漫画家をテーマにした代表作と言えば「バクマン」ではないでしょうか。真城と高木。懐かしいです。ですが漫画家をテーマにした漫画は他にもまだたくさん存在しています。今回はバラマツヒトミ先生が描く「トキノワ荘の日常」といった漫画の解説・レビューをしていきます。
実はこの漫画、電子書籍ストアでもある「BookLive!」発のマンガレーベルである「NINO」から出版されています。また電子書籍ストアのBookLive!で閲覧期限はありますが、無料連載されている漫画でもあります。
バクマンとは違い、ゆる〜い漫画家達の奮闘記を垣間見ることができます。何より関係性が少しBLチックなのが女性の心を鷲掴みにしてくれますよ!
しかも、発売はBookLive!や系列ストアであるハンディコミックだけ。人と少し違った漫画が読みたい方は必見です。
漫画「トキノワ荘の日常」1巻のあらすじ
木造アパート「トキノワ荘」 にはプロの漫画家を目指す、赤坂翔(あかさかしょう)、寺田朝(てらだあさ)、石神エイジ、鯨井遥(くじらいはるか)の4人が共同生活をしていた。彼らは漫画を描けるほど集中できるような環境ではない。しかも4人とも25歳以上。鯨井のみ年齢不詳になっている。
果たして、プロの漫画家になれるのか…とにかくドタバタして読んでいてホッコリできるコメディー漫画に仕上がっている。
⇒「トキノワ荘の日常」を試し読み(BookLive!へ移動)
BookLive!の検索ボックスに「トキノワ荘の日常」と検索すればすぐにヒットします。
漫画「トキノワ荘の日常」1巻のネタバレ感想
1巻は全2話、わずか38ページになっている。当然だが漫画の価格も安い。税込162円である。真面目な赤坂、漫画より家事に精を出す寺田、厨二病な石神、エロ漫画を描く鯨井といった4人がとにかくドタバタする漫画だ。
赤坂は翌日にネームを出さないといけない。必死で漫画を描くが石神、鯨井がギャーギャーとじゃれ合い漫画を描くことに集中できない赤坂。
途中、二人に赤坂はキレるが結局、二人の仲に入り一緒に遊んでしまう。当然、ネームの提出はできない。
赤坂は寺田、石神、鯨井に漫画の添削をお願いするもドンドン、不埒な方向へ進んでいく。終いには十字架に縛られて口に玩具までハメられる(笑)
とにかく、ゆる〜い漫画
とにかくキャラがゆるい。本当にプロ漫画家になる気はあるのか…と思うほどゆるい。でもそこがいい。
各キャラも個性的で嫌味がない。
ちなみにカバーに登場している金髪の子は2話ラストに登場してくる。まだ4人と絡みがないので次巻が気になるところ。
男同士のSM描写あり
これもかなりゆるいが、ロリエロ漫画家である鯨井と真面目に漫画家を目指す赤坂のトキノワ荘で関係を表すかのように赤坂が服従する。鯨井は赤坂を「緊縛・逆海老縛り」を施す。
ここからの赤坂はもう鯨井の言いなり。
「この棒が欲しいんだろ?」
「この卑しい豚にお納め下さい、鯨井さまぁ」
(ここの描写は読んで確かめて欲しい)
ある意味、柔らかいBL漫画になっている。
漫画家を目指す男4人が一つ屋根の下で共同生活をしているのである。まともな生活ができるはずもない。だからと言って重苦しい雰囲気の漫画ではなくホッコリできるコメディに仕上がっている。
漫画家を目指す人の共同生活を覗き見したい…柔らかいBL漫画を楽しみたい…漫画家に憧れを抱いている…なんて方におすすめしたい一冊だ。
漫画としてボリュームは少ないが価格も安いのでメインで買う漫画のおともに。コメディ漫画なのでボリュームが少なくても笑えて満足度が高い作品に仕上がっている。
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