漫画「映像研に手を出すな!」3巻ネタバレ感想!音のスペシャリスト登場!加速する映像研!

映像研には手を出すな!(3)

漫画「映像研に手を出すな!」3巻あらすじ

前巻までの続きのネタのプロットは一通り冒頭で消化して、大きく新しい話が始まる。

この先も映像研は三人で回していくのかと思ったら、新キャラクターが加入である。「音の専門家」。SE(サウンドエフェクト)を撮り貯めている、百目鬼(どうめき)という新キャラクターが登場し、なんやかんやの末に実質的な仲間に加わるのだ。

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2018.03.01

漫画「映像研に手を出すな!」3巻のネタバレ&感想

ドウメキは音響研という映像研以上にマニアックな(というか、一人でやっている)活動を一人でやっていた。部屋を(それも複数)埋め尽くすほどのSEを偏執狂的に撮り貯めて、それで何をするというわけでもなく博物学的に収集しているという変人である。

ちなみに出すべきところに持って行けばけっこうな金に換金することもできるほどのものであるが、ドウメキはそれは嫌がる。まあ、そういうことをする漫画というわけでもない。結局その音声は、映像研のつくる映像の中に活かされることになる。

言うまでもないことを言うがこの漫画は漫画である。漫画であるから音は鳴らない(そのうちアニメ化したりするかもしれないが)。

音は鳴らないから音のリアリティなどというものは読んでいる限りにおいてはあまり気にせずにスルーしてしまうこともできるのだが、マニアックな音響の専門家、というインパクトのある人物を投入することで一気に読者を「音」に注目させていく話作りは本当にうまいと思うし感心することしきりである。

さて、今回もまたアニメを作る。ビームでUFOを撃ち落とす、というのが主題の短いアニメーションなのだが、ここで主人公・浅草のこだわりが炸裂する。

なんとなれば、「ビームは目に見えてはいけない」のである。理屈は筆者の頭では分かりかねるのであるが、古典的な宇宙ものSFなどでよく出てくる「色のついたビームが飛んで行って敵メカを破壊する」みたいなものはすべて虚構であり、現実の光線兵器というのは色があってはいけないらしい。無色透明が正しいビームなのだ。

だが金森がそれを突っぱねる。

「一般の視聴者にそんな小難しい理屈が分かるか!分かりやすさを優先しろ!」というわけだ。

これで「じゃあしょうがないから色つきのビームを飛ばそう」となるのが凡作であろうが、本作においてはそうはならない。そこで重要な役回りを演じることになるのがドウメキである。

ビームが飛ぶ、そのビームそのものは描かないが、発射されたシーン、破壊されるシーン、その間をうまくSEで繋いで、「ビームが発射されてメカが破壊された」という演出をする映像を作成するわけである。

ちなみに今回は作った作品をどうするかというと、同人即売会みたいなところに持って行って売ることになる。いちおう学校の部活動としてやっている手前、生徒会や教員から「それはダメだ」と言われたりするのだが、そのあたりはなんだかなんだでうまいところ誤魔化して、ともかく売る。

はじめはカリスマ読者モデル水崎ツバメの人気を前に出し、しかしそれだけではまずいということもあるので次にはそれをひっこめ、なんだかんだでアニメ円盤は結構売れた。

今巻の最終シーンは、浅草が自分たちの作品を観て「まだまだだなぁ」みたいな事を言って次巻への引きである。

この作品は相変わらず勢いが凄い。

一巻からかっ飛ばし続け、3巻まで終わったところまで来ても「安定期に入る」という感じがまったくない。どんな勢いのある作品でも3巻まで続くとなれば「一段落」とか「キャラクターが出そろった」とかそういった守りが出てきて当然なものであるのだが、そういう面からもこれはやはり凄い作品である。

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