デビルズライン ネタバレ

デビルズライン 第19話 ネタバレ

バーサカキの店長が安斎に対して言い過ぎと少し焦った表情で安斎、加納の間に割って入る。そして加納は安斎になぜ自分が怖いのかを問う。安斎は「鬼だから」自分の欲求が怖いと伝える。その時、暖炉部屋に李ハンスが入ってくる。

加納「久しぶりだな、クレーマン」
李ハンス「自慰で吸血欲発散しろって言った医者!」
安斎「はぁ!?」

どうやら李ハンス、加納は顔見知りらしい。咄嗟にジルの背中に隠れる李ハンス。オンロからの要請かどうかを問う李ハンス。そういう理由ではないと加納先生。李ハンスについて何か事情を知っているような感じ。

加納「安斎、これだ」
加納「こいつは鬼の自分を恐れていない例だ」
加納「ていうか多分、鬼とかヒトとか、ほぼ気にしていない」

ただし、加納が付け加える。李ハンスも生まれつき、自分が鬼といったことを気にしていないわけではないと。自分の中の鬼をコントロールすることができるようになったから鬼や人間といった境界線を気にしないようになったと。

安斎「こいつのように…血を飲んで慣れろってのか?」
加納「重要なのは血を飲むことじゃない」
加納「変異した時、自分がどうなるか、自分が変異するのはどんな状況なのか」
加納「それを正確に知るのが大事なんだ、過剰に恐れなくてもいいように」

加納は柳から安斎とつかさの関係も伝えられていた。加納は己を知って彼女と向き合っていくことが大切だと安斎に伝える。

ここで警察無線が入る。
内容はゼロナナがつかさを人質にとって逃走を図った事件だった。安斎の顔が一瞬、凍りつく。

ジルが無線で柳に連絡を入れる。人質に取られた女性がつかさだと判明する。柳に怒り「ふざけるな」と安斎が一言。すぐに助けに向かう安斎。

ジル「ちょっと、どうする気?」
ジル「鬼は待機なのよ」
安斎「何もしないで待っていられない」
ジル「公私混同すんじゃないわよ、あんた最近、勝手すぎるよ、警官の自覚あるわけ!?」

ジルの方を振り向き、悔しそうな表情の安斎。一度、足が止まる。李ハンスが口を開く。ゼロナナを見て分析した李ハンスは彼女がつかさに手を出す人間ではないと伝える。

安斎「憶測だ、鬼だけでも5人も殺している女だぞ」
李ハンス「そこミソなんだよ、5人も殺すなんて正気の沙汰じゃないけど、会話は通じる娘だった」
李ハンス「彼女は人を殺してる自覚がないんだ、下手したら害虫駆除くらいの認識かも」
李ハンス「鬼が出て行く方が…彼女を刺激することになりそうな気がするよ」

場面は変わり、つかさ、ゼロナナ、ゼロキューへ。
3人はビジネスホテルの一室に逃げてきた。つかさも逃げることなくゼロナナ達に付きそう。つかさは二人が気になり組織、関係のことを聞こうとする。

ゼロキュー「…あんまり知らない方が」
ゼロナナ「鬼の排除」
ゼロナナ「長年隠されてきた、鬼の問題を明るみに出し鬼の危険性を訴え、絶滅へと導くんだ」

自分たち組織の目的をつかさに喋るゼロナナ。同時につかさが鬼に血をあげたいと言った話しをぶり返し、襲われなかったのはただの奇跡とつかさに伝える。そして、なぜ鬼を好きになれるのか、つかさに問う。

明確な答えは出せないつかさだが、安斎とのキスシーンが脳裏に浮かび、頬を赤らめる。

ゼロナナ「知っててなぜ、好きになれた…」
つかさ「なぜって…鬼とヒトって言っても基本的には同じじゃないですか」
つかさ「血とかダメな以外は」
つかさ「見てわかるのは目のクマぐらいだし、それだって血を飲んでる鬼の人はクマすらないし」

その話を聞いたゼロナナは幼少期を思い出す。ゼロナナの再婚相手は吸血鬼だった。その吸血鬼の顔を思い浮かべるゼロナナ。目の下にはクマがあった。何かを感じ取ったゼロナナ。

ゼロキューがレーロク、ゼロゴのGPSがオフラインになっていることに気がつく。そのことからレーロク、ゼロゴが自分達を追う任務を受けたのではないかと推測する。そしてつかさが驚愕する一言をゼロナナが言う。

ゼロナナ「06と05も確かに手強いな…」
ゼロナナ「二人とも公安5課の人間だ、あまり自由に動けないんじゃないか?」
つかさ「…え」
ゼロナナ「…言っただろ、警察はあてにならないんだ」

場面は沢崎へ。
おりょうが働いていたバーにやってきた。その光景を目の当たりにして言葉が出ない沢崎。牧村がこの店を警護していたいのに姿が見えない。そして従業員は全て射殺されている。死体の側には牧村の警察手帳も落ちていた。

一人の吸血鬼の手にはナイフ。
それを見た沢崎は現場で起きたことの想像をする。

ああ…
この手の現場は
鬼の目の前でヒトが…
大事な人間が大量に出血して
理性を失うのを恐れて自殺する

しかし、ナイフを持った吸血鬼は頭も撃ち抜かれている。沢崎は死にきれずに頭を撃たれたのかと推測をする。そして無線で連絡を入れる。

沢崎「F班沢崎、鬼の会員制バークロスが襲われ2名死亡」
沢崎「警護にあたっていたB班牧村巡査部長が行方不明」
沢崎「現場に牧村の警察手帳と本人のものか不明だが手錠も残されている」
沢崎「このバーには30分前にも不審な男が現れているが、この男は確保し、E班が連行した」
沢崎「男とバーの襲撃犯との関係は現在不明」

無線を聞く同僚、安斎やジルは様々な面持ち。安斎は内通者が牧村だったと推測。おりょう、バー襲撃事件も牧村を軸に事が発端したのではないと考察するが全体像が見えてこない。そして鬼を襲う組織が何人いるのか?牧村が消えて嫌な感じも拭えない安斎。

場面はつかさ達。
つかさが自分の好きな人のことをゼロナナにカミングアウトしている。

ゼロナナ「…なんだって」
つかさ「私が好きなのは公安5課の警察官であなたが前にマンションで撃った人でもあるんです」
つかさ「撃たれた時、私も一緒にいました、あなたが車にひかれた時も…」

ゼロナナは喫茶店以外でもつかさと顔を合わしている記憶が甦る

ゼロナナ「そうだお前、あの時、あの場に…」
つかさ「公安5課の中に仲間がいるんですか?」
ゼロナナ「一般人は…何も知らない方がいい」

ゼロナナはこれ以上の深入りは身を危険に晒すことになるとつかさに注意する。しかし、真相を知りたいつかさは既に充分、事件に身を突っ込んでいると伝えるがゼロナナは本当につかさの周りの人間はつかさ自身が事件に関わることを望んでいるかを問う。

核心をつかれ、少しうつむく表情を見せる、つかさ。

ゼロキューが少しフォローする。ゼロナナが狙撃した相手はウチのメンバーではない確実であると。そして公安の通信が2件傍受できたとゼロナナに伝えるゼロキュー。

場面は警察で事件を取り仕切る菊原へ。ゼロナナの状態を示す無線を聞いて隠れている位置を推測、各署員に伝える。そして菊原の警察でやり取りを聞いているレーロクこと牧村。携帯に連絡が入る。

連絡の相手は同じ鬼を排除しようとしている組織の人間。イレブンではなさそう。同じ公安5課のゼロゴ(05)だろうか。そして連絡相手はゼロツー(菊原)からの伝言を牧村に伝える。

ゼロナナとゼロキューは恐らく一緒に行動をしている。二人をまとめて始末しろといった伝言を預かる牧村。そして連絡相手は人質の子も一緒に殺っちゃっていいからと牧村(レーロク)に伝える。

場面はつかさ達へ。
ベットで寝ているゼロナナ。つかさとゼロキューが会話をする。その中でゼロキューはゼロナナが好きなことが判明。しかし、ゼロナナにも好きな人がいるとつかさに喋る。ゼロナナが好きな相手はどうやら菊原らしい。

場面は菊原へ。
捜査からゼロナナ達が利用したタクシーを特定。潜伏先であるビジネスホテルを掴む。菊原は他の署員へ牧村の失踪とゼロナナの件は関係があると思うかを質問する。わからないと答える署員。

菊原「彼が裏切ったか、拉致されたか、いずれにせよ彼の端末からはうちの指示が聞こえてしまう」
菊原「通話を1対1に切り替えて個別に指示を出します」
菊原「少数精鋭で行きましょう」

第18話へ戻る

第20話へ進む

トップへ戻る

デビルズラインの話集

姉妹サイト