アニメ化の話がいまだに無いのが意外ですらある『僕の心のヤバイやつ』、5巻をご紹介する。
本巻には58話から71話まで(とおまけ)が収録されている。
僕の心のヤバイやつ【5巻】あらすじ
今回も各話完結というよりは一応大きな流れがある感じなのでそういう紹介の仕方でいこうかと思うが、ざっくり書くと、5巻は山田サイドの家族と市川京太郎との間に接点ができる巻である。
僕の心のヤバイやつ【5巻】ネタバレ
新学期が始まるところからである。つまり、中学校2年の三学期だ。市川はまだ骨折が言えておらず、右腕を吊っている。先生が「誰かに介助してもらわないと困るだろ、クラスで一番仲のいい……山田……とか」とポロッと口にする。教師の目からも明らかなくらい、二人ははた目にはそういう風に見えるのである。
で、山田が実際に市川のめんどうをクラス内で見るようになるのだが、有体にいえば彼女はそういうことに「向いていない」。京太郎はさすがに面と向かって文句を言ったりはしないが、それでも市川が困っているということを認識できるくらいのセンスは山田も備えているわけなので、彼女は落ち込む。
その問題自体は特に解決もしない(そのうち京太郎の骨折自体が治ってしまうので、問題も自然消滅である)のだが、ある日、雪の中で山田の探し物を二人で探した(それ自体は見つかった)あと、山田の方から大胆にも「うち寄ってく?」と言い出す。
で、市川はめちゃくちゃ動揺しながらもお風呂をいただき、夕食までごちそうになった、というところで山田母が帰宅する。LINEに気付いたときにはもう玄関先にいたのであった。
で、市川は隠れ、山田は母に嘘をつき、とっさに京太郎が来ていた事実は隠蔽されることになる。なんとか、バレないように脱出に成功するのだが、山田のジャージ(借りた)を着た状態で、マンションのエントランスで、謎の大男に遭遇する。
筆者は連載で読んだとき直感で理解できたし、どのみち同じ巻の中で明かされる事実なので明かしてしまおう、この人物は山田の父である。
さて、三学期なのでバレンタインデーというものがある。女友達みんなで山田んちに集まって義理チョコづくりをすることになるのだが、どういう流れなのか(読んでもよくわからない)京太郎もそこに混ざることになってしまう。
さて、なんか気まずい空気が流れる中、そこに山田父が登場する。
むくつけき巨漢なのだが、前髪をあげると実はすごい美形である(さすがあの娘の父なだけはある)。それはいいのだが、なぜだか京太郎に懐き、一緒にゲームを始める。そういうところも山田の父らしさを垣間見せる人物である。
ところで京太郎が帰ったあと、山田父は彼を「山田君」と呼ぶ。エントランスで京太郎と遭遇したことを覚えていて、そのとき京太郎が「2-3 山田」と大書されたジャージを着ていたわけなので、同じ山田姓だと思ったのである。そりゃあ、まさか娘のジャージを着た少年が自分ちから出てくるとは思わないよな……。
5巻最後のエピソードでは、市川姉が「告白しないの?」みたいなことをけしかけてくる。市川は「自信がない」とか抜かす。姉は「えー、いけるよ」みたいに畳みかけるが、なんであれ結論として、京太郎は「山田と付き合いたい」という本音を、姉の前ではあるがはっきりと口にする。
で、翌朝。「(クラスの)男子への義理チョコはどうしようかな」と言う山田に対し、京太郎は「やめたら?」とはっきり言うのであった。次巻に続く。
僕の心のヤバイやつ【5巻】感想
筆者は連載を追っかけているのでこの先の展開も全部知っているのだが、一つだけ書いておくとバレンタイン編はこれで終わりではない。まだまだ続く。
二人の関係もまだ進展する。というわけで、5巻紹介はこれで。
僕の心のヤバイやつ
学園カースト頂点の美少女・山田杏奈の殺害を妄想してはほくそ笑む、重度の中二病の陰キャ・市川京太郎。だが山田を観察する内に、京太郎が思う「底辺を見下す陽キャ」とは全然違うことに徐々に気づいていき…!? 陰キャ男子・京太郎の初めて恋、始まる。陽キャ美少女×陰キャ少年のニヤニヤ系青春格差ラブコメディ!!
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✅ 僕の心のヤバイやつ【6巻ネタバレ】やっと恋心を理解する鈍感男子…遅いが着実に進む恋!
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