青年漫画「アプリで出会った素敵な彼女」見所や感想、ざっくりとした内容をご紹介!
マッチングアプリでサキといった女性と出会った事がきっかけで不可解な出来事に巻き込まれていく主人公のリョウが描かれていきます。
アプリで出会った女性は天使か…悪魔なのか…。
本格的サスペンスが繰り広げられるおすすめ作品が登場!もう表紙から滲み出る女性の狂気が唆ってくれますよね!
どんどん引き込まれるストーリー!そしてエロスも含まれており…読み応えも十分。
読み進めるほど続きが気になってしまう作品でバイオレンス要素なども含む期待のサスペンス漫画となっています!この作品はコミックシーモアにて先行配信中。気になった人は是非、チェックしてみて下さいね!
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目次
「アプリで出会った素敵な彼女」登場人物
- 沢原リョウ(主人公)
- 門倉誠(リョウの親友)
- サキ(アプリで出会った女)
- レイナ(リョウの隣人)
- 富村(刑事)
- 真琴(門倉誠の妹)
- 能條蔵彦(ヨーシン製薬の元社長)
「アプリで出会った素敵な彼女」あらすじ
「俺もフツーに彼女、ほしいなぁ…」金も女も人生の目標もなく、だらだらした毎日を送る大学生、亮一(リョウ)。心のすき間を埋めるために始めたマッチングアプリも、出会えるのはセックスする代わりに金を求めてくる女ばかり。「本気で彼女がほしい」そんな想いが強くなったある晩、アプリに一通の新着メールが届く…「目の色が綺麗ですね」。掴みにしては奇妙な文面だが、メール交換で意気投合し、リョウは送り主の女…サキとデートの約束をする。ついに理想の女性と巡り会えたと舞い上がるリョウだが、サキとの出会いをきっかけに周囲で不可解な事件が起きるようになって…。
アプリで出会った素敵な彼女
「アプリで出会った素敵な彼女」ネタバレ
1巻ネタバレ
冒頭、後に登場するが表紙に写る女性がサラリーマンの中年男性を電動丸のこで無惨な姿にしていく。
場面は主人公のリョウへ。
マッチングアプリで知り合った女性とホテルでお楽しみ。しかし、まぐろ女で満足が行かなかったリョウ。その後、親友である門倉にマッチングアプリで会った女との事情を相談。
もっと気楽に利用してみる事をアドバイスされる。
そして平凡な日常。ちなみにリョウは牛丼屋でアルバイトをしている。
もうマッチングアプリは自分に合わないと思ってアンストしようと考えていると…サキといった女性からメッセージが届く。リョウの目が凄く気に入ったと伝えるサキ。やり取りをして良い感じになって二人は対面して見る事へ。
現れたサキは実物も美人でスタイル良し。
この時は食事だけだったが次も会う約束をする二人。
最後にサキの怪しい行動が描かれる。牛丼屋でアルバイトしているリョウを望遠鏡で監視していたサキ。翌日…門倉の電話で起こされるリョウ。実は働く牛丼屋で提供された商品にゴキブリが入っていたとSNSで拡散されて炎上していた。
2巻ネタバレ
店舗では緊急会議。
SNSでの画像はフェイクだと判断していた本部の人間達。それでも一応、企業として必要な対応を取る事になり…一時的に営業停止へ。
バイトがなくなって一気に暇になるリョウ。
書店に立ち寄って女子にモテる方法を模索していると偶然にもサキと遭遇。
少し元気のなかったリョウを元気づける為、食事に誘ってデートする事になる二人。自然と会話する中で…サキはリョウが牛丼屋でバイトしている事を知っているような物言い。
少し違和感を抱いたリョウ。彼女にバイトの話など一切していない。強引に誤魔化して色仕掛けしていくサキ。自分はリョウへ運命を感じていると告げてキス。
その後、二人はすぐにホテルへ移動して男女の関係へ。
情事後、先にお風呂へ入って余韻に浸るリョウ。その間…サキはリョウの財布に入っていた発信機のようなモノを抜き取り…電源を落としていく。
3巻ネタバレ
ホテルに泊まって翌朝…。
サキはリョウの家へ遊びに行きたいと言い出す。アパートへ到着すると隣人のレイナがうざ絡み。彼女はキャバ嬢で二人は意外と仲良しである。
部屋でまったりしていると隣から女性の喘ぎ声。
隣人であるレイナが彼氏とおっぱじめていく。壁が薄いので隣の部屋に丸聞こえ状態。
サキも興奮してリョウを誘惑。
我慢出来なかったリョウは貪るようにサキの身体を求めていく。
その後、サキを駅まで送る中…後日、アパートの停電工事がある事を伝えるとサキはその日は自分の家に泊まりに来て欲しいと懇願。
工事の日、サキと合流して家を紹介してもらうと実家のようであった。しかし、大きな家に一人で住んでいると説明するサキ。違和感をありつつも手厚いおもてなしで談笑していく二人。
そんな中…突如…頭が割れそうなほどに痛みを感じるリョウ。そのままサキに解放されて目覚めると朝。テレビをつけて流れるニュースを見ていると驚愕。停電工事が失敗したのか…リョウの住んでいたアパートが火事になっている状態が映し出されていた。
4巻ネタバレ
直ぐに住んでいるアパートへ戻るリョウ。
色々と話を聞く中で出火原因は自分の部屋である事が判明していく。門倉もニュースを見て直ぐに駆けつけリョウを心配。
取り敢えずは事故で片付きそうであったが納得のいかなかったリョウ。
アパートでは刑事の富村が念入りに捜査をしていた。彼の見立ても通電火災で事故が濃厚だと。しかし、捜査に余念のない富村は監視カメラの死角になる通路を発見。鑑識に服の繊維が通路に付着していないか調査を依頼。
リョウも落ち着きを取り戻し門倉と食事へ。
その後、リョウは入院しているレイナの病院を訪れる。彼氏と対面してレイナへの慰謝料を渡そうとするが…あれは事故だったから気にするなと告げられ帰るように伝えられる。
不運続きで混乱する中…サキからメッセージ。
彼女に呼び出されると大金の入った封筒を渡される。当面の生活資金にしてといった意味だろうか…必ず返す事を約束してサキからお金を借りるリョウであった。
5巻ネタバレ
無一文になったリョウ。
彼はサキの家で空いている部屋を間借りして生活をしていた。その事を門倉へ話す。マッチングアプリで出会った女性がそこまでしてくれる事に違和感を抱くと同時にリョウも心配する門倉。
楽観的なリョウはサキを良い感じのカフェに連れて行きたいと伝えお店を教えてもらう。
彼の事が心配だった門倉。
教えた店へ先回りして女の様子を観察する事へ。妙な女の匂いを嗅ぎ分ける事に自信のあった門倉。観察しているとリョウがトイレへ席を立つ。ジッと彼女を見ていると…。
視線に気付くかのように門倉の方に視線を配ってくるサキ。恐怖と危険を感じた門倉。
『どう考えてもありゃ…マジモンだ…』アプリで出会った素敵な彼女(5巻)
デート後、リョウを呼び出し…サキが危険な女である事を忠告。
彼女との話をリョウから聞いていた門倉。あらゆる面で出来すぎていると違和感を抱いていた。しかし、リョウにとってサキは恩人。あまり悪く言われるのは良い気がしなかった。
門倉と離れるが…アイツは適当な事を言う人間ではない事をリョウが一番良く知っていた。先程の件を謝罪しようと彼の住むアパートへ。しかし…セフレが来ていたので彼を追い返す事になる門倉。
セフレから同じアプリを使ってみて危険視している女とやり取りをしてみれば良いとアドバイスを貰う門倉。早速…サキへメッセージ。リョウの事を知っている事を匂わすと対面する日時と場所だけ告げるメッセージが入る。
指定された場所へ行くと…門倉の目に一際悍ましいオーラを放つ女性が目に入っていく。
6巻ネタバレ
サキは門倉の姿を確認。
顎をクイッと動かして付いて来いと合図。もう彼女が顔が割れている事を察して指示通りに着いていく。
辿り着いた先は彼女の住まう家。
最初は世間話をしようとするサキであったが…門倉は単刀直入に尋ねる。何故、リョウに付きまとっているのかと。
門倉はリョウがお前と出会ってから異常な事件が起き過ぎていると不安材料を告げる。
彼女の事を上手く出し抜こうと嘘でハッタリをかますが…サキは門倉のでっちあげの情報など嘘だとお見通し。
『リョウくんにあることないこと吹き込まれるのは正直メーワクなのよね』アプリで出会った素敵な彼女(6巻)
取引をしようと提案するサキ。
台所に向かって隠し部屋のスイッチを踏む。すると地下室へ続く道が開いていく。嫌な予感を抱いた門倉はキッチンにあった果物ナイフを隠し持って付いていく事へ。
一方、リョウ。
バイトしていた牛丼屋の前を通りすがると本部の人間である馬場と遭遇。話を聞くと店は営業再開が難しくなって引き払われる事へ。同時に今回の件で不可解な事をリョウへ伝える。
犯人は愉快犯ではなく…意図的にこの店を狙ったようにしか思えないと。
一方、サキに案内された地下室へ入る門倉。
そこには無数のデジタル機器。サキはリョウに取り付けたGPSで逐一、彼の居場所を把握していた。そして取引の材料として自分の身体を捧げる素振りを見せるサキ。
しかし、門倉は誘惑を拒否。
何故、そこまでリョウを大切にしているのか尋ねると…彼は命の恩人なんだと訴える門倉。彼に救われた過去話を語りだす。
昔話をしていると急に視界が歪んでしまう状況へ。彼女は家のあらゆる場所に媚薬を持っていた。さらに門倉の癖を把握しており、それを利用して媚薬を体内に入れていた。隠していた果物ナイフを取ろうとするがおぼつかない手足。
リョウの事が頭に思い浮かぶ門倉であったが…無慈悲にもサキに首筋を切りつけられて死んでしまう事へ。ここで第6巻は終了。
7巻ネタバレ
7巻はサキの狂気とエグいお仕置きが描かれていく。
リョウの親友である門倉を殺してしまうサキ。彼の携帯を調べて繋がっている女を見つける。
それは門倉のセフレであった。門倉は自分に何かあれば彼女へ警察に走って貰う予定であった。しかし、サキが門倉の携帯を利用してセフレとやり取り。
ブランド品を餌に…門倉の成りすましをして彼女を人気のない倉庫へ呼び出していく。
背後からスタンガンで襲って彼女の四肢を拘束していくサキ。意識が目覚めると椅子に座らされていたセフレ。ここからはサキの拷問が開始。指や目をくり抜かれたり…切断される酷い描写が続く。
この中でサキの狂気は父親の影響を何かしら受けている事が判明。
最終的にセフレは殺され…自宅に戻ったサキはリョウといつもの日常を繰り広げていく。リョウを誘惑して身体を重ね合う二人。最後は寝ているリョウを見つめるサキ。
意味深な言葉を放つと共に…最終的にリョウも殺す事を匂わせるサキであった。ここで第7巻は終了。
8巻ネタバレ
リョウは公園のベンチで門倉からのメッセージを受け取っていた。イイ女を見つけた。離れた場所に住んでるから少しの間、女の家で一緒に暮らすと。如何にも門倉らしいメッセージ。しかし、裏ではサキが門倉に成りすまして、リョウへ送っていた。
メッセージを読んでいるとベンチの隣に刑事の富村が座る。
用件は火事の事であった。富村は事故ではない可能性を匂わせる。
富村はリョウは間借りしている住所を教えて欲しいと伝えるが…聴取は義務ではないので拒否するリョウ。サキに迷惑もかけたくなかったからである。
彼が何も答えないと察して…名刺だけ渡して立ち去ろうとする富村。そんな彼を引き止めてひとつだけ気になる事を伝えるリョウ。ちなみに何なのかは不明である。
富村はリョウ、そして間借りしている住所の人物に引っ掛かりがあった。
一方、大学では門倉のセフレがリョウに接触。
連絡が取れないので何処に居るか教えて欲しいと。メッセージで受け取った内容は伏せて追い返す。
大学の帰り…リョウは門倉の妹である真琴と遭遇。
カフェによって昔話など談笑をしていく。真琴は今回接触した本題を話していく。それは兄・門倉から変なメールが届いたと。
立て込んでしばらく連絡が取れなくなるといった旨のメッセージ。普段ならわざわざこんなメッセージは送って来ないはずだと。しかし、過去にも似たような事があったので心配する必要はないと楽観的であったリョウ。
再び昔話に花を咲かせて笑い合う二人。
その直後…二人の前にサキが現れる。
『その子…だぁ~れっ?』アプリで出会った素敵な彼女(8巻)
いきなりサキが現れて動揺するが…真琴を門倉の妹だと紹介。
乾いた笑顔で真琴に挨拶するサキであった。ここで8巻は終了。
9巻ネタバレ
リョウとサキの二人は真琴の一人暮らしする部屋へ遊びに向かう。
ペットを飼っていた真琴。
普段は温厚な猫だが…サキを見ると気性を荒立てていく。ベランダに出たサキは周囲を見渡すような素振り。その後はテレビを見ながら感動しつつ…談笑してお暇する事へ。
最後まで飼い猫はサキに対して敵意を剥き出しにしていた。
真琴宅を後にした二人。
リョウは一人で寄りたい場所があると伝え…一度サキと離れる事へ。
彼が向かった先はあるお花屋さん。
そこはリョウの隣人であったレイナがアルバイトをしていた。火事以来の対面を果たすリョウ。当時の事故について些細な事でもあれば教えて欲しいと訴えていく。
事故の件を思い出したくなかったレイナだが…当時…一つだけ感じた事があると伝える。壁も薄く作りもボロいアパート。リョウが帰宅してきたりすれば…空気の流れる感じがあったと。
火事当日はリョウの部屋から人の気配を感じた事を発するレイナ。
『誰かが…いたんじゃないかって思うよ…』アプリで出会った素敵な彼女(9巻)
ちなみにレイナが働いている花屋は彼氏の実家。事故の後…彼氏からプロポーズされて二人は結婚をしていた。
新しい人生を歩むレイナ。
一方、火事当日の違和感を聞いて…リョウの脳裏に過ったのはサキの存在であった。自分の部屋に入れる人物がいるならサキしか居ないと…。
場面はサキへ。
彼女はリョウに取り付けたGPSで居場所を確認していた。彼が花屋に向かったのを把握していたサキ。次はレイナが狙われてしまうのか…。ここで9巻は終了。
10巻ネタバレ
リョウは今までの不自然な現象、知人や友人の話を思い返していく。脳裏で全てサキの仕業ではないかと疑念が生まれだしていく。
そして街の掲示板には行方不明者として「小手河」といった女性の写真が貼り付けられていた。この時は特に気にしなかったリョウ。
そしてサキの待つ家へ帰宅。
彼女を見ると無意識に疑ってしまう状況。門倉へ相談したくメッセージを送るが既読もつかず…一体彼が何をしているのか心配になっていく。
門倉と最後にあった光景を思い出すリョウ。
一緒にいた女性を思い浮かぶ。そして掲示板で行方不明者になっていた女性と合致。さらにサキに対する疑いが増幅。
一方、門倉の妹である真琴。
リョウが忘れたパスケースを拾って彼にメール。その際、パスケースの中に名刺が入っていた。
場面はリョウ達へ。
食事を毒を盛られて意識を失ってしまうリョウ。意識が戻ると椅子に四肢を拘束された状態。ここで初めてサキが本当に危険な人物であった事を痛感。
背後には下着姿のサキが待ち構えており…彼女はリョウへキスして唇を噛んでいく。そして不敵な笑いをしながら意味深な一言。
『ようやく始まるのね…またあの頃のように…』アプリで出会った素敵な彼女(10巻)
リョウもサキの餌食になってしまうのか…ここで第10巻は終了。
11巻ネタバレ
遂にリョウの前で本性を露わにしていくサキ。
リョウは火事の件もサキの仕業なのか尋ねるが…どの火事の件を言っているのかわからなかったサキ。
それだけ過去に悪事を働いていた。
そしてサキはリョウを狙った真相を明かしていく。リョウには「パパ」の魂が宿っていると語るサキ。
彼女の意味不明な言動に頭は混乱。
そして「パパ」の保存してある眼球を取り出してくる。リョウを狙った理由は「パパ」の眼球と似ていたからであった。
それだけの理由で狙われた事に衝撃を受けるリョウ。
彼女は計量スプーンを取り出して生きて…今から目を抉って「パパ」と比較をしてみると言及。
時間稼ぎをしたいリョウ。
楽しみは取っておいた方が良いとやぶれかぶれの事を言ってサキの狂気を鎮めていく。眼球は後回しにするが別の部分を頂くと称してリョウの爪をペンチで剥ぎ取っていくサキ。
あまりの激痛に意識が遠のいていく。
スマホを奪い、壊そうとするサキだが地下室で壊すと通信が途絶えた場所が記録に残ってしまうと破壊を踏みとどまっていく。
一方、もしかしたらサキが自分のフリをして誰かにメールしていたり、他人に成りすまして自分にもメールしていたのではないかと考えるリョウ。これが何か突破口になるのか…。
窮地の中…どう切り抜けていくのか…ここで第11巻は終了。
12巻ネタバレ
サキも狂気がリョウを取り巻く中…彼女は外出を禁止する事にしてリョウを拘束から解放。少しずつ「パパ」の器になっていって欲しいと懇願する。
ひとまず「死」を免れたリョウ。
彼女を理解しようとするが…到底一般人に理解出来る代物ではなかった。同時にこのままにしていれば自分もいつか殺される事は明白。
彼女の無警戒さを利用して好機が来たら脱走しようと企むリョウ。
出来るだけ従順なフリをしてチャンスを待つ事を決意する。その夜…夕食を作るサキと接触。リョウはサキに従順な態度を示して彼女との信頼を築こうとする。
波風を上手く立てずやり過ごそうとするが…サキの狂気はリョウの理解の範疇を圧倒的に超えていた。
作ってくれた夕食を食べようとすると突然…包丁で小指を切断される状況へ。止血は後回しにして料理を口にして欲しいと常軌を逸した狂気を見せていくサキであった。
深夜になって隣で就寝するサキ。
彼女が寝ているのを確認して…直ぐに脱出しようと決意。そっとベッドから降りて部屋を出て行こうとするリョウ。しかし、サキは寝たフリをしていただけ。部屋を出ていくリョウを鋭い眼光で追っていく。ここで12巻は終了。
サキの狂気が怖すぎて主人公のリョウが本当に生き残れるのか心配なほどに窮地である(笑)
13巻ネタバレ
サキ邸から脱出を試みるリョウ。
下手に動き回っても分が悪いと思い物理的な脱出に全てを賭ける。リビングの椅子を使い窓ガラスを割って庭に出ようと計画。
しかし、サキ邸のガラスは防弾ガラス。
椅子で叩いた程度ではびくともしなかった。サキに追いつかれ結局、脱出する事は失敗。しかし、真琴から以前渡されたボイスレコーダーを装着していたリョウ。
サキの殺人に関する自供を録音する事に成功。
部屋に戻ってボイスレコーダーのSDカードを棚の上へ隠す事へ。追いかけてきたサキは睡眠導入剤を飲まして意識朦朧となって寝てしまうリョウ。
夢の中で門倉から頼まれたお願い事を思い出す。同時に行方不明になっていた門倉はサキと接触して殺された可能性を察する事へ。
門倉にお願いされた約束を守る為、今死ぬわけには行かないと強い思いが芽生えるリョウ。
その後、朝食を持ってきたサキと対面。この日、彼女は外出する事を告げる。部屋は施錠され身動きが取れないリョウ。サキはメイクとウイッグで変装。
タクシーに乗り込んで「川越フラワー」まで向かおうとしていた。ここで第13巻は終了。
14巻ネタバレ
変装したサキはレイナが働く「川越フラワー」へ足を向ける。目的地に到着するまでタクシー運転手のウザ絡みに合うが一言で運転手に恐怖を植え付ける。
一方、リョウは部屋で思考を張り巡らせる。
部屋に閉じ込められた状態。サキから逃げる事は不可能に近いと判断。彼女の犯罪を記録したSDカードを誰かに届ける方法はないか必死で考えていく。
川越フラワーに到着したサキはレイナと対面。
レイナに花を見繕ってもらい、彼女の隙が出来た瞬間に仕込んでいた凶器で殺そうとするが…そのタイミングでレイナの彼氏が配達から帰宅。邪魔が入った事でレイナを始末する事が出来ず…変装したサキは花で購入して店から立ち去っていく。
レイナを殺せず不完全燃焼のサキ。途中、男からナンパされ…付いていく事へ。リョウに関してはサキを出し抜く良い案が浮かんでイメージトレーニングをする。
ナンパ男と路地裏に入ったサキ。
レイナを殺せなかった鬱憤をナンパ男で晴らしていく。男の膵臓を剥ぎ取り…男に飲ませようと狂気的な一面を見せるサキ。ナンパ男を殺し、気を紛らせる事ができて、彼女は帰路へ。
15巻ネタバレ
リョウはどうやってSDカードを外に持ち出すか企んでいた。そして彼は作戦を決行する。自分の意識の中にサキのパパが乗り移って来たような演技をするリョウ。
それを聞いたサキもテンションが上がっていく。
上手く彼女の機嫌を取りながら、リョウは親友・門倉から借りたジャケットに手を伸ばす。これだけは自分が正気を保てている内に返したいと訴えるリョウ。
ここでリョウとサキの駆け引きが始まる。
サキはある条件を出してジャケットを返す段取りを組んでくれる。条件は存在しない住所や名前を使用。文面はサキが作るといった事で合意。
無事に配送の手配が進み、荷物を送り届ける為に外出をするサキ。しかし、サキはリョウの事など最初から信用しておらず…彼が荷物に細工を仕掛けている事に気付いていた。
荷物を送り届ける途中でジャケットの襟に隠されてたヘルプメッセージを発見するサキ。ジャケットと一緒に燃やしてしまう。リョウにとってもここまでは想定内。
本当の狙いは荷物を入れた箱の外側にSDカードを仕込んでいた。彼女は中身は捨てても箱は再利用すると考えていたリョウ。
そして箱に気付く人物は真琴を想定していた。
彼女なら兄である門倉の部屋の様子を定期的に来ていると読んでいた。それでも箱のSDカードに気付くかは賭けであった。
一方、真琴はリョウの読み通り、門倉の部屋を訪ねていた。ポストには配達の不在票。リョウの計画は成功してSDカードを真琴に手渡す事が出来るのか…。ここで第15巻は終了。
16巻ネタバレ
門倉のジャケットを返却すると見せかけてマイクロSDを外に出すリョウの計画。サキが帰宅して来て、これが成功したのか…不安が過る。
食事を提供されるとサキはリョウが自分に嘘をついた事を見抜いており、彼を問い詰める。そしてサキの酷い「お仕置き」がリョウに待っていた。ただ、マイクロSDの件がバレていればお仕置きはこんなモノでは済まないと思っていたリョウ。
本命の狙いはサキにバレずに遂行したと解釈。一方、真琴はゼミの課題でオートサシノフィリアといった欲求を知る事になる。その後、ゼミの先生に殺されたい人間と殺したい人間が巡り合った時に何が起こるのかを問う。
「それは過剰な蜜月となる」と意味深な言葉を匂わせるゼミの教授。その後、真琴は兄である門倉の住んでいたアパートを訪ねてみる。そこには郵便の不在配達票。リョウの計画は遂に真琴の手に届くのか…。ここで第16巻は終了。
17巻ネタバレ
リョウのメッセージが入ったダンボールを手にする真琴。飼い猫のおかげもあって真琴はダンボール裏に隠してあったSDカードの存在に気付く。
気になった真琴はSDカード内の情報を調べるが…そこにはあった音声ファイルはノイズが酷くてほぼ何も聞き取れない状態であった。それでも彼女は何かの手掛かりになる可能性があると思い、刑事の富村へ連絡。
彼女はSDカードの音声を富村へ聞かせる。そして兄やリョウが失踪した事に無関係なはずはないと主張。富村がSDカードを預かり、この時はお開き。
その後、真琴はリョウのパスケースからカードの利用履歴を見るとS駅を頻繁に利用している事を突き止める。考えるほどサキの事が怪しく思えてしまう真琴。
以前、サキと会話した時の事を思い出し、S駅近辺の高級住宅街に目星をつけた真琴。彼女は僅かな可能性にかけてサキの家が高級住宅街にないか探してみる事を決意する。
18巻ネタバレ
真琴はサキの家を発見しようと一軒、一軒、目星となる住宅を探っていた。一方、サキの家では彼女の狂気に翻弄されるリョウ。
その後、真琴は刑事・富村の相棒である楠へ連絡。真琴はリョウが監禁されている可能性があるサキの自宅について絞り込んだ情報を提供。
情報を聞いた楠は富村へ連絡。
真琴が目星をつけた家の表札が「ノウジョウ」である事を伝えると…富村の表情が豹変。
そして富村はサキの素性がわかったように伝える。サキは「ヨーシン製薬の能條早季子」だと楠へ伝える事へ。
引き続き、楠には真琴の護衛と尾行をするように指示。役目を終えて署に戻ってきた楠は富村と合流。
警視庁のデータベースにアクセスしてサキを調べていた富村。彼女は過去のある事故の被害者遺族だった事が判明。同時に富村は彼女がリョウの住んでいたアパート火災の犯人である事を確信。
富村達は火災犯捜査担当だったのでアパート火災の犯人としてサキと接触しようと試みていく。
19巻ネタバレ
富村は8年前の事件について楠へ語る。それはヨーシン製薬の元社長・能條蔵彦の事故。彼は地方の山中で落下事故によって死亡。蔵彦の唯一の身寄りは養子のサキだったことを明かす。
そして蔵彦が会社のトップから身を引いたと同時に彼の周りではキナ臭い出来事が続いていた。さらにこの事件を担当していたのが楠の父親であった。
楠は過去、自分の父親が担当していた蔵彦の事件を調べ、サキが入っていた施設「養心園」を突き止め…富村が足を運ぶ。
この施設は蔵彦が支援していた施設でもあった。富村はそこに描かれていた蔵彦に自画像を見て気付く…蔵彦の目がリョウとそっくりであると…。
そして蔵彦の過去回想。
彼は施設を支援すると共に施設の子供達を見下していた。同時にサキと初めて接触して彼はようやく捜し求めていた相手を見つけたような胸騒ぎを感じる。
学生時代から美しい女に滅茶苦茶にされて殺されたい願望を持っていた蔵彦。その女がサキである事に確信を得ていく蔵彦であった。
一方、楠は入院していた父親と接触。能條早季子が捜査対象にあがっている事を告げると…蔵彦の事件で彼女と接触をしていた楠パパは当時の彼女の印象を伝える。
養父を失ったサキの表情は深い情交に満たされた女の顔を覗かせていたと…。
20巻ネタバレ
サキはリョウに昔話を始めていきます。本当の両親をどうしたのか…そして養父として引き取ってくれた蔵彦の事など。
一方、真琴は楠と合流。
サキの家にリョウが捕らわれている可能性がある事を示唆。その保証となる背景も明かします。サキの家に食材を届ける配達員が来るのは明日である事を明言。
それに乗じてサキとの接触を図ろうとしていた真琴。
しかし、真琴の言葉を鵜呑みにして独断では動けない楠。それでも真琴は楠へ一緒にサキの家に来て欲しいと懇願。
葛藤が生まれる中…仕方なく真琴のお願いを聞き入れる楠。あくまで彼女をサキの家まで送って…監視する所まで承諾。
場面は翌日となり…バイクに真琴を乗せ…サキの家へ向かっていきます。
21巻ネタバレ
富村は楠が真琴と共に行動している事に気付く。そして、真琴達はサキの家の前へ到着。
突然、真琴が持参していたアルコールドリンクを大量に飲みだして焦る楠。真琴の狙いは「相手が想像もしていない手を打つ」ことでした。
サキ宅ではリョウが拷問中。
アソコをハサミで切られそうになる直前…インターホンが鳴って酔った真琴がサキを呼び出す状況へ。
リョウを疑いつつ…取り敢えず真琴の対応をする為、玄関へ向かうサキ。拘束されていたリョウはサキがいない間に何とか拘束を外そうと落ちたナイフを拾っていきます。
そしてサキと真琴が邂逅。真琴はサキのボロを出し…家の中にリョウがいる事を暴き出す事が出来るのか…!?
22巻ネタバレ
酔っ払いを装ってサキに接触を図る真琴。怪しむサキに対して嘔吐、小便をしてサキを翻弄していきます。
ふざけた行動をする真琴の胸ぐらを掴んで怒りを見せるサキ。そこへ楠が現れます。
何かを察したサキは楠を自分に近づけようと誘導。楠も警戒しながらサキ宅の庭へ入ってきます。彼女が左手に何かを隠し持っていると感じる楠。
しかし、それはリモコンで…庭のあらゆる場所に罠を仕掛けていたサキ。リモコンで作動して楠の動きを止めていきます。
一枚上手だったサキ。楠と真琴の二人は庭に閉じ込められ…恐怖で後退りしていく真琴。楠が真琴に下がらないように忠告をします。真琴の後退りする背後には家の基礎部分からカッターが飛び出そうとしていました。
追い詰められる楠と真琴。二人は助かるのか!?
23巻ネタバレ
楠と真琴を一人で追い詰めたサキ。家の中へ入れようとした時…背後から刑事・富村がサキに攻撃していきます。既に他の刑事も呼んでおり、サキの家を囲う準備は万端。
左目に注射器を刺されたサキでしたが、自身で左目を抉って真琴を連れて家の中に入っていきます。
隠していた拳銃を手に取って発砲。真琴を人質にするサキ。銃弾が酒瓶を割って、家に火がついてしまいます。隠し地下室の扉を開いて逃げ込もうとするサキですが…。
地下室への扉が開くと人影が…!?
24巻ネタバレ
最後はリョウが背後からサキを殴打。そして事件から一週間が経過。サキは逮捕され、リョウも真琴も無事で入院。そして、真琴には伏せられていたが遂に兄である門倉マコトも遺体で見つかった事が真琴に言い渡されていきます。
一方、サキは事件の全てを包み隠さずに証言。
その美貌と弁護人さえつけずに一人で裁判に臨む彼女の姿には多くの人間が魅了され、ネットでサキは崇拝される状況へ。
リョウと真琴は良い関係へ発展。その頃にはサキへ死刑判決が下っていきます。
二人に穏やかな日常と幸せな日々が戻ってくる中…ある事件が起こります。バイトしていたリョウは仕事中にあるニュースを耳にします。
それは死刑囚であったサキが医療施設から逃走したニュースでした。直ぐに嫌な予感を抱いたリョウはバイトを放りだして真琴のマンションへ向かいます。同時に真琴へ連絡。
彼女は連絡へ出て、大丈夫だと伝えますが…真琴の隣にはサキが首元にナイフを突き立てている状況でした。
25巻ネタバレ
脱走したサキは真琴とリョウが住む家へ。そして真琴を人質にしてリョウとの対面を計画。
警察署ではサキの脱走を手伝ったと言う男が彼女は「養心園」に向かった事を伝えますが…刑事の楠と富村の二人だけはサキの向かった場所がどこかを察していました。
一方、人質になっていた真琴を見て、どこか落ち着いている様子に違和感を抱くサキ。
リョウと電話していた内容を思い出し、彼女が猫の名前を違う名前で呼んでいた事に気付きます。これで真琴がリョウへSOSを出していた事を察したサキ。
またリョウもその直後、富村へ連絡してサキが真琴のマンションに向かった事を伝えていました。警察が訪れるのも時間の問題だと察したサキは覚悟を決めます。
リョウと対面する計画は変わりませんが、来る警察の人間を皆殺しにする事を決意。早速、刑事の数人が真琴のマンションに入りますが…サキはナイフ片手に3人の刑事に襲いかかっていきます。
26巻ネタバレ
分冊版26巻は本作の完結巻となります。
警察相手に暴走するサキ。一人、一人と迫ってくる刑事を殺っていく中…富村が現場へ合流。右手を犠牲にして一時的にサキの行動を静止させます。
その直後、リョウが反対のマンションから身を乗り出し、自分を「パパ」と称してサキを呼び寄せます。リョウをパパだと解釈したサキはマンションのベランダからダイブ。
リョウのもとへ向かいますが…届くはずもなく、そのまま落下死。こうして事件はサキの死を持って解決へ。
そんな中、楠が富村へある意味深な発言。富村はこれ以上、二人に背負わせる事は出来ないとリョウ達に伝えていない「何か」がある事を仄めかします。
そして6年後。
リョウと真琴の間には「誠司」といった子供が産まれており、幸せな家庭を築いていました。
誠司を呼びに外の公園に足を向ける真琴とリョウ。誠司はある一人の女の子と一緒に遊んでいました。その女の子はリョウを発見すると…衝撃のラストが描かれると共に作品は終わりを告げていきます。
「アプリで出会った素敵な彼女」最終回や結末は?
遂に26巻で完結を迎える「アプリで出会った素敵な彼女」。
最終回や結末はサキの死を持って、ようやく事件が解決する形となります。しかし、最後の最後でサキに似た女の子がリョウを見るなり…「パパ」と呼ぶ姿。
この女の子の秘密に関しては作中で楠が発した意味深な言葉がヒントになっていきます。
結末に出てきたサキ似の女の子の正体は?
26巻の中で刑事・楠が「サキは脱獄前に病院で…」と言葉を濁す場面がありました。また富村は「これ以上は二人に背負わせられない」と発言。
ここからは推測ですが、サキはリョウとの子供を身ごもっており、脱獄前の病院で出産をしていたと推測が出来ます。
最後に出てきたサキ似の女の子の正体は恐らく、リョウとサキの間に出来た子供ではないでしょうか。なんとも怖い結末を迎えます。
出来れば1話、2話程度分で良いので「その後」を描くストーリーが描かれて欲しい!
「アプリで出会った素敵な彼女」感想
サキといった女性が何を考えているのか不明で異彩な怖さを放つ作品。
1巻の冒頭からサキが危険な女性である事は判明していくが…彼女がリョウに執着する理由は一体何なのか…。
サキは美人だけど底が知れない恐怖を放つ女性。
非常に続きが気になってしまうサスペンス漫画となっています。同時にエロス要素も少し含んでいるのが憎い(笑)
物語はかなり面白いので本格的なミステリーサスペンスを楽しみたい人に是非、おすすめしたい漫画。門倉の運命やリョウの行末が気になっていきますよ!
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