に夜の世界で働いている人は「あるある話」が満載で違った側面から楽しめる漫画にもなっている。


汚れた天使たち(1)

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漫画「汚れた天使たち」1巻のネタバレ

第1話:飛んだ女

ホスト嫌いだった女がホストにハマり、推しメンをNo.1ホストにするべく昼の仕事を辞めてキャバ嬢⇒風俗嬢になり、最終的にホストに裏切られる話。

よく聞くありがちな話だが、この短編では女がホストに復讐するため多額のツケを溜め込む。ツケを入金できないホストは最後の手段で自殺。ここで終わりかと思いきや、東京を離れてもツケの回収屋が女のもとに来て夜の街に消えていくといった物語になっている。

騙す、騙されてもタダの転ばないのが夜の世界…といった感じの背景を思い知らされる短編だ。

第2話:キャバ嬢の経済学

この短編は面白かった。
売れているキャバ嬢と売れていない底辺キャバ嬢は実は同じような身分といった話だ。

指名が取ってもらい酒を入れてもらわないと給料に反映されないキャバ嬢。いわゆる売れていないキャバ嬢の生活が描かれるが芸人の下積みのような感じに思えた。お店では凜としているのに裏では酷い生活なんだなぁ〜…

もう一つは店のNo.1になるような売れっ子キャバ嬢。
多くの指名客が付いていても実は身なりであったり同伴相手の食事代を出したり…後輩との飲み会では先輩面して奢らないといけなかったり…お金を稼いでそうなイメージだが実はNo.1であり続けるために多額の出費をして残るお金は大したことないよ…といった内容になっている。

しかも、この短編ではキャバ嬢として細く長く生き残っていく、美味しい思いをするための世渡り術というか…黄金ラインと呼ばれるポジショニングが披露されている。

これからキャバ嬢やろうと思っている子は勉強になるんじゃないかな。

第3話:極悪ホスト犯罪列伝

もう短編タイトル通り。
元ホストがホスト時代に見た、聞いた悪行をぶちまけている短編だ。この短編で語られている話は氷山の一角だそうな。

ホストの世界の闇は深い…

第4話:ホスト狂いの芸能人(Part1)

一応、オブラートされているが誰か丸わかりな芸能人暴露ネタ。

芸能界ゴシップ好きなら知っている話も多いのかもしれないが意外な子がホストにハマっていたり、店とテレビでは態度が全然違う〜なんて裏話が満載。大御所も登場してくる。

嘘か本当なのか実際にはわからないがゴシップネタとしては面白いし、テレビで見かけた時はギャップを思い出してイメージが変わるかもしれない(笑)

第5話:嫌われキャバ嬢の意外な正体

キャバ嬢の派閥争い、醜い人間関係を描いている短編だ。

かと、思いきやある一人の人気キャバ嬢の入店によって争っていた派閥が一致団結。共通の敵が出来たことで店がまとまりだすといった結末へ。しかも店を掻き乱し、派閥が一致団結する要因になったキャバ嬢は夜ならではの特殊な仕事を任されている女性であった。

人間の集団心理を上手く突く職業であり、夜の世界はこんな仕事もあるのかぁ〜なんて関心してしまった。

第6話:お水&風俗の都市伝説

夜の業界で真しとやかに囁かれる都市伝説を語る短編だ。

もし夜の店でこの短編に描かれているような事が起こっていれば正に漫画通りなのかもしれない…。いわゆる夜の世界の怪談話で面白いぞ☆彡

第7話:イタ客・珍客物語

キャバクラに来る痛い客、ちょっとおかしな客を紹介する短編。

同時に店の裏側暴露もあり、店が儲かるカラクリなんかもわかってしまうかも(笑)こういったお客さん、見る側として面白いですが当人達はだいぶ迷惑しているそうです(笑)

第8話:キャバ嬢のイジメ

これもタイトル通りの短編だが、夜の世界の陰湿なイジメが物語になっている。なんだか「ストーリーな女たちシリーズ」を見ている感覚。虐める側であっても些細なことがキッカケでイジメられる側になってしまう。

これは昼も夜も同じだようなぁ〜とシミジミ思う短編であった。

第9話:美容整形のワナ

顔にコンプレックスのあったキャバ嬢が最悪な美容整形クリニックで手術をするといった短編だ。一重から二重に。若気の至りでいれた入れ墨を消すなど美容整形クリニックで行うがことごとく失敗。

仕事にもいけないような顔になるが最終的には幸せになるといった、ちょっと良い話で幕を閉じる。

第10話:ホスト狂いの芸能人(Part2)

再びホストに通う芸能人のゴシップ短編だ。
大物有名人、アーティスト、スポーツ選手なんかもホストクラブに来るそうな。テレビのワイドショーを騒がせたスポーツ選手(男性)も一人でホストクラブに来たことがあるらしい。

ここに登場する芸能人の方々はメディアで見る顔と裏の顔はだいぶギャップが激しいようで(笑)

第11話:本当にあったお水の闇オークション

この短編は第1話の続きだ。
ホストに騙された報復として「ツケ飛び」をして東京から故郷に帰ってきた女性の話。地元でキャバ嬢として働く女性のもとにツケの回収屋が乗り込んでくる。そして闇オークションに出品されて人身売買をされるといった内容になっている。

これが嘘なのか本当の話なのかは、まったくわからないが漫画のストーリーとしては面白い。まぁとにかく夜の世界でオイタをすると凄まじいツケが回ってくると言うことだ。

第12話:厨房から見たお水の世界・前編

ホストクラブの厨房で働くシェフ目線で見た業界の裏話を短編にしている。

やはり一般社会とはかなり質が違うようで正に弱肉強食なのがホスト業界のようだ。体育会系ホスト、新人のムチャ飲み、イジメや暴力、指名替えなどホストクラブの裏事情が満載な内容になっている。

第13話:厨房から見たお水の世界・後編

第12話よりさらに突っ込んだホスト業界の裏話を語る短編。
意外だったのが華やかでテンション高めだと思っていたホスト業界だが全体の20〜30%は精神的に病んでいるホストが多く精神科に通い薬を処方してもらっているらしい。

テレビでたまにやるホストクラブを取材する番組など天職のように振る舞うが実際はかなり厳しい現実が待っているようだ。

あとホストクラブのランキング順位って店によると思うが談合されていたりするそうな…怖いですね〜。

漫画「汚れた天使たち」1巻の感想

汚れた天使たち(1)

いわゆるゴシップ雑誌、女性週刊誌に載っているような話をコミカライズして読んでいるような漫画が「汚れた天使たち」だ。その手の業界裏事情系の話が好きな方はどんどんハマっていくのではないだろうか。

個人的にゴシップネタとか業界裏事情系はそこまで興味のないジャンルなのだが漫画を通して読むと非常に面白く一気に1巻を読破してしまった。現在3巻まで発売されており、2〜3巻も1巻を読み終えた後に購入。

ジャンルとしては女性漫画だが男性も充分に楽しむことができる内容になっている。

特に予備知識なく夜の世界で働こうと思っている人は是非、入店する前に読むべき漫画だ。

そうそう、この手の漫画って胸糞悪くなるような作品は多いが「汚れた天使たち」は絵も綺麗だからなのかマイルドで終盤で立ち位置が逆転して爽快感があったりする短編も多い。

夜の世界を描いた漫画といえば東元俊也先生の「バタフライ」も面白いが違った側面で楽しませてくれる「汚れた天使たち」もおすすめ漫画として推奨できる。興味が出た方は是非、読んでみて欲しい☆彡


汚れた天使たち(1)

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