漫画「ぼくたちLGBT」はバイセクシュアルをカミングアウトしているトミムラコタ先生のコミックエッセイ漫画。バイだけでなく様々なセクシャリティに精通した漫画で勉強になることがたくさん。その手の専門用語が連発される漫画でもあるので専門用語の意味を事前に知っておいた方が楽しめる作品。
私もこの手の作品はあまり読まないのでまずは専門用語の勉強から。以下でこの漫画で出てくる専門用語の簡単な意味合いを。
- LGBT:ゲイ、レズ、バイなど性的少数者を限定的に指す言葉
- レズ:女性同性愛者
- ゲイ:男性同性愛者
- バイ:両性愛者
- フェム:女性らしい格好をしているレズビアン
- バンギャ:ヴィジュアル系バンドの熱心なファンである女性を指す言葉である。
- ノンケ:同性愛指向のないノーマルな人を指す言葉
- FtM:女性から男性になった人のこと
この辺りの言葉は多用されているので言葉の意味合いを知っておくと内容も入ってきやすいかと。この漫画はLGBTの人達の悩みや考えを知ることができる勉強になる漫画となっています。内容的にも面白かったです☆彡
漫画「ぼくたちLGBT」ネタバレ
この漫画は0話〜4話、おたより待ってます、あとがきといった内容が収録されています。各話の内容などを解説していきます。
0話
バツイチ・子持ち・26歳のフリーランスイラストレーター兼漫画家であるトミムラコタ先生の人となりがよくわかる話。あとこの漫画を描くキッカケとか。コタ先生を尋ねる人は意外と明るくカミングアウトをする模様も描かれている。
1話
ここでは著者の17歳時のお話。
どうやら10代の頃にバイ、レズの子と出会いたくレズビアン専用の出会い系サイトを利用していたらしい。その当時に出会った人や軽くだがビアン専用出会い系サイトのノウハウなんかも触れている。
ビアン専用サイトを利用して初めて出会った人物が描かれるがパンチの効いた人(笑)バンダナマスクして出会って5分で告白されたら確かに逃げたくなるよね…。
あとLGBTの人達のそれぞれの事情は勉強にもなった。色々な物事の考えがあるんだなぁ〜と。
2話
続いては14歳の時のお話。
新宿2丁目に足を踏み入れたのが14歳。中学2年生だと言うのだからビックリ。
著者の黒歴史が語られたり、当時は人気であった「モカ」といった人のブログ話。モカさんのチャットに入り浸り、14歳でオフ会に参加など壮絶なエピソードが語られる。この時の会場が新宿2丁目だった模様。なぜか途中でカイジ風の顔つきになったり(笑)
この時、出会った人達とは今も交流があるらしい。素晴らしい絆!
3話
3話の見所は親へのカミングアウトするエピソード。
勢いで母親に女性が好きかもしれないとカミングアウトした時の母親…(笑)。器がでかいと言うのか、サバサバしているというのか…。凄くあっさりと受け入れたようだ。
そして父親は14歳から12年経った、現在で娘がバイセクシュアルだと知ったようだ。クスっと笑える場面が多くてグッド!
その他、ちょっと下ネタの話。FtMな人との出会い話など4コマ風でコメディタッチで多くのエピソードが満載になっています。
4話
4話は著者が取材を元にしたLGBTの方達のケースが描かれる。
Lの竹琉さんの話がメイン。もともと著者と知り合いだったらしく竹琉さんとの出会い。竹琉さんの彼女との話。竹琉さんの悩みや考えなどがわかる話などなど。
自分の知らないセクシャリティの世界が知れる漫画「ぼくたちLGBT」
自分の知らなかった世界を詳しく知ることができる漫画でした。LGBTの人達の考えや悩みなどを端的ですが知ることができたり。
コメディタッチで描かれているのでサクサクと読んでいくことができるのも魅力かな。
LGBTを知るといった意味でも良かったですし、コミカルなので笑える漫画でもあります。個人的には多くの人に読んでもらいたい漫画です。続刊も希望!興味が出た方は是非、チェックしてみて下さいね☆彡
ぼくたちLGBT
「トミムラコタ、バツイチ子持ち26歳、バイセクシュアルです」 ツイッターでカミングアウトして大反響! レズビアン出会い系サイトにハマる高校時代! 早すぎる新宿二丁目デビュー!! マンガで親にカミングアウト!? ゲイ友からの“夜のお試し”勧誘…!!?? etc…著者自らの体験とともに、出会ったLGBTsの人々をコミカルに描く99.9%実録エッセイマンガ!
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