僕の心のヤバイやつ【3巻ネタバレ感想】ヤキモチ妬きの二人が魅せる青春ラブ！

少々間が開いてのご紹介となる、新時代を切り開くラブコメ『僕の心のヤバいやつ』である。たった今三巻を読み終えて一言。カロリー（火力）が……高い……げふっ。

僕の心のヤバイやつ【3巻あらすじ】
僕の心のヤバイやつ【3巻ネタバレ】
僕の心のヤバイやつ【3巻の感想】
- 僕の心のヤバイやつ

僕の心のヤバイやつ【3巻あらすじ】

本作品は各話エピソード完結型であり、また全部紹介するにはちょっと分量が多いので、例によって抜き書きで紹介させていただく。

しかし、三巻で初めて分かったというわけではないにせよ、今巻で印象深かったことを先に一つ書いておくと。

こいつら二人とも、ヘビーにやきもち妬きだなあ。

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2021.03.31

僕の心のヤバイやつ【3巻ネタバレ】

Karte.31　僕はLINEをやっている

いつもの図書室。山田がふと市川に聞く。「LINEやってる？」やっているので、「まあたしなむ程度に」とか答えるのだが、市川ボーイはニブチンなので、「友達がいないのにLINEをしているとバカにされている！？」とか勘違いをする。

で、そこから山田が（はたから見ていて気の毒になるくらい）熾烈な努力で市川のLINEをさりげなく聞き出そうとするのだが、市川ボーイは気付かないので聞き出すことができない。あげく、クラスでみんなでLINEを交換する流れになって、ほかの女子（軽めの子）が市川と（山田より先に）LINEを交換したもんだから人を殺しそうな目つきになる山田さんなのであった。なお、この話ではついにLINE交換は達成されない。

Karte.35　僕は勉強を教える

山田さんと市川と山田さんの友達の「ちい」と呼ばれている子が図書室にいる。なんか勉強がどうだとか進研ゼミがどうだとかたわいのない会話をしつつ、ちいが市川に微妙に接近しているというだけで渋い顔になる山田さんがやきもちかわいいのであった。なんかその後、市川が山田さんに勉強を教える流れになっている。

Karte.36　僕は母親と似ていない

三者面談である。どういう順番なのか知らんが、山田さん親子は市川親子の前の番であった。ひょんなことから「市川京太郎の母です」と（本人がいないというか、遠くで隠れて見守ってる中で）山田に挨拶する流れになり、山田は（好きな人の母親が相手であるので）挙動不審に陥るのであった。

Karte.38　僕はホントにずぶ濡れた

雨の日、傘を持ってないが自転車なので疾走している市川がたまたま山田さんと遭遇する。たいしたことのない会話をして別れるのだが、山田が市川の自転車のカゴに自分の荷物を忘れていったため、さらに疾走して駅まで追いかける羽目になる市川なのであった。

Karte.39　僕は夢を見た

前回のエピソードのせいで大風邪をひき、寝込む羽目になった市川。学校は欠席である。家で一人で寝ているとなんと山田がお見舞いにきた。うっかりなんか自宅内に招いてしまい、しかしみっともないから寝間着を替えようと自室に戻ったところで、卒倒する。山田さんはいつまでたっても市川が戻ってこないので市川の部屋まで様子を見に行くのだが……。ここで暗転ブラックアウト、何があったのか詳細はわからない。

その後、山田さんは手紙を残していくのだが、妙な折り目がついている。市川はまず気付いていないし作中では解説されないのだが、有識者によるとその折り目は「ハート型の手紙を折り、やっぱり恥ずかしくなってもとに戻した跡」であるのだそうだ。

Karte.43　僕は山田が嫌い

穏やかでないタイトルである。これの前話で、ナンパ男を避けるために市川に接近するポーズを取った山田にちょっと嫌な感じを受けた市川、嫌いモードに入ってしまう。まあラブコメにはよくあるパターンの波乱なのだが、この作品は解決への（山田の）ゴリ押しがすごい。露骨に自分を避けるというか逃げる市川を追いかけ、追い詰め、そして壁ドンである。あげくハグである。なんで避けられていたのかとかそういうことは一切スルーして、二人はなんとなく仲直りした。