adabana~徒花~【上巻ネタバレ】仄暗い謎がひしめく究極のサスペンス漫画!

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えー、新シリーズをご紹介する。
2021年5月現在まだ下巻は出ていないが、上・中とあるので多分3巻完結になるのであろう、サスペンス漫画である。

NONという漫画家は結構キャリアのある人で、この作品については手塚だいという人物が「原案」としてクレジットされている。

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adabana~徒花~【上巻】あらすじ

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舞台となるのは山形県の森中市という架空の街。ある日、人間の手首だけが発見される。五十嵐真子(まこ)という17歳の高校生のものであったことが判明する。そして、「自分が犯人である」と称する人物が警察に出頭してくる。藍川美月(あいかわ みづき)、17歳。五十嵐真子の同級生である。

真子の口から犯行の経緯や詳細などが語られていくのだが、どうもその証言にはおかしいところがあり……というのが、とりあえず上巻の概要となる。

adabana~徒花~【上巻】ネタバレ

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巻頭で、五十嵐真子の死体と、ノコギリを持った美月(人間を解体するにはノコギリがほぼ必須。犯罪学の常識である)が描かれているので、美月が「何らかの形で事件に関わっている」こと自体は確定と思われる。

美月は警察に出頭するにあたり、「犯行に用いたもの」と称する包丁を持参し、それを警察署のロビーで取り出したので、とりあえずすぐ身柄を確保された。で、供述が始まる。以下はあくまで「供述の内容」である。つまり、地の文に書かれた事実ではなく、語られた話ということだ。だがともかく、その内容を追ってみよう。

真子と美月は友人同士であった。真子は早くに母親を亡くして家は貧しく、ラーメン屋をやっている叔父のところで働いていた。

だがこの叔父というのがくせものであった。ある日、どういう話の流れでそういうことになったのか分からないが、美月はその叔父からポルノビデオ出演を勧められた。拒否して逃げようとしたらレイプされそうになったので、とっさにその場にあった包丁で斬りつけたところ、頸動脈に入ってしまい叔父は死んだ。

その現場に真子が入ってきて、二人は話し合いの結果、叔父の死体を古井戸に捨て、事件を隠滅することにした。

ところでここまで登場していない重要人物がもう一人いる。真子のストーカーをしている、その元カレである。どうも、叔父の失踪について何か感づいているらしく、美月にも接触してくる。

さて、筋の通る供述はこのあたりまでである。そのストーカーをどうするかについて美月と真子は意見が対立したらしいのだが、なんだかよく分からないうちに口論になり、カッとなった美月は真子を包丁で刺した。と、供述では言っている。だが、死体をバラバラにした理由がよく分からないのである。どうせ自首するくらいならバラバラにする理由も特にはないし。

というあたりで、刑事たちと、ついでに美月の弁護士(国選)が美月の供述に疑問を持ち始めるわけである。

もっとも、真子の死体は美月の供述通りの場所で発見され、また叔父の死体も見つかったので、「まったくの荒唐無稽な嘘の供述」ではないらしい。ただ、美月が凶器として提出した包丁を科学的に調べたところ、叔父の血はついていたが真子の血は検出されなかったという。

弁護士はそのストーカー、暁裕樹に会いに行く。詳しいことまでは分からないが、とにかくヤバそうな男だという印象である。といったあたりで、中巻に続く。

adabana~徒花~【上巻】感想

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上巻だけでは謎だらけで何が真相やらという感じなので感想もなにもないのだが、ほの暗い感じのサスペンスとしての仕上がりは悪くないと思う。

まあ、何はともあれ、「答え合わせ」としての中巻の解説にさくっと進むことにしよう。

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