残酷な描写が際立つ！東元俊也の漫画『バタフライ』あらすじ・ネタバレ感想

電子漫画サービス『BookLive!』が広告を出していた「バタフライ」といった漫画が面白そうだったので購入して読んでみました。値引きもされており540円の作品が半額の270円で購入可能。さらに1巻完結の漫画だったので非常に読みやすかったです。

漫画バタフライの主役はデリヘルの経営者である爆石 優（ばくいし ゆう）といった今風の人。

デリヘルをテーマにした漫画なのでエロ描写があると期待している方は残念。エロよりグロ描写の方がメインになります。まさに鬼畜。でも自分の店で働くデリ嬢を守るために奮闘する爆石は読んでいてスカッと爽快感のある男です。

東元俊也の漫画「バタフライ」のあらすじ

シナリオは至ってシンプル。
東京23区を出張エリアとしている風俗店である「バタフライ」に勤務するデリ嬢と経営者の物語を描いている。簡単に言ってしまえば悪質な客から勤務している女性を守るために男スタッフが体を張って嬢を守っていきます。

ただ、悪質な客に対する報復は常軌を逸した方法です。

こんな痛々しい描写があります。
怖いぃぃ…怖いぃぃ…怖すぎるよ…夜の世界。爆石といった男は相手がヤクザであっても一歩も譲りません。まさにイカれた男です。でも自分の店で働く嬢を守るために何でもする男です。グロく、残酷な描写が好きな方なら面白く読める漫画であることは間違いありません。

東元俊也の漫画「バタフライ」のネタバレ

第1話：爆石優

ハンマーで悪客の歯を叩き割るシーンから始まる。強烈で少しグロい…しかもハンダで体に「ブタ野郎」と刻む爆石さん。その後、ヤクザ者が爆石の店の嬢に手を挙げる。爆石はヤクザ者に対して一歩も引かない。隙を見てスプレーで相手を目眩ましする。

ここからこの漫画の真骨頂である爆石の本格的な報復がスタート。体が動かないように手足を拘束。声も出ないように口を塞ぐ。そして入れ墨の入ったヤクザ者の背中にドリルを打つ。

いや〜凄まじい…

第2話：金城将

2話では爆石が経営するデリヘル「バタフライ」の黒服スタッフであり爆石の右腕的存在の金城将がメインの話となる。

気にかける嬢の元へ向かうと案の定、引き抜きに合ってあり体の調子もよくなさそう。そこへ嬢を引き抜いた同業者が現れる。嬢を病院へ行かせてくれと頼むが返り討ちに合う金城。そこへ爆石が現れ金城にゴーサインを出す。

後はもう金城が暴れまわって最終的に同業者リーダー格の男の小指を詰める。指を詰めるシーンもモザイクは白塗り、黒塗りなどない。かなりエグいシーンだ。

第3話：古賀敦

続いてもバタフライの黒服スタッフがメインの話。新人黒服の古賀にスポットが当たる。ストーカー男から嬢を守ってやれなかった古賀は爆石にド突かれる。時が経過して再び嬢の前にストーカー男が現れる。で、古賀がストーカーを捕まえて港で報復スタート。

爆石の狂気的な思想を垣間みれるシーンだ。
報復に関してはこのストーカー男が一番甘い。フッ化水素酸といった劇薬を相手にかけようとするが実は小便だったと言うオチだ。

第4話：蛇名祐二

蛇名といった爆石の先輩に報復をする話になっている。この男は嬢をたぶらかしてAVに出演させる。爆石には良い顔をしていたが真実をしった爆石は蛇名の事務所に乗り込んで大暴れ。

ここの報復はエグい…
まず、アイスピックで頬2枚と舌を串刺しに。蛇名さんと呼んでいた爆石も遂に呼び捨てで先輩を呼ぶように（笑）

手足を拘束して四つん這いにし、肛門にナイフを突き刺す。このシーンもノーモザイクだ。描写を見るとゾワッとする…そして蛇名の苦痛の叫びが部屋中に響き渡る。

第5話：鷹野兄弟（前編）

同業者であるデリヘル「タランチュラ」の経営者である鷹野兄弟とバチバチになる話。古賀や金城が鷹野（弟）に倒される。爆石は鷹野（兄）から挑発されるも挑発返しで応戦。一旦、その場は収まるが爆石が鷹野兄弟に拉致されてしまう。

第6話：鷹野兄弟（後編）

鷹野兄弟のシナリオは爆石が経営難で自殺したことにして店を乗っ取るつもりだった。この漫画はじめての爆石がピンチとなるシーンが収録。

間一髪のところで金城、古賀が助けに来る。ここから形勢逆転。

最後の爆石達の報復が始まる。
灯油をかけて生身のまま火をつけるといったエグい仕返しだ。これには堪らず鷹野兄弟も降参。店の利権も爆石に譲る形になる。

東元俊也の漫画「バタフライ」の感想

1巻完結の漫画で全6話が収録されている。
第5話、第6話は前編、後編となっており、爆石が窮地に立たされる状態となりハラハラする場面もあった。でもさすが…夜に生きる男である爆石。対策もしており、ピンチをチャンスに変えていく。やはりスカッとさせてくれたのでホッとできた。

全話を通してだが、最終的には爆石、黒服スタッフが悪質な客、対立する組織をメッタメタにしていくので爽快感がある。

この漫画で描写されるストーリーが実際にあるかどうかはわからないが、夜の世界で生きる男、女たちの葛藤も描かれており、厳しい現実を目の当たりにもできる。

グロエグ漫画が嫌いな人にはまったくもってお勧めできる漫画ではないが、そうでないなら爆石達のイカれた行動や報復は読んでいてスカッとできるし、何より爆石の信念は格好いい。

気に入らないことがあった時…むしゃくしゃしている時に読めばストレスを発散させてくれるような漫画に仕上がっている。

東元先生の漫画『バタフライ』読むならBookLive!がお勧め！

夜の世界、デリヘルの裏事情を描く漫画である「バタフライ」
BookLive!だと値引き対象作品になっており定価540円の作品が3月30日延長されて4月13日まで半額270円で購入することが可能になっている。万人にお勧めできる漫画ではないがバイオレンス漫画が好みな方なら後悔しない漫画と言える。

そしてテンポも良く、1巻完結。
内容も濃いので読み終わった後はお腹一杯といった感じだ。

エログロと言うよりグロ＆バイオレンスといった漫画に仕上がっている。後味は悪くなく全話を通して主役である爆石が相手を打ち負かすので読んでいて爽快感は抜群！

えげつないシーンは読んでいてハラハラ＆ドキドキも味わえる良作だ！

電子書籍ストアで東元先生の漫画「バタフライ」の価格を調べて比較してみた

半額セールも終わってしまったので、どの電子書籍ストアなら安く購入できるのか比較。電子版価格に差はないがクーポン等のサービスを利用するとお得に購入できる電子書籍ストアは変わらずBookLive!がおすすめ。

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