漫画「BLACK TORCH(ブラックトーチ)」はタカキツヨシ先生が描く人間と物ノ怪をテーマにしたバトル漫画。電子書籍ストアで期間限定の増量お試し版が配信されていたので読んでみたら相当な力作でバトル漫画として非常に展開が期待できる漫画であった。
半人半妖のバトル漫画と言えば、ありきたりな設定のような感じもするが絵が上手くバトルシーンの描写も迫力があり読んでいく内にのめり込んでしまう。
みんな大好き「ぬこ」の登場シーンも多く、バトルの合間に猫で癒される漫画でもある。
王道を地で行くようなバトル漫画。気軽に読んだつもりがハマってしまった…そんな期待作と言えるであろう。
- 作品名:BLACK TORCH
- 作者・著者:タカキツヨシ
- 出版社:集英社
- ジャンル:少年マンガ
目次
漫画「BLACK TORCH(ブラックトーチ)」あらすじ
動物と会話することができる我妻弐郎(あづまじろう)は動物の救援で倒れている黒い猫を助ける。黒い猫:羅睺(ラゴウ)は自身を「物ノ怪」と言う。羅睺は同族である物ノ怪に追われていた。
弐郎に危険が及ばんと寝ている隙に弐郎から離れようとする羅睺。しかし、出て行く所を弐郎に止めらる。同時に羅睺を追ってきた物ノ怪も二人の前に現れる。弐郎を置いて逃げる羅睺。しかし、追手に追い付かれ窮地を迎える。羅睺は相手と刺し違える覚悟で飛び出した時、森の奥から弐郎が助けに現れる。
善戦するが力及ばず、弐郎は物ノ怪に胸を貫かれて倒れてしまう。
漫画「BLACK TORCH(ブラックトーチ)」ネタバレ
まず、あらすじの続きから瀕死の弐郎に羅睺が憑依することで命が助かる。同時に弐郎は半人半妖の体になる。羅睺の力を借り、追手の物ノ怪を瞬殺することに成功。そこへ公儀隠密局が現れて拘束される弐郎。
病院で隔離されていた弐郎は動物の力を借りて脱走に成功する。
実家に戻ると弐郎の育ての親でもある爺ちゃんは全ての事情を知っていた。実は弐郎の爺ちゃんは元・隠密局の人間。かなりの手練だったらしい。物ノ怪の世界に首を突っ込んだことで爺ちゃんにボコボコにされる弐郎。自分の覚悟を見せ、爺ちゃんの怒りが治まる。
弐郎は隠密局の監視下で行動をするようになるが隠密局へ向かう途中に物ノ怪に襲撃される。この漫画のヒロイン?になるのかなぁ。一華と一緒に襲ってきた物ノ怪を撃退。
弐郎達が知らないところで対物ノ怪特別機動隠密部隊「黒の灯火(ブラックトーチ)」が結成され、メンバーには弐郎も含まれていた。
バトルシーンが格好いい!
王道バトル漫画だけあり、バトルシーンは力が入っています。主人公である弐郎は羅睺の力を借りることで雑魚敵はワンパン。黒い炎を纏う拳で相手を倒していきます。なんだか幽遊白書の飛影の邪王炎殺黒龍波を思い出す感じ。
1巻ではモブ敵しか出てこないので楽勝に勝ちますが強敵が出現した時にどのような必殺技が飛び出すのかバトル漫画好きとしてはワクワクしています。
あと絵が上手いので戦闘シーンは映えますね。この漫画の見所とも言えます。
今後に期待できる王道バトル漫画
1巻を読んだがかなり仕上がりは良い。ストーリー、設定はありきたりだが画力が高い。同時に王道バトル漫画なので見ていて安心できる。奇をてらった設定だと盛大にコケる可能性もあるが一定の需要や面白さを満たしている漫画なので末永く続いて欲しいと思えた。
まだ1巻が発売されたばかり。
人気が出ればアニメ化もされるだろうからチェックしておいて損はない漫画だ。
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