漫画「時間島」ネタバレ感想!狂気の事件を引き起こした黒幕が意外!

時間島

椙本孝思先生の原作小説をコミカライズした漫画「時間島」を読んでみました。この漫画は1巻完結のホラー・サスペンス・ミステリー・SF要素の混じった漫画です。作画は松枝尚嗣先生が担当をしています。

矢郷島に廃墟探訪のロケとして訪れたTVクルーや役者達がある悲惨な事件に巻き込まれていく物語を描いた漫画になっています。この矢郷島の地底湖は落ちると時間を5年後に進めてしまうといったSF要素も入り組んでいます。

物語のあらすじとしては矢郷島で起こる殺人事件を食い止めるべくTVクルーのアルバイトや出演者のアイドルが翻弄していきます。事件の唯一の生存者である人物も未来から助言をして矢郷島で起こる事件を防ごうとしてますが結末は以下に…。

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時間島

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漫画「時間島」ネタバレ

まず舞台となる矢郷島は地底湖に落ちると時間が5年進んでしまういわく付きの無人島。そこへ廃墟探訪と称した番組を作るために訪れたTVクルーや役者達。

しかし、そこで悲惨な殺人事件が起こっていきます。

過去を知る人物からのムービーメール

最初は平和にロケも進んでいきますが、この漫画の主人公的な役割を担っているTVクルーのアルバイトである佐倉といった男子大学生が地底湖に近づき、会社支給の携帯電話を池に落としてしまいます。

そこから不思議な現象が…。
落としたはずの会社支給の携帯から自分の本当の携帯にムービーメールが送られてくる佐倉。

ムービーには顔を包帯で巻いたミイラ男が摩訶不思議な事を語り始めます。

それは今から矢郷島で悲惨な事件が起こり、自分はその事件の唯一の生存者だと佐倉に言います。現在の佐倉のいる時間軸で起こる事件を把握しているミイラ男は佐倉に助言をして事件を防ぐ、犯人を探すように指示。

最初は半信半疑の佐倉でしたが、実際にミイラ事件の言った通りに事件が起こり真実味を帯びてくるように。

やがて佐倉はミイラ男の言葉を信じるようになり、事件を解決するべく1人で犯人探しに翻弄していきます。

食い止められない悲惨な事件…その時、ミイラ男の正体が…

ミイラ男からの助言はあるものの、事件を食い止められない佐倉。島に訪れた役者やTVクルーの人数もみるみると減っていきます。

そんな時、再びミイラ男からムービーメールが届く佐倉。

そこでミイラ男は顔に巻いていた包帯を外して正体を佐倉に明かします。そして思いの丈を佐倉にぶつけて何としても事件を食い止めて欲しいと懇願します。

ちなみにネタバレしていきますが、ミイラ男は当時の事件のショックで犯人の顔を覚えていないこと。そして正体はロケの出演者でアイドルである5年後の『青葉まゆ』でした。

事件の唯一の生存者ですが右腕や腰、頭に大怪我を負ったことで顔が変形した状態でした。彼女は当時の無念を佐倉に語りはじめて自身の真相も佐倉に伝えていきます。

青葉まゆに恋心を抱いていた佐倉はまゆの気持ちを汲み取って再び事件を解決すべく翻弄していきます。

過去は変えられない…生存者はまたも青葉のみ

物語は進んでいきますが佐倉は犯人を見つけることができません。ましてや自身も殺人を犯してしまうまでに。

最後は矢郷島に訪れる大地震と共に佐倉は島の廃墟に飲み込まれていきます。未来からの助言があっても生き残ったは青葉まゆ1人でした。

しかし、少しだけ違いが…。
それは青葉まゆは佐倉のおかげで地震による怪我を免れて無傷で生き延びることに成功します。

漫画「時間島」結末・感想

時間島

佐倉は青葉まゆに伝えます。
再び、5年後に過去の自分達がこの事件に巻き込まれる。その時に助言を与えて過去を変えてくれと…まゆに託します。

そして、5年の月日が流れて青葉まゆは佐倉が地底湖に落とした会社支給の携帯電話を見つけます。

青葉まゆの取った行動。
それは5年前と同じく、自分だけが無傷で生き残るように矢郷島に訪れた人間達にムービーメールを送り、行動をコントロールするように仕向けました。

青葉まゆは矢郷島からの生存者として注目されて現在では時の人。彼女はその成功を変化させたくないがために、矢郷島での事件をコントロールすることにしました。佐倉の想いは届かすこの漫画は幕を引いていきます。

このような何ともミステリーな物語です。
青葉まゆはもう何度もこの事件をコントロールしてループさせているのか不明ですが当時から各人物にムービーメールを送っている事からループさせている可能性が高いです。

まさかの人物が黒幕だった。そして疑問は残りながら考える楽しさを与えてくれる漫画です。漫画を読んで考察をすることが好きな人にもお勧めした作品です。興味が出たら是非、読んでみて下さいね☆彡


時間島

時間島

原作・著者松枝尚嗣 / 椙本孝思
価格594円

かつて、炭鉱で栄えた「矢郷島」。現在では巨大な廃墟となった、この無人島を訪れたテレビ撮影班一行。撮影は和やかに進み、無事に帰れるはずだった――AD・佐倉の携帯に、謎の「ミイラ男」から「お前たちは全員殺される」という「予言」が送られてくるまでは――。真夏の無人島を舞台に繰り広げられる、異色ホラーミステリーのコミカライズ!

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